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なにくそ!俺はここにいる①
京都府 飛田洋さん(59歳)


先生、交換は・・・?

【栄養補給】

脳梗塞で倒れ、気道確保の為、声を失い、手足はマヒしていた。
栄養補給の為、術後、当初は鼻にチューブを入れ、とってたらしい。
記憶に残ってない。
意識にあるのは点滴で薬剤と投与されてからで神経質だから、点滴が終わり血管に空気が入らないか、点滴中気の休まるときはなかった そのため家族と義姉が毎日付きっ切りだった。
無意識に見舞い客の手が触れて、血管から液が漏れることもしばしばだった。
その都度貼りで血管をまさぐるのが苦痛だった。
薬剤が終わり、今後の栄養補給野方法として主治医からPEG(=いろう)について話された時、介護の負担が軽減されると聞いてお願いした。
退院前の検査の時にすることになり、手術室では、胃カメラを飲みだして、私のむせ込みが、ひどく度々吸引をお願いしていろうの手術も中断かなと思ったら終わってた。
六ヶ月で取り替えるとの事だったが、事情で八ヶ月になったが別に異常はない。
おまけに自宅のベットで雑談中終わっている。
いろうが体に存在している事も気づかない。
八ヶ月の入院中、一度もナースコールできなかった指も、栄養状態が好いのか?倒れて三年、毎日朝食前と昼食後に六時間パソコンで2250編の作詞しているし、更なる回復をいろうにした事で願っている。

午後4時5分

<主治医より一言>
いゃー、参りました。調子がよかったので、うっかり交換時期が遅れました。
以後、気をつけます!


平成14年1月12日(土曜日)

岡野 均の詩

平成14年1月16日(水曜日)

なにくそ
オ 男が選んだ やり方に
カ 可能な限り 見込ある
ノ 望みが倍でも 二倍でも
ヒ 人の身体の 神秘さは
ト 遠い宇宙の 謎よりも
シ 試行錯誤な 事ばかり


オ 男が求めた 医療では
カ 必ず利用も 便利だと
ノ 望持ってる 信じてる
ヒ 人に先駆け 使用して
ト 時を重ねて 普及させ
シ 四海の島に 広げさす


オ 男の認めた 医学でも
カ 画期的だね この胃婁
ノ 望が大きく 膨らむよ
ヒ 人に伝える 役目がら
ト とかく誤解に 悩むけど
シ 使命と思い 仕事する


<主治医より一言>

ベッドサイドで家族の人にうっかり自慢話をしていたようですね。地道に頑張ります!

気楽に寝てる ようだけど
これでも俺は なにくそだ
気力もあるし 明日もある
無駄な努力も いつだって
続けることで ねがってる



五体そろって いるだけで
なまける奴に 負けないさ
指導されても 気がつかず
工夫のあとが 見えぬのは
個性なんだろ あきらめな


徘徊するより まだましさ
常時いてるし 事故もない
役に立たずに 生きてるが
耳は聞いてる 目は見てる
知恵は今でも だせるはず



<主治医より一言>

改めて、患者さんに対する姿勢を考えさせられました。ありがとうございました。