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JDDW 2017 メディカルスタッフプログラム

  
JDDW 2017 メディカルスタッフプログラム

メディカルスタッフプログラム 1

周術期管理におけるNSTの役割-現在と将来-


司会
大村 健二 上尾中央総合病院・外科
鍋谷 圭宏 千葉県がんセンター・消化器外科(食道・胃腸外科)

外科医にとって周術期管理は最も自分の流儀を譲れないところである.たとえそれが先輩医師からの「言い伝え」であっても,これまでそれで問題はなかったと感じていれば,従来のやり方を変更することに抵抗を感じる外科医は少なからず存在する.しかし,日中は手術や外来業務などに忙殺される外科医にとって,術後侵襲からの円滑な回復,身体機能低下の可及的な防止にチーム医療は大きな味方となる.適切な栄養管理は周術期管理の中心であり,ERASプログラムにも栄養管理,看護,理学療法,薬物治療などの要素が含まれている.すなわち,多職種が情報を共有して有機的に活動するNSTは,適切な周術期管理に最適なチームと言える.現在,NSTは周術期管理にどの程度関与しているのであろうか.また,理想的な将来像はどのようなものであろうか.様々な職種の目線から発表いただきたい.

メディカルスタッフプログラム 2

わが国における在宅医療をめぐる問題―特に患者QOLを向上させる内視鏡治療―


司会
上野 文昭 大船中央病院・消化器・IBDセンター
鈴木  裕 国際医療福祉大病院・外科


日本は急激な高齢化を迎え, 2030年には生産人口と非生産人口が逆転すると予想されている. 世界に類を見ない超高齢社会に確実に突入するなかで, 医療のあり方も変化が迫られ, 従来あまり検討されなかった医療効果と経済性を客観的に評価することも避けられない時を向えている. そのような状況から, 在宅医療は日本の医療にとって, 無視できない存在ではなく, むしろ逆に極めて重要な医療と認識されるに至っている.

在宅医療は, 多職種で患者や家族を支えるチーム医療の代表格であるが, 今回は内視鏡治療に焦点を絞って, 日本の近未来の医療に内視鏡治療が如何に貢献できるか多職種で議論したい.