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高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン(試案改訂第一版)に対してPDNに寄せられたご意見

高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン(試案)=意見公募

 今まで誰も論じようとしなかったこのテーマを、真っ向から取り上げたことは十分に評価すべきだ。しかし、取り扱う内容が、人の生死に直結する重大な内容であることを考えると、哲学や倫理の視点から学問的に取り上げて解決されるものではなく、より具体的な道標が必要となるであろう。

 今回の議論が結論なのではなく、日本の医療ひいては日本人のあり方を問い直すはじまりと考えたい。世界に先んじた日本がこの国民的課題に取り組むプロセスは、20年後の中国やインドなどのアジア諸国の模範となるだろう。いずれにしても、この難しい問題に対しては、じっくり時間をかけて慎重に考えるべきだと思う。

PDN理事長 鈴木 裕
今後、正式なガイドラインとして提示されたときに、患者の幸せを第一意に考えた足跡が辿れるものになってくれることを切望します。(PDN編集部)
2012年3月27日