迷っています。 |適応


[No.60] 迷っています。 From:もみじ 2001/11/22(thu) 10:09:29

今、選択に悩んでいます。88才の母のことですが、もちを喉に詰まらせて、肺炎をおこし緊急入院しました。
入院中、水も咽るようになり、胃ろうをすすめられています。
脳軟化もしているようで、会話も出来ません。呼吸30秒無呼吸40秒ぐらいの繰り返しです、痛みには敏感で、苦しがります。
呼吸器、心電図のコードも抜こうとします。今は、外れました。

今の状態で、胃ろうにすることの不安を感じています。医者からは、胃ろうにすると5年は生きると言われています。
胃ろうをしないことは、母をみすみす死なせることになるのでしょうか?
しかし、今の状態では、肩近くから栄養剤を入れる方法を望んでいます。
私の判断は間違っているでしょうか?

[No.60のレス] Re:迷っています。 From:Boder.S 2001/11/25(sun) 14:21:26 [MAIL]

どこに目標をおかれるかで、違ってくるでしょう。別にIVH(肩からの)でも間違ってはいません。もしお家に連れて帰りたいなら胃瘻でもIVHでも可能で しょう。ただ今の状況では何かを抜くということをされるのであればIVHの方が危険です。管がちぎれて体の中にのこる、感染を起こす、空気が入るなどで す。何か起きると結構大変です。管理面でもIVHの方が清潔操作が必要など医療関係者でも大変だと思います。今の状態で胃瘻にする不安はどういうものなの か?わかりませんが、ただ選択はこれが正解というものはないと思いますが、選択される場合にきちんとした情報を得る、もしくは提供されるということは大切 だと思います。
まだ両者の利点、欠点を十分に聞かれて患者さんにあった、もしくは家庭環境にあった方法を選ばれるべきだと思います。
どうしても穴をあけたくないという方もいます。
もし今の時点で胃瘻にする不安の具体的な点をお教えいただけたらもう少し具体的にアドバイスできると思います。
決して胃瘻至上主義ではありません。

話は変わりますが、これからは患者さんにもわかるような説明や何を望んでいるかを医療者が感じなければ医療の質が保てないとのことです。
詳しくは日経BP社のpatiant eyesを読むと医療者、患者がなにをしなければいけないかが判ります。医者に読んで貰いたいですね。

[No.61] 迷っています。えっ・・(*_*)? From:平成の一休さん 2001/11/23(fri) 02:43:45 [MAIL]

《も みじ》さんへ、私は『元、患者』です。しかし【とんでもない修羅場】を『幾度となく潜り抜けてきた経験』からお答えしたいと念います。まず第一点目『呼吸 困難』を切り抜ける方法は以下のようにしました。発作が起きたら『呼吸を小さく小さく呼吸』しました。『呼吸を大きく吸うと次の呼吸がストップ』する可能 性が大で、その度【覚悟を決めた位大変危険な目】にあいました。私はこの方法で呼吸困難を十数回以上経験しましたが自分の智慧でピンチを切り抜けました。 誰に教わった訳ではありません、落ち付け・落ち付けと自分に言聞かせていたら、落ち付きまして自然とそういう方法をしていたのです。(偶然発見しました) 次に第二点目『胃ろう』の件ですが、【先生のお話しがより限りなく正解】ではないでしょうか?何故なら、肩近くからの栄養剤投与(ハイカロリー等)は、血 管から直接ハイカロリー等の栄養剤を投与しますので病院内で入院中に処置するのが一般的だからです。病院内で行うのは衛生管理・空調管理・予防保全が充分 行き届いていて感染症を併発して肺炎等の心配が少ないからなんです。【注射針】を使っての点滴管理・消毒・処置等家庭ではとてもとても[無理です・無茶で す・自殺行為に近いです]。まず細心の注意を払って家族の方で管理されても寿命は持っても最長1年位が限界でしょう。その後は【肺炎等の感染症を併発し】 致命傷となり救急手当ても手遅れになるケースが圧倒的に多く、実際にそう言う〔実例・実績〕が示していますのでお勧めできません。第三点目『胃ろう』を先 生が何故進めるのかは《当・投稿欄」》を先へ先へ読んで行けば行くほど[理由が判る]筈です。在宅医療では栄養管理する上『最も大切な事』はまず【安全第 一】次に【体調短期回復】更に【患者・家族の精神的・肉体的・経済的負担軽減】そして【処方箋で処置出来る事】(例外も有り)ではないでしょうか。確かに 病院内でハイカロリーを点滴すれば樂だし短期的に見れば見かけ上は一時的に体重が上昇するのですが、それは入院期間中に体重を維持してるにすぎません。退 院すれば4日〜7日位もすれば元の体重に激減してしまいまいます。そして【入退院の繰り返し】となりますよ、それでもいいですか?『PEG胃ろう』ではツ インライン等の【栄養剤即ち食事】ですから見合った[カロリー]さえ点滴を続ければ確実に【血おとなり・肉となり・脂肪となり】【気力も充実】してきて 【明るさを取り戻し】ます。医療の処置方法・判断等については先生にお任せになった方が無難だと念いますが如何でしょうか再度担当の先生と納得行くまでご 相談された方がいいと念います。合掌

[No.63] お世話になります。 From:もみじ 2001/11/26(mon) 17:04:55

平成の一休さん、Boder.Sさん、 K-Mikawaさん、ド素人のお尋ねを親身になって聞いてくださりご意見も頂き、本当にありがとうございました。
医療がどうのこうと言う前に大きな味方を持ったようでした。連休中にどうにか決めなくては行けない様なので、急いでいて説明不足の事柄がありました。
わたしは、母とは遠距離で、同居の姉ひとりが母を介護しています。平成の一休さんのご意見だけ伺って、病院の先生方と話しました。
胃ろうにすることにしました。寝たきりの親なので、どこまで耐えられるかが気になります。
私が帰宅してから、Boder.Sさん、 K-Mikawaさんのご意見も拝見しました。何かあっても相談に乗っていただけそうで、これからもよろしくお願いします。

[No.64] お世話になります。 From:平成の一休さん 2001/11/27(tue) 01:20:30 [MAIL]

「も みじ」さんへ・・何か力になって上げられそうで嬉しいです。お気づきのように、この投稿欄は「医療がどうのこうの」と言った次元を超えた素晴らしいHPで す。PEG装着後も色々な問題とか疑問点等が出ましたらドシドシ質問して下さい。おっしゃる通り、当、投稿欄には良心的な医療関係者・患者・元患者・家族 栄養士・介護士さんなど医療関係者が一同に会して問題解決に力を注いでおります。dr「suzuki yutaka」、dr「boder.s」、dr「S -AYSE」、sr「みっくん」他、全国に多数の先生方が皆さんの相談に応じてくれます。遠慮なく投稿して役立てて頂ければこんなに嬉しいことはありませ ん。この過去の相談内容を見て下さい・・こんなに親切に対応しているHPはありません。ご安心して質問して下さい。また、先生にも、当「PEGドクターズ ネットワーク」の協力病院に登録をお勧め頂ければ一段と戦力増強されでしょう、お願い致します。合掌三拝

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