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なにくそ!俺はここにいる⑧
                         京都府 飛田洋さん(59歳)


泣くも笑うも人生さ
抱腹絶倒
おきて半畳     寝て一畳
贅沢言って     欲を張り
満足せねば     終りだぞ
  人の取り分     決ってて
  泣くも笑うも 同じさ
 
化粧美人が    何が良い
整形美人の    何が良い
  中年過ぎて    味が出た
  君の魅力に    優るまい
  老いも若いも 気心さ
 
不幸不運と     嘆くなよ
悪いことだけ    続かない
  辛抱我慢の    時を得て
  枝も広がる     花も咲く
  さきか後かで 同じさ
腹をかかえて    笑うのを
忘れていたな    なあお前
  我が世の春と    抱腹絶倒
明るさ戻って     懐かしい
嬉しい限りさ     久しぶり
 
十九や二十の    頃ならば
何があっても     転げてた
  ささいなことも    抱腹絶倒
不運つづきの     二人には
離したくない      時間だぜ
 
夢を追っかけ     明日待つ
無理を承知の     惨めさよ
  涙をかくして     抱腹絶倒
ひとり芝居に      誘い込む
今のこの身の     情けなさ
大空に逝く
自信持つのは   良いけれど







主治医より一言

 久しぶりの明るいニュースになるはずだったのにショックでした。発射の際に今回の事故原因の事象が判っていたのに過小評価されていたようですね。医学の分野もどんどん進歩していっていますが、最終的な判断は、人間がするんですよね。
その人間がね・・・・・・・。
過信過ぎれば   事故となる
  油断や奢りは    なかったが
  予期せぬ事は   あるもので
  歴史は嘆きで    つくられる
 
母なる地球に    向かうのに
宇宙がそれを    さえぎった
  何が起きたか    起こったか
  七つの犠牲を    無にせずに
  歴史は叫びで    つくられる
 
愛しい家族の     待つナサに
わずか少しで     散って逝く
  この悲しみを     無駄にせず
  果て無い夢の    さきがけに
  歴史は嗚咽で    つくられる