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第18回 鹿児島PDNセミナー in 奄美大島 開催報告

テーマ

PEGの適応とその手技

慢性期の PEGの管理について

開催日時

2012年6月2日(土)

開催場所

奄美文化センター内 奄美振興会館

対象

医療従事者

参加人数

55名

講師

① 南薩ケアほすぴたる 消化器内科部長 伊東 徹(PDN鹿児島理事)

② 指宿浩然会病院 内科 大重京子(PDN鹿児島理事)

③ 指宿浩然会病院 薬剤科 山本佳代子

テーマ

① PEGの適応と手技について

② 慢性期のPEGの管理について

③ 簡易懸濁法のすすめ

参加者からの
質問など

栄養評価の方法について、カロリーの計算式など

今回で18回目を迎えた鹿児島PDNセミナーですが、「鹿児島PDNキャラバン隊」にとっては3回目の奄美大島訪問となりました。まず、奄美空港に降り立った感想は、「寒っ!」。そうです、奄美大島は現在梅雨の真っ最中なのです。

6月2日のセミナー当日、開始時刻のころは小雨。それでも、事前参加希望者55名全員が参加し、奄美のかたがたのPEGに関する関心の高さを痛感しました。

テーマ①「PEGの適応と手技について」では、昨今話題となっている適応の問題について深く触れ、更新熱弁に聴衆も聞き入っていました。

テーマ②「慢性期のPEGの管理について」では、栄養管理の考え方、PEGカテーテルの管理やスキンケア等について、講師より丁寧な説明がありました。

テーマ③「簡易懸濁法のすすめ」では、鹿児島PDNセミナーでは初となる『実演』を行い、眼の前で薬剤が崩壊懸濁する様子や、逆に簡易懸濁に不適な薬剤が固まってしまう様子に、聴衆からは驚きの声が漏れていました。

大盛況で終了した今回のセミナーの時間中、外は嵐のような暴風と豪雨になっていましたが、セミナー終了時には小雨となり、参加者は無事帰宅され、企画者側としては一安心しました。

今回訪れた奄美大島は、一昨年の・昨年の豪雨災害の爪あとがまだあちらこちらに残っており、住民の方々の苦労が伝わってきました。それでも少しずつ元に戻ってきており、これからの観光シーズンでは日本一美しい奄美大島の海をお楽しみいただけるものと思います。セミナーに参加して頂いた方の中に、「奄美の海が好きで移住しました」という方がいらっしゃいました。沖縄ほど観光地化されておらず、たっぷりの自然があふれる奄美大島。ぜひ皆さんも一度、奄美大島においで下さい。


※次回、鹿児島PDNキャラバン隊は、8月の鹿屋市を訪問します。

報告者: 南薩ケアほすぴたる 消化器内科部長 伊東 徹(PDN鹿児島理事)