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市民公開講座の読本シリーズ

下関PDN市民公開講座のため読本 シリーズ1
「いま、胃ろうの何が問題か」A5版130頁/500円

「胃ろう入門」
山下智省(下関厚生病院消化器内科部長)
「患者さんと共に歩む医療・看護」
古本たつ子(安岡病院看護部長)
「小児のPEGの適応と倫理」「PEGと小児外科」 
雨海照祥(武庫川女子大学環境学部食物栄養学科教授)
「昔、お寺は病院だった 日本人の死生観と胃ろう」
田中雅博(普門院診療所内科医師・西明寺住職)
「尊厳ある生命と終末期医療」「死に様を自分で決めるために」
大田満夫(九州がんセンター名誉院長、日本尊厳死協会副理事長)
「胃ろうに関するアンケート調査票」
統計・解析結果 浦島充佳(東京慈恵会医科大学臨床研究室室長)
自由回答意見の分析 
鈴木裕(PDN理事長)

この読本は胃ろうという医療を通して、人間の尊厳とは何かを問いかけています。神経難病のALSやパーキンソン病について、古本先生は早めの胃ろう造設は危機管理だと提言されています。一方、認知症のターミナルケアにおける胃ろう造設には、否定的な見解が多く語られています。

胃ろうの適用は、個人の人生観、世界観、死生観を映すもので、個別的であり疾患別であり、医療者と患者本人の深い理解が重要であることを患者も医療者も自分自身に問いかけ、認識を深めなければならないといえましょう。

前橋PDN市民公開講座のための読本 シリーズ2
「まんなか だぁーれ?」A5版120頁/500円

「顔と人柄の見える地域連携を目指して」
小川 哲史(前橋赤十字病院消化器病センター外科部長)
「新たな地域医療計画と医療連携体制について」
伊東 芳郎(厚生労働省医政局指導課医療計画推進指導官)
「うちっていいな」
棚橋 さつき(東京福祉大学・大学院社会福祉学部准教授、群馬県看護協会訪問看護ステーション総括所長)
「山の中の胃ろう」
内田 信之(原町赤十字病院外科部長)
「街の中の胃ろう」
内藤 浩(群馬中央総合病院外科部長)
「PEGのイロハ」
郡 隆之(利根中央病院外科部長)
「自分らしく老いること」
田中 志子
(医療法人大誠会内田病院介護老人保健施設大誠苑施設長)
「在宅医療とPEG(胃ろう)管理の実際」
岡田 晋吾 (函館五稜郭病院客員診療部長、北美原クリニック理事長)
「多摩胃ろうネットワーク」の構築
大津 陽子 (保健医療公社多摩南部病院地域医療連携室看護相談係)
「胃ろう造設及び管理についての実態調査」
統計・解析結果 浦島 充佳
自由回答意見の分析 鈴木 裕

本書の全体を包んでいるものは、顔と人柄の見える地域連携の重要さです。地域連携をいかに構築するかを、山の中の胃ろう、街の中の胃ろう、あるいは他地域のモデルなどいろいろな視点からアプローチしています。

また、構築と運営にあたって、障害となるものは何か、国の制度や指針はどうなっているかなど、広い視野からのアプローチが行われています。

本書に強い感銘をおぼえるのは、人をつなぎ、組織をつなぐというネットワークづくりの基本が、群馬県では広域に始まっているということです。多職種が互いにかけがえのない役割を持ち、決して労働の切り売りでなく、各々が主役でなければならないことを教えられます。

埼玉PDN市民公開講座のための読本 シリーズ3
「寝たきりシンドロームからの脱却」A5版135頁/500円

「寝たきりシンドロームと褥瘡のラップ療法」
水原 章浩(医療法人三和会東鷲宮病院 副院長)
「胃ろうは何をもたらすか」
町野 裕之(まちの内科クリニック 院長)
「経管栄養剤の選び方~心配しないで使ってね~」
朴 英智(豊仁会三井病院 診療部長)
「看護師からみたPEG管理」
御子貝 優美(豊仁会三井病院 NST看護師)
「人をつなぐ、組織をつなぐ「地域連携ネットワークの構築」」
二宮 英温(NPO法人PDN 事務局長)
特別寄稿
「脱おむつ~おむつが寝たきりをつくる~」
鳥海 房枝(特別養護老人ホーム「あじさい荘」 総合ケアアドバイザー)
「元気は口から―急性期からの課題―」
稲川 利光(NTT東日本関東病院 リハビリテーション科部長)

栃木PDN市民公開講座のための読本 シリーズ4
「医療から介護サービスまでの地域連携」 A5版94頁/500円

栃木PDN市民公開講座に寄せて
鈴木 裕(国際医療福祉大学病院)
神経難病と栄養管理
小川 朋子(国際医療福祉大学病院)
NSTを基盤とした「胃ろうネットワーク」構築へ向けて
小川 哲史(前橋赤十字病院)
パネルディスカッション「医療から介護サービスまでの地域連携」のための資料
小川 朋子(国際医療福祉大学病院)
こころの見える連携を目指して
棚橋さつき(東京福祉大学大学院)
在宅医療とPEG
吉野 浩之(群馬大学)
超高齢者の在宅介護における、体験そして患者からの視点
秋元 恒朝(患者家族)
地域連携パスのIT化へ向けて
山口 浩行(ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社)
「多摩胃ろうネットワーク」地域連携のIT化に向けて
大津 陽子(多摩南部地域病院)
「地域連携パスのIT化」非営利法人として、全員参加をよびかけたい
二宮 英温(NPO法人PDN)
われわれは紙屋克子先生を応援する
水原 章浩(東鷲宮病院)
経口摂取と意識回復
紙屋 克子(筑波大学)

*肩書き等はすべて当時のものです。