[No.1697] 遅ればせながら北海道の報告とCM From:PDN 2005/11/16(wed) 21:34:10
遅くなりましたが北海道取材の報告です。
11月11日 は、北海道道東地区PDNセミナーが釧路で開催されました。第3回日本神経疾患医療福祉従事者学会のプログラムの中に入れていただき、星が浦病院院長の鈴 木進先生からの道東地区のPEG実施状況に関するアンケート調査の報告に続き、東大胃ろう外来の山口浩和先生が神経疾患におけるPEG導入時期と患者 QOLについて、100の質問でおなじみの鶴岡協立病院高橋美香子先生がカテーテルの種類と特徴および造設後のトラブル対処法について講演されました。朝 9時30分開始のセミナーでしたが、150名ほどの参加がありました。
翌日は札幌で北海道胃瘻研究会が開催されるため、セミナー終了後釧路から札幌へ移動。私は道内の足としての航空路の存在を知らなかったので、JRで4時間以上揺られてしまいました。
さ て12日。会場の大ホールがどんどん埋まっていきます。総参加者数は新記録達成の863名!PTEGの大石先生、固形化の蟹江先生の特別講演も好評でし た。この談話室に書き込みをしてくださる岩崎さん、ikeda49さん、ゆうさんにもお会いすることができました。午後6時過ぎまで熱気につつまれ、今年 も大変ホットな北海道を体験して参りました。

研究会は症例検討や新しい術式や投与の工夫の発表で盛り上がりますが、PDNセミナーは「基本のき」をみんなで認識する集まりです。「わたしたちも開催したい!」という方はどうぞPDNまでご相談下さい。

そして今日は11月16日。1116=いいいろうの日です!大阪、大津、鶴岡でそれぞれ胃瘻の日にちなんだセミナーが開催されています。今年は宣伝が不十分でしたが、今後はもっともっとこの「いい胃ろうの日」の宣伝をしていきますので、皆さんご参画くださいませ。

最 後にもう一つ。年内発行予定のPDN通信第14号は、編集作業の真っ最中なのですが、今回もまたまた盛りだくさん。「体験記」は、お母さんを介護されてい る現役の内科のお医者様が寄稿してくださいました。胃ろう手帳を地域の胃ろうケアの標準化に活用しています、という嬉しいお話は「わたしのまちの病院」。 「在宅医療の現場から」は、医師が直面する胃ろうの適応について。各地のPDNセミナー開催の様子やHEQ研究会のレポート、毎度おなじみサル先生やいろ はカルタも連載中。今号もご協力いただいた皆さまに心からお礼申し上げますと共に、読者の皆様、どうぞお楽しみに!

[No.1696] PEGの抜去についてお伺いします From:tosio 2005/11/15(tue) 03:30:30
初めてメールをさせていただきます。よろしくお願いいたします。
母親81歳入院中です。
3年程前から認知症を発症し、昨年12月に中度の脳梗塞を起こして寝たきりになりました。
今 年の6月に嚥下性肺炎を起こして大学病院に入院し、7月にPEGを造設いたしました。その後はハーモニックFの投与のみで栄養を摂取しておりましたが、9 月に現在の病院に転院した後、徐々に口からも食べさせるようになり、11月に入ってからは3食供口からの食事になって、PEGは使用しなくなりました。
最近になって主治医から、PEG周辺がかなり広範囲に赤くただれていいて、異物としてのPEGがあるままでは改善が見込めないし交換もできる状態ではないので、PEGを抜去して周辺の治療を行う旨宣告されました。
母 は全く痛がってはおりませんし、家族としては将来の栄養摂取のことを考えると4ケ月前にせっかく造設したPEGを抜去することには大きな不安があるのです が、主治医は「現在口から食べられており、経口摂取をするのが自然な状態だ」とおっしゃっています。また、「将来必要となったらまた造設すればよい」とも 説明がありましたが、No1626などを拝見いたしますと、抜去には否定的な御意見が多くあるようで心配です。
なお、大学病院に入院中はMRSA3+でしたが現在は鼻からの排菌は無いとのことです。但し、PEG周辺からの採菌検査はしていないとのことです。
PEGを抜去しないで治療する良い方法は無いものか、それとも
PEGを抜去して周辺部の治療をしたほうが良いものか、お教えください。


Re:PEGの抜去についてお伺いします From:カネコ@北海道 2005/11/15(tue) 12:07:58
>tosio様

 現在3食食べられているのでしたら、私でもPEG抜去し、周辺皮膚の治療に専念します。腹壁と胃壁の癒着はすでに完成していると思われますので、抜去しても局麻と透視のみで再造設が可能だからです。
 No.1626で抜去否定・・・というのは、あくまで経口摂取が出来ない状況で、胃瘻栄養が可能であるからでしょう。
 胃瘻栄養が必要な状況では時間をかけてでもそのまま使いながら皮膚を治す方がいいと思いますが、胃瘻栄養が必要ない状況であれば抜去した方が皮膚は早く治ります。

Re:PEGの抜去についてお伺いします From:tosio 2005/11/16(wed) 07:00:47
カネコ@北海道へ
早速御教授いただきまして、まことにありがとうございました。
家族としては、安心して主治医におまかせすることができます。
このようなHPで質問ができたことを大変感謝いたします。
これからもよろしくお願いいたします。

[No.1692] 胃ろうもれについてのご質問 From:まるり 2005/11/13(sun) 21:50:57
初めまして、まるりと申します。
胃ろうの漏れについて、ご質問があり投稿させて頂きます。

母(64歳、パーキンソン症候群、現在寝たきり、在宅)なのですが、胃ろう増設は5,6年ほど前からで、当初ボタン型バルーンのものをずっとしており、漏れも肉芽もなく順調に過ごしていました。
半年ほど前に、小さな肉芽ができ少量の漏れも発生したので、漏れが治まるまでチューブ型(24Fr、固定水20ml)に変えて様子を見ようということになりました。

ところが漏れが治まるどころか、日を追うごとに漏れはひどくなるばかりで困っています。
漏れるタイミングは、当初はラコール滴下時に少量で、体位を変えると(仰向け→右向き)止まったりしていました。
現在は、滴下時も滴下していないときも、じわじわと透明な液体が漏れ出ており、パジャマやシーツまで濡れています。

主治医には2ヶ月に一度通院しており、行くたびにお話するのですが、皮膚に炎症が見られないことなどからあまり真剣に取り合ってもらえません。(今は少々の赤み、皮膚のはがれがあり)
Drからのアドバイスとしては、漏れたら右横臥にする、皮膚をきれいにしオロナインなど水を弾くものを塗る、寒天化するなどを言われています。
寒天化についてはまだ試していません。
(主治医は神経内科、胃ろう交換は外科の先生が行っています)

止まらない漏れを見ていると、どうしたらいいのかパニックになってしまって・・・。

どうかアドバイス、宜しくお願い致します。

Re:胃ろうもれについてのご質問 From:いわさき 2005/11/14(mon) 14:48:10
まるり様はじめまして。お母様の漏れでお悩みのようですね、主人と同じです漏れは固形化で乗り切っています。
始められるならレシピをお送りします。胃ろう周辺は専門医の皮膚科の先生に見て頂いた方が良いと思います、こじらせてはお母様が辛い思いをします。固形化は大変と思うでしようが漏れは解決します。メールお待ちしています。

Re:胃ろうもれについてのご質問 From:まるり 2005/11/15(tue) 21:13:24
いわさき様、お返事有難うございました。m(__)m
早速メールさせて頂きました。
何卒、宜しくお願い致します。

[No.1695] 胃ろう部の皮膚の保清について From:えいざぶろう 2005/11/15(tue) 02:25:23
はじめまして
施設に勤めている看護師です。
今施設では胃ろう部の皮膚の保清について悩んでいます。
毎日胃ろう部周囲を清浄綿で拭き浸出液のある場合は
こよりをしています。
浸出液を軽減させ出来ればこよりをしない方向に
行きたいのですがなかなか難しいです。
なにか良いアドバイスがあればよろしくお願いします。

[No.1688] 寒天注入後のカテーテルの汚れについて From:ぴょん 2005/11/12(sat) 21:19:27
最近寒天注入を始めました。注入後シリンジでエアーだけを押し込んでカテーテル内を通しています。しかし栄養剤がカテーテル内に残るのですがこれは白湯を通したほうがよいのでしょうか?いい方法があれば教えてください。

Re:寒天注入後のカテーテルの汚れについて From:かたぎり 2005/11/13(sun) 01:18:26
固形化していたときは、朝と昼はエアーのみにしていました。夕のみ白湯9mlと酢1mlを混ぜた酢水を充填していましたよ。

Re:寒天注入後のカテーテルの汚れについて From:ぴょん 2005/11/14(mon) 21:54:45
夕方に酢水を満たすとき、カテーテル内の寒天の汚れは一旦白湯で流してから酢水を満たすのでしょうか?以前酢と栄養剤が直接混ざるとだまになると聞いたことがあるのですが?

[No.1674] 今度は口の中が From:手抜き介護者 2005/10/30(sun) 14:31:45
痰が減った事については分かりました。ありがとうございました。 今度は口の中臭いがします。そして口の中とても乾いており、ねばっこい痰が引けてきます。色は付いてません。いつもと変わらずです。でも、口の中を拭くと 若干色(ちょっと黄色かかってます)がガーゼについて来ます。乾いているせいか、喉がふさがれるのか呼吸が荒いなと感じてます。
週1度の訪問看護師さんは、血圧・脈拍・熱・酸素は別段変わりありませんとお帰りになりました(いつも普段から脈拍計りずらい)吸引の時など、このごろはホース?が奥までさしずらくちょと苦労してます。

(^-^)Re:今度は口の中が(^-^) From:平成の一休さん 2005/10/30(sun) 16:09:18 [HOME]

“手抜き介護者さまへ”日々の介護お疲れさまです。

ご相談の内容を拝見して気付いたのですが、症状から言って「口腔外科」で診てもらうのがベターですが、なければ「耳鼻咽喉科or歯科」等の先生に診て頂いたら如何でしょうか。

“口の中の臭い”“口の中の乾き”といった症状から推察して、いずれも「口内炎」「口角炎」「口腔乾燥症」「口腔カンジタ症」関係の症状に似ておるように感じます。

「口内炎」は、口の中の粘膜にできた炎症で、普通粘膜が赤くなり、痛みを伴った炎症が現れます。原因は口腔内が不潔になっている時に起因し且つ体力の低下or栄養のバランスが崩れている時に発生します。

「口角炎」は、唇の端(口角)に起きる炎症を口角炎といいます。原因は糖尿病や消化器官の疾患、貧血、ビタミンBの欠乏症等で抵抗力が低下している時に発生します。

「口 腔乾燥症」は、唾液の分泌が極端に減少して、口の中(口腔内)が異常に乾燥した状態を言います。原因は口腔乾燥症の多くは、唾液の分泌が低下することに よって起こります。唾液の分泌は、極度の恐怖感や緊張感、ノイローゼ等の精神状態の影響で低下することもありますが、通常は高齢者にありがちな口の乾きと 察せられます。一方、高熱時や下痢、嘔吐による脱水状態のほか、全身性疾患が原因になる場合もあります。即ち、自己免疫疾患であるシェーグレン症候群等の 原因でも口腔乾燥症が引き起こされます。

更に、口の中の粘膜は細菌に感染しやすい為、口内を清潔に保つと同時に、湿潤にしておくことが大切のようです。

「口 腔カンジタ症」は、真菌(かび)の一種であるカンジタ菌が口の中の粘膜上に増殖する口内炎です。原因はカンジタ菌を増殖させる要因を明らかにすることで す。要因は抵抗力や免疫力の低下にあります。例えば、栄養失調症等身体を衰弱させる病気や糖尿病等の患者さんに発症するようです。

PEG造設と口腔ケアーの関係は当HPにも専門医の先生がいらっしゃいます。先生からのアドバイスいただければ一層幸いに念います。

取り急ぎ、訪問看護師さんを介して一度、主治医にご相談されたら如何でしょうか。

お大事になさってください。

合掌三拝

Re:今度は口の中が From:手抜き介護者 2005/10/31(mon) 23:34:00
平成の一休様回答ありがとうございます。今日早速歯科医に診てもらいました。何することなく、乾燥させないように口の中を水で拭いてくださいとの事でした。舌の先など乾いて痛そうです。在宅4年目にして初めての出来事、ちょっと戸惑ってます。
このページにいらっしゃるという口腔ケアー専門の先生方にもお聞きしたいですが。

Re:今度は口の中が From:魔子 2005/11/01(tue) 10:42:37
内科医の魔子です。
ご主人様は、全く飲み込むことができませんか?
もし少しでも飲み込むことができるのなら、時々お茶などを飲ませてあげるだけでも、お口の中の乾燥は全然違ってきますよ。
また飲み込めないと言うことなら・・・・
例えば、霧吹きのようなもので、お口の中にお水などを吹きかけるようにして、喉の奥に落ち込んだものは吸引するということを数回して、お口全体が潤ってきてから、気になる乾燥した部分を拭ってあげたらどうでしょう。これならそれ程痛くはないと思いますが・・・・。

(^-^)Re:今度は口の中が(^-^) From:平成の一休さん 2005/11/01(tue) 14:06:19 [HOME]

“魔子先生へ”いつも適切なアドバイスを頂きありがとうございます。

 歯科の先生のご指導では「お水の進め」がありましたが、より効果的な方法としては、魔子先生のコメントにある「お茶の進め」には同感です。以下がお茶の効用ですのでご参考下さい。

 空気が乾燥し、雑菌や細菌が体に侵入しやすくなる季節です。食中毒などはもちろん、口から入ってくる恐ろしい菌が原因ですが、それ以外にも呼吸を通して口から入ってくる危険な菌も意外と多いものです。口や喉を守る事でこの冬元気に過ごしてみてはいかがでしょうか?

  うがい薬で、毎日本格的に「ガラガラ」するのも効果的ですが、ついつい忙しかったり、まずかったりで続かないものです。うがいは一回に気合いをいれてする より、普通の水で良いので、こまめに「汚れたら洗う」の精神で日に数回、特に人ごみの後、病院通院時の後等には習慣づけたいものです。

 同じするならただの「水」より格段に効果のある、「お茶の殺菌力」をうまく利用したいものです。お茶は飲んで癌予防に、うがいで殺菌、口内の除菌にと多彩ですが、もう一つお茶のメリットで忘れてはならない点があります。

  それは「渋みの効果」です。渋みが口内に刺激を与えて唾液の分泌を促すという事です。梅干のあの「すっぱさ」もそうですが、豊富な唾液は免疫力の潤滑油と して機能します。消化吸収の手助けはもちろん、歯の再結晶化を促進したり、食物や空気を通して体内に入ろうとする雑菌の防波堤にもなります。

 もう4年間も介護なさっている現状をお伺いし、お世話されるのは、さぞかし大変なことでしょう。取り戻すことの出来ない大切な家族の命です。悔いを残さない為にも納得のいかれる介護をなさってくださることを御祈り申し上げます。

合掌三拝


う〜〜ん・・・ From:カネコ@北海道 2005/11/01(tue) 15:48:47
>平成の一休さん様

 お茶の殺菌 力・・・はよく言われますが、現実には飲むお茶自体に殺菌効果はほとんどありません。カテキンには確かに殺菌力はありますが、それはかなり高濃度での話 で、普通に飲めるレベルのお茶にそんなにカテキンが入っていては苦くて飲めないです。お茶を入れて何日も放置しておいたらカビが生えてきますよね?せいぜ いその程度のもので殺菌力に期待して・・というのは科学的には間違っていると思います。

 ただ、お茶うがいを否定するわけではありません。おっしゃるように清涼感、渋みなどの効用はあります。

 でも、たとえば褥創洗浄にお茶を・・・などというのは馬鹿げていますので(単なるコスト損)止めた方がいいでしょうね。

(^-^)Re:今度は口の中が(^-^) From:平成の一休さん 2005/11/01(tue) 17:23:51 [HOME]

“カネコ@北海道さまへ”

 又1ツ勉強させて頂きました。ご教示ありがとうございます。

合掌三拝

Re:今度は口の中が From:りょうたん 2005/11/01(tue) 21:26:43
病棟看護師です。以前、寝たきりの患者様の口腔ケア を看護研究で取り上げ、文献を探しましたが「お茶スプレー」がありました。そこで、我が病棟では、100円ショップで売っているような、小さいスプレーに お茶を入れ、体位変換(2時間ごと)のたびに、お茶スプレーを3パフ程度していました。確か(今文献が手元にないので)5パフくらいでも、誤嚥はしないは ずです。結構、口腔内がきれいになりましたよ。

Re:今度は口の中が From:手抜き介護者 2005/11/01(tue) 22:51:25
麗子先生 平成の一休さん カネコ@北海道さん りょうたんさんありがとうございます。主人はまったく飲み込みは出来ません。明日から早速私だけが飲むのじゃなく、主人には霧吹きで対処していきます。又よろしくお願いします。

Re:今度は口の中が From:くまうま 2005/11/02(wed) 12:42:16
言語聴覚士のくまうまといいます。
お口の中を見れていないので、何ともいえないんですが、
少し、口の中を湿らせてから、(口腔内が乾燥しているということなので)ブラシなどを使って、ケアをしております。
水でもいいかなっと思いますが、うちではオーラルバランスや、ウエットケア、なんかを使っています。あまり激しくないなら、ウエットケアがいいかな。スプレータイプだし。

Re:今度は口の中が From:手抜き介護者 2005/11/02(wed) 23:55:52
今日訪問看護師さんが来ました。口腔ケアに適してるというブラシを持参されケアしてもらいました。早急には改善は無いと思いますので気長に根気よくやっていきます。みんなに助けてもらいながら。
くまうま様ありがとうございます。オーラルバランス、ウエットケアを薬局で見てきます。今まで何も無く過ごしてきてても色々出てきます。マイペースな手抜き介護でやってみます

Re:今度は口の中が From:くまうま 2005/11/04(fri) 10:50:24
>今日訪問看護師さんが来ました。口腔ケアに適してるというブラシを持参されケアしてもらいました。

口腔ケアに適しているブラシ(くるりーな かなんかかなあ・・・)をご存知な訪問看護さんがこられるのならば、その方に相談して見られたらいいかもですね。
吸引機があるのなら、吸引機能付のブラシとかありますよ。湿らせながら、口腔ケアができるのでとっても使いやすいですよ。

Re:今度は口の中が From:ikeda49 2005/11/05(sat) 21:24:44 [HOME]
妻も場合も同じでした

内容読ませて頂きました、小生の場合は妻が患者なので一般的な話しではなく現実的な話しです。
つまり、食べることにより口の中の障害は解消されました。

口のケアーは口から食べ物を食べられるのか、食べていないのかによって対応が違います。
本当に口から食べられないのか、私達も悩みました、しかし、道は開ける物ですね、『食べさせるには確認と方法が有るようです』又『身体の免疫力を高めることにより機能が回復することが有ります』
この2つの事を実践し妻は食べられるようになり、口の中の衛生状態も良くなりました。

そこで1つ、病院関係者には苦言ですが、『3度の誤嚥性肺炎を引き起こした妻に対する対する対応』は
●多くの病院の判断:口から食べたら肺炎になる
○現実は:患者本人と家族がリスクを恐れずチャレンジしたら本来の食べる機能が回復する
結論:患者の機能は個々で違う、よく観察して、本来の機能を回復する様に動いてみたら如何でしょうか。
『胃ろう』は栄養を確実に取るには良い方法ですが、あくまでも『本来の口から食べられるようになったら』胃ろうを中止する勇気も必要なのではないでしょうか。




当然だと思います From:カネコ@北海道 2005/11/06(sun) 09:52:54
>ikeda49様

>結論:患者の機能は個々で違う、よく観察して、本来の機能を回復する様に動いてみたら如何でしょうか。
『胃ろう』は栄養を確実に取るには良い方法ですが、あくまでも『本来の口から食べられるようになったら』胃ろうを中止する勇気も必要なのではないでしょうか。

 全くおっしゃるとおりですね。当院でも1例だけですが、胃瘻中止症例の方がいます。
  ただ、残念なことに摂食機能回復に携わる理学療法士はまだ数少なくリハビリもなかなか進まないのが現状です。嚥下障害のある方に摂食に関してもどんなもの をどのように食べさせればよいか・・・と言う知識すら十分普及していません。となると、どうしても医療者側は直接生命に関わる肺炎を恐れる・・・と言うこ とになります。

 おっしゃるような方向に進むのが一番良いのは確かなのですが・・・・

余談:HPを拝見いたしました。私も子供の頃は苫小牧に住んでましたので、夏になるとよくハスカップ取りに行ったものです。

(^-^)「Dr.石塚のお口のケアノススメ」 のご紹介(^-^) From:平成の一休さん 2005/11/06(sun) 12:19:59 [HOME]

 
PDN立ち上げ当初から口腔ケアーの重要性についてご尽力 頂きました石塚三寿先生のご報告を紹介されて頂きます。

【トラブル&ケア >お口のケアのススメ】

石塚歯科医院院長
石塚三寿先生
プロフィール

1954年生れ
1979年日本大学松戸歯学部卒
医療法人社団友裕会
石塚歯科医院院長

主研究テーマ

「一般歯科臨床における口臭治療、舌クリーナーの設計・開発」




  第1回「口臭ってなんだろう」

  第2回「口臭治療の前に知っておきたいこと」

  第3回「高齢者の口腔ケア」

  第4回「あなたのお口の中の細菌は…」

  第5回「高齢者のお口のケアの実際」


合掌三拝


Re:今度は口の中が From:いわさき 2005/11/06(sun) 12:24:29
カネコ@北海道先生はじめまして。北海道にも悩みに何時も
答 えて下さる方がいる事に心強く思います。嚥下訓練の事ですが、主人は全く食べる事が出来ませんでしたので、嚥下訓練を受けました。東京から月に1度来てく れています。フアイバースコープで診察し評価が出て、個別のリハビリ訓練のメニューウが出ます家族と本人の頑張りでした、何せ主人の場合は自分の唾液に咽 せてたえづ咳き込みその為肺炎を起こして入院するほどでした。
訓練をする事で咽せか解消され肺の雑音も無くなりゼリーを1日3カップ食べられる様になりました。うにや少量ですがペースト状の物も食べていましたが今年の夏が過ぎた頃から
食欲が無くなり、飲み込みも悪くなりました。先生の診断の結果飲み込みが悪くなっているとの事で。首を持ち上げる体操とカプサイシン(唐辛子)のゼリーを使う事で喉に
刺激を与え飲み込みの訓練をする事になりました。早速実行しました、驚く事に喉を鳴らしゴックン・ゴックンと飲み込みました、カプサイシンの入らないゼリーは喉が鳴りません
でした。摂食・嚥下訓練は時間がかかりますがもう少し頑張って見ようと思います。














(^-^)「Dr.石塚のお口のケアノススメ」 のご紹介(^-^) From:平成の一休さん 2005/11/06(sun) 12:26:49 [HOME]

【追記】上記のご案内は当HPトップ画面の下の方にあります。

「おすすめコーナー」をクリックすれば第1回〜だい5回まで
の研究結果が報告されておりますので、一度目をご覧いたければ理解が深まるのではないかと念います。

合掌三拝

ikeda49様 From:kyara 2005/11/06(sun) 21:28:32
始めまして。祖母85歳が今夏PEG造設を受けまし た。今年1月、プリン摂取時に窒息・数回の誤嚥性肺炎を患って以来ずっと検討していたのですが、傾眠が続いて栄養状態が悪くなった事もあり思い切って PEGを選択しました。要介護5で6年前から寝たきり、認知症の診断も出ていますが意思の疎通も可能で食べられるか否かは別にして食欲もあります。PEG 造設後、主治医に対して嚥下訓練をお願いしました。が、医師の対応は否定的で退院時にも「一日にゼリー1個が限界」と言われました。本人はいくら栄養を注 入していても咀嚼をしていない限り空腹感を訴えます。家族の判断で退院後、リスクがあってもなるべく食べさせてあげる決断をしました。栄養は注入食に頼っ ていますが「楽しみ」として熟した柿など旬の食材を少量ずつでも本人が欲するだけ食べさせています。結果、熟睡できるようになり精神状態も落ち着きまし た。私は窒息を目の当たりに見ているので正直食べさせることが怖いです。だけど、「PEGがあるんだから食べなくてもいいでしょう?」という考え方には同 意出来ません。同じような考え方で取り組んでおられる方の御意見を拝見してとても嬉しかったです。PEG造設時に主治医から「PEG造設してもせいぜい3 年しか延命できないよ」と言われた事もとてもショックでした。祖母は高齢ですので、主治医の仰った事は医師の常識的に事実なのかも知れませんが、今、医療 に取り組んでおられる方が皆さん同じような認識の下におられるのだとしたら・・・家族としてとても辛いです。もっと患者個人と向き合っていただきたいなと 願います。

Re:今度は口の中が From:魔子 2005/11/07(mon) 22:00:07
STさんが怒ってくるかもしれませんが、どんな訓練よりも本人の食べたい・飲みたいという希望、介護する側の食べさせてあげたい・飲ませてあげたいという願望に勝るものはありません。
当院は、なぜか、摂食障害のためPEGになった方が、また食べれるようにしてくれるところと巷で評判になっているらしく・・・・。でも、STがいるわけではなく、他の医療機関のように所謂嚥下訓練などと言うことはしていません。
ま ず、転院して来られたら、一番最初にすることはお口の中のお掃除です。もちろん前医でもきちんとしていたのでしょうが、うちの看護スタッフのレベルでは、 許せない域らしく、1日何回も歯ブラシと霧吹き・吸引器で口腔ケアをしています。数日すると、口元まで顔を近づけても全然匂わなくなります。
次に唾液を飲み込めるか十分に観察します。どれぐらいの唾液なら飲み込めて、どれだけ以上なら飲み込めずに泡を吹いたようにカニさん状態になるか・・・・。
1回に飲み込める量の予測がつけば、おいしいお茶(本人の好きな飲み物)を微妙なとろみ加減(その人に合わせて試行錯誤)で、飲み込める限度の1回量ずつお口に入れて嚥下を促します。
毎日これを繰り返すだけです。
根気の必要なことですが、本人の飲みたいという意思と、介護する側の何とかして飲ませてあげたいという強い希望があるからこそできると思っています。
うちのスタッフも私も食いしん坊なので、食べれない人を見ると何だか人生の楽しみの半分をなくしているように思ってしまうからでしょうか・・・・、結構みんな真剣です。

Re:今度は口の中が From:くまうま 2005/11/08(tue) 11:21:41
STのくまうまです。
>STさんが怒ってくるかもしれませんが、どんな訓練よりも本人の食べたい・飲みたいという希望、介護する側の食べさせてあげたい・飲ませてあげたいという願望に勝るものはありません。
まこ先生、STは、そのことについては十分分かっていますよ.
いわゆる、嚥下訓練といわれているものは、結局のところ、口腔内のストレッチとか、筋の調整とか・・・・言った類だと思われます.又、その後に、実際に摂食をすると言うことになると言うことでしょう.

結局の所、しっかり口腔ケアができていれば、食べれる方って結構いらっしゃるような印象を受けております.
どうしても、難しい方って言うのは確かにありますけど.

>もちろん前医でもきちんとしていたのでしょうが、うちの看護スタッフのレベルでは、許せない域らしく、1日何回も歯ブラシと霧吹き・吸引器で口腔ケアをしています。数日すると、口元まで顔を近づけても全然匂わなくなります。
次に唾液を飲み込めるか十分に観察します。どれぐらいの唾液なら飲み込めて、どれだけ以上なら飲み込めずに泡を吹いたようにカニさん状態になるか・・・・。
1回に飲み込める量の予測がつけば、おいしいお茶(本人の好きな飲み物)を微妙なとろみ加減(その人に合わせて試行錯誤)で、飲み込める限度の1回量ずつお口に入れて嚥下を促します。
毎日これを繰り返すだけです。
根気の必要なことですが、本人の飲みたいという意思と、介護する側の何とかして飲ませてあげたいという強い希望があるからこそできると思っています。
うちのスタッフも私も食いしん坊なので、食べれない人を見ると何だか人生の楽しみの半分をなくしているように思ってしまうからでしょうか・・・・、結構みんな真剣です。

このようなアプローチを嚥下訓練というのではないでしょうか?
当然、私のところでも、このような方法で行なっています.

Re:今度は口の中が From:魔子 2005/11/08(tue) 12:13:30
以前、勤務医をしていたときのSTさんは、わざわざ寝たきりの人をリハビリ室に連れて行って、いろいろしていましたよ。
顔の筋肉のマッサージから始まって頬や咽頭の粘膜の刺激でしっかり疲れさせた後に、お水を含ませて飲み込めるか確認。大抵、「むせたので嚥下はダメです!!」何ていわれていたもので・・・・。
今私たちがしているのは、嚥下訓練というより、食事介助・飲水介助の一環です。訓練なんておこがましいことはいえません。私たちが、根気を試されている訓練だと思っています。

Re:今度は口の中が From:くまうま 2005/11/08(tue) 17:19:28
魔子先生.水のみテストで、嚥下は中止。
確かに、それは、STの力不足なのかもしれませんね.勉強して出直します.
ただ、STの中にも、僕みたいなやつがいて、暇さえあれば、胃瘻さんの所にいって口腔ケアをしています。ですから、ばりばり肺炎が既往にある方でも、今、あんまりないかなあ.

全てのSTがそうあってほしいな・・・・・

なんといっても口腔ケアだと思います.

Re:今度は口の中が From:手抜き介護者 2005/11/08(tue) 23:04:46
色々な先生方のご意見拝見しました。見ていて口腔ケ アをしっかり、に尽きるなーと感じました。頑張れば主人もプリンなど一口でも食べれるかな。4ヶ月前、飲み込みの検査してもらいましたがドクターに無理と 言われた経験あります。それはそれとして口腔ケア頑張ってみます。手抜きの私ですが
(*'-^)又一つ勉強できました。

Re:今度は口の中が From:くまうま 2005/11/09(wed) 12:41:12
手抜き介護者様.STのくまうまです。プリンが食べ れるかどうか・・・これは、みてみないと分からないことなので、何ともいえませんが、口の中の状態をできるだけ普通の状態に戻してあげること。これによっ て、いろんなリスク(誤嚥性肺炎など)を防ぐっていうこと(リスクを下げる)のために、口腔ケアをしっかりして差し上げてください.
くまうまも遠くから応援してます.

Re:今度は口の中が From:ikeda49 2005/11/10(thu) 07:39:13 [HOME]
カネコ@北海道様

コメント有難うございました。先生だと思います、毎日ご苦労様です、沢山の生命を預かるお仕事はさぞ気苦労な事と思います。

妻は脳幹出血ですが、最近同じ病名で受傷した方のHPやメールから麻痺の回復について良い情報を得ております。
つまり、「脳幹出血の場合は大脳に損傷を受けていないので、脳に刺激を与えると麻痺した部位も回復する」そうです。現実に妻の場合はこの1年間の快復は考えられないことでした、皆様のお陰です。
小生は、受傷した患者も家族も『諦めないで・根気よく・継続すると』結果は後から付いてくると思います。
勝手なことを書く『良くない患者と家族』ですが、回復えの熱望は人一倍持っているつもりです、之が私達の生きる原動力です。

余談の部分:小生は十勝の農家の生まれです。『小さいときカボチャやイモ・アズキ等』今で言えば健康に良い物を沢山食べた記憶から、身体に良い物を提供しております。
将来自宅介護に成った場合、慌てないように仲間を造っているのでしょうか、好きな仕事は時間を削っても出来るって本当ですね。
カネコ先生有難うございました。

Re:今度は口の中が From:ikeda49 2005/11/10(thu) 07:55:40 [HOME]

kyara様え

食べたいと訴える家族を介護されてご苦労様です。
諦めないでサポートして下さいね、祖母さんにとっては貴方が頼りだと思ういます、どうぞ代弁者として祖母さんのしたいことを語って下さいね。
小 生達は医学の知識はありませんが、思いだけは持っております。もう2年半になりますが、何度も山や谷がありました。その都度何がよいか悩んだり、情報を得 たりして来ましたが、今言えることは『皆様に助けられた』と言うことが強く残っています。諦めないで、辛抱すると良いこともある物ですね。
コメント有難うございました。


Re>ikeda49様 From:kyara 2005/11/13(sun) 23:48:41
心強い励ましのお返事、ありがとうございます。嚥下 障害者に対して「これなら大丈夫」という食事形態はないのでしょうね。リスクを恐れず、「食べたい」「食べさせてあげたい」という気持ちで試行錯誤するし かないと思いますし、それが出来るのは家族の愛情と熱意だと考えます。医療関係者の方はリスクを犯すことはされません。私は医学的に素人ですから、不測の 事態(例えば窒息や誤嚥)にも冷静に対応していただける病院でこそ色々と試して欲しい、嚥下訓練を積極的に行って欲しいと希望したのですが、叶えられませ んでした。祖母は若い頃から甘い和菓子や野菜の煮付けが大好きでした。入院中は明けても暮れても一日一個のゼリーしか与えられなかったのですが、帰宅後は こしあんや南瓜・じゃが芋の煮付(潰して適度にとろみを付けた物)等を少量づつ与えています。好物を食べている時には咽や誤嚥も少ないように見受けられま す。何よりも「美味しい」と嬉しそうに食べてくれます。認知症のせいか味覚障害もありますが、寒い日には温かい物、暑い日・熱発時には冷たい物を与えてあ げるとそれだけでも喜んでくれます。先の見えない介護に疲れることもありますが、「何時まで続くか分からない」からこそ今を大切に、これからも祖母の代弁 者として素人なりに頑張ります。ikeda49様もお体御自愛下さって、楽しい介護を続けてください。

[No.1690] 栄養剤の選択 From:jyun 2005/11/13(sun) 00:29:07
例えば一般常食をミキサーにするとゲル化またはゾル化状にすることが出来ます。それをPEGから注入する方法はどうでしょう。

[No.1689] タイトルなし From:みよ 2005/11/12(sat) 23:49:52
胃ろうの方なんですが、胃にたまったガスをどう抜いたらいいかガス抜きの仕方を教えてください。

[No.1685] 固形化した濃厚流動の保存時間 From:kato 2005/11/08(tue) 15:43:04
 固形化の栄養の保存時間についての質問です。
 この度、栄養の固形化を始めようとしている者ですが、
栄養士さんとの相談で、固形化した栄養の保存時間が、
問題となりました。
 少ない人数に対し始めることもあり、作る手間から、
できれば一気に作って、保存としたいのですが。
 細菌繁殖などの具体的などの目安など、みなさんどのようにされているでしょうか?

Re:固形化した濃厚流動の保存時間 From:どうぶ 2005/11/10(thu) 16:22:37
詳しいこと(細菌繁殖の時間)は分からないですが、冷蔵保存で半日くらいは大丈夫と思います。液体のままで、開封して半日くらい置いてる所もあるし。

Re:固形化した濃厚流動の保存時間 From:太朗 2005/11/10(thu) 19:42:11 [HOME]
katoさん こんばんは  開業医の太朗といいます.
手前味噌http://www.fukiage-clinic.com/peg/ronbun/j041965.htmで恐縮ですが,自分の経験では調理後24時間以内は腐敗には達しませんでした.固形化栄養といってもあくまで食品なので,日常我々が食べる食品の保存と衛生状態を参考にしています.

Re:固形化した濃厚流動の保存時間 From:kato 2005/11/10(thu) 23:35:40
太朗さん、ありがとうございました。
固形化を始めようとしたものの、分からないことが多く、スタッフとも手探りな感じです。
この場では、医療者だけでなく患者や家族側の知恵や意見など勉強させていただいております。
今後もよろしくお願いします。

[No.1686] 固形化用シリンジの洗い方について? From:hhhh 2005/11/09(wed) 21:41:35
現在ママレモンで洗い自然乾燥としています。細菌検査もしながら これでいいのか検討中ですが、ミルトンなどにつけて自然乾燥させたほうがいいのでしょうか?食器乾燥機なども検討しています。しかし、そもそもシリンジが 何回くらい使えるのかも考えないといけないなーと思っています。在宅ではサラダオイルなど使用しているそうですが病棟などでは何回くらい使用して破棄して いるものでしょうか?

Re:固形化用シリンジの洗い方について? From:太朗 2005/11/10(thu) 19:44:22 [HOME]
hhhhさん こんばんは  開業医の太朗といいます.
シリンジといっても固形化栄養の場合は単なる食器なので,食器として洗浄し保管しています.我々もお茶碗やお皿をミルトンに付けはしませんよね.そういうスタンツで行っています.

[No.1677] 経管栄養の方へNaclの与薬方法 From:ひいらぎ 2005/11/01(tue) 20:58:06
 初めて書き込みをします。変な質問だと思わずに教えて下さい。お願いします。
  複数の患者様が同じ栄養剤を使用していますが、主治医が微妙に量を調節してNaclを処方しています。現在は栄養剤にNaclを溶かして(入れて)注入し ていますが、Naclを白湯で溶いて食前や食後に注入している所もあると聞きます。Naclの摂り方という表現は正しいのか分かりませんが、どうするのが 適切なのでしょうか?指示を出すDrの意見がうかがえたら嬉しいです。
 栄養剤にNaclを溶かして(入れて)注入している場合は、イルリガートルなどの容器に付着してしまって指示量が入らないとか問題は生じたりしないのでしょうか?これに関してはメーカーさんの方が詳しいのでしょうか?
 Naclを栄養剤に溶かして(入れて)注入する方法ではなく、白湯に溶かして栄養剤とは別に単独で注入する場合、食前がいいのか食後がいいのか違いはありますか?また、多剤と一緒に白湯に溶かすということをした場合、問題はあるのでしょうか、ないのでしょうか?
 白湯で溶かして注入する場合、濃度の高いNaclを一気に入れるということになると思うのですが、その場合、注入される側は胃部不快や嘔気など起こすことはないのでしょうか?
 Naclの量は個別で微妙に調整する必要はあるのでしょうか?注入し始めてから、定期的に電解質のデータをとったりする必要はないのでしょうか?
 今日、話をしていて疑問がふつふつとわいてきたので多くの医療者の方にご自分の施設での対応を話していただけたら解決の糸口になるかと思いますので、よろしくお願いします。
 また、経管栄養でのNaclの扱いについての文献があるのでしたら、書籍名・出版社をお知らせください。

Re:経管栄養の方へNaclの与薬方法 From:downhill 2005/11/01(tue) 23:05:33
病院薬剤師のdownhillと申します。
当院では、原則栄養剤開始前に「シリンジで白湯に溶かして注入する」ことにしています(開始前の理由:入れ忘れを防ぐためですが・・・)。
むしろ、栄養剤の種類にもよるのですが、モノによっては栄養剤の中にNaClを入れるとボトル等の中で栄養剤の成分が沈殿したりする(=豆乳ににがりを入れて豆腐を作る、と似たような現象が起こる)ことのほうが問題になると思います。
そのため栄養剤終了後にフラッシュするときの白湯にNaClを加えて、ゆっくりと注入するのがベストでしょう。
電解質データですが、NaCl開始時は多すぎないかどうか確かめる必要があるので、週一回行い様子をみて、安定してからは定期的に(一ヶ月に一回は)検査してもらう方ががよいのではないでしょうか?

downhillさん、ありがとうございます。ちょっとすっきりしました。 From:ひいらぎ 2005/11/02(wed) 13:04:09
 主治医は栄養に入れるNaclは『栄養』だと言います。しかし、この場合、Naclは処方箋で薬局から払い出しされているのです。私は『薬』の1種だと認識していたのですが、薬ではなく栄養なのでしょうか?
 ちなみに使用している栄養剤はリカバリーとCZHIです。別のDrに聞きましたところ、薬ではないけど、Nsが管理する上では処方箋で出されるものだから、薬と認識してた方がトラブルを防げるんでしょう?って言われました。認識の違いの問題なのでしょうか?

Re:経管栄養の方へNaclの与薬方法 From:downhill 2005/11/02(wed) 16:52:57
 厳密に言えば、処方箋で処方され調剤されているNaCl(塩化ナトリウム)は「医薬品」になります。ただ単に栄養科から払い出されているならば「食塩」ということで「食品(栄養)」になりますね。
  リカバリーSOYとCZHIは医薬品ではなく「食品」ですね。これらは処方箋では動きません(当院では食事オーダで)。胃瘻から注入する医薬品としてよく 聞くのはラコールというものもあり、これに準じた扱いにするのはリスクマネージメント上その方が安全、ということにもなります。
 こんなんで答えになってますでしょうか???

病棟の他のDrにも質問していました From:ひいらぎ 2005/11/02(wed) 19:22:20
 downhillさん、有難うございます。
 Nacl は『薬‥ではないかな?』ってことだったんです。でも『管理するNsの立場からは管理する上で処方箋で出ているものは薬として管理した方が問題ないでしょ う』とも言ってもらいました。『退院すると処方箋で出す栄養剤もあるけど、ラコールは薬としての管理になるね‥』って話もしていたんです。確かにリカバ リーやCZHIは『食品』として管理ですね。
 すっきりしてきました。ありがとうございます。
 

経管栄養の方へNaclの与薬方法 From:ひいらぎ 2005/11/09(wed) 11:17:33
 内科や他のDrは経管栄養の指示はどの様に出しているのでしょうか?Naclの投与方法も指示しているかと思うのですが、Dr側からのお話も是非、聞きたいです。宜しくお願いします。

[No.1679] 栄養剤と白湯の量について From:ひいらぎ 2005/11/03(thu) 11:52:45
 Naclの件でここに初めて書き込みをしましたが、またご意見を仰ぎたいと思います。
 神経難病の病棟で勤務しています。経管栄養は30名程になるでしょうか。朝・夕の方と朝・昼・夕の3回の方がいます。体重や疾患にもよるとは思いますが、その量についてです。
  前の病棟(神経内科・脳外科の急性期病棟)では3回法で1日に5パック(メイバランスCやCZHI)に白湯が200〜300mlでした。現在の病棟は1日 に4〜6パック(CZHIとリカバリー)に白湯が100〜200mlです。どうも白湯量が少ないと感じているのです。栄養剤も液体ですから、それも水分量 として計算しているのかな?と思いますが、それでも少ない‥。
 例えばCZHI(3パック)に白湯100mlを朝・夕という方。CZHI(2パック)に白湯100を朝にCZHI(1パック)に白湯が100mlを昼・夕という方がいます。これで水分量は足りているのでしょうか?
 好ましい栄養剤の量と白湯(水分量)について教えて下さい。

Re:栄養剤と白湯の量について From:downhill 2005/11/04(fri) 20:43:25
病院薬剤師のdownhillです。
 教科書的には「水分25mL/kg/day(飲水量として)」って書いてありますよね?まぁ実際にこの計算どおりに水分量をやるのはかなり面倒くさいかもしれませんが、目安にはなると思いますがいかがでしょう?
  実はきっちりとしていないのでナサケナイのですが、それでもNST症例として上がって来た場合は、TEEを求め、それに見合ったカロリー摂取量(投与量) を管理栄養士と相談して決めています。水分量は例えば血液データから脱水状態か否かをみたり、おむつの重さ・または尿量測定も予めやっておいて、入れる白 湯の量を決めています。
 当院は急性期病床がほとんどなので、「サンエットN」を基本に、それに医薬品の「エンシュア・リキッド」「エンシュア・H」を組み合わせたり、ココアパウダーを追加したりして、カロリー量を調節しています。

Re:栄養剤と白湯の量について From:ひいらぎ 2005/11/09(wed) 11:14:01
 忙しくて、なかなかレスを頂いていたのに見ることができませんでした。すいません。
  経管栄養の方の尿量は確保されている方が殆どです。痰が固かったり、尿混濁が強かったりはします。でも、検査は発熱時や異常のあった時だけ‥。健康な最近 のデータが蓄積されてる訳ではないので、比較するにも‥。他の病棟から異動してきたスタッフ間では白湯量が少ないと話になります。
 主治医の指示 だけではなく、食事箋が出た時点(変更とかも)で、栄養士からもアドバイスをもらえるといいのに‥と思います。時々、栄養士が病棟に来ていますが、経管栄 養が多い割りにその栄養剤の量と白湯量や投与方法については触れず、カルテを見て帰るだけなんですよね。スタッフももっと栄養士や薬剤師とコミュニケー ション良くする必要があるなぁと思いました。

[No.1684] 腸瘻周囲の漏れ From:こいたろう 2005/11/08(tue) 13:47:07
腸瘻周囲の栄養剤漏れに関する質問です。
胃全摘後の患者さんで 空腸瘻を造設してあります。
使用チューブはバルーンG−チューブ(16Fr)ですが 最近チューブ周囲から栄養剤が漏れて困っております。栄養剤にとろみをつけてたりしていますが 改善はありません。
何かよい方法はありませんでしょうか?

[No.1683] PTEG自己抜去対策 From:misa 2005/11/08(tue) 13:00:27
 特殊疾患療養病棟で勤務している内科医です。
最近、当棟にPTEGの患者さんが入院されました。
一般病棟で挿入した上で転棟されたのですが、
挿入当初から自己抜去を再三されたので、
現在は終始抑制しています。
ただ、今後のことを考えると、抑制せずにすむ方法を取りたいと思っています。
なにかよい方法はないでしょうか?

[No.1682] タイトルなし From:初心者 2005/11/07(mon) 22:56:00
始めまして、とても初歩的な質問なのですがよろしく
お願いします。
母が慰労を作ってから、10日目ですがまだ使っていません。今日見ますと、チューブの中に胃の中のものが入って
ました。
手術後、すぐに見たときはありませんでした。
看護婦さんは大丈夫だと思うと言ってましたが
そうなのでしょうか。

[No.1680] 質問です。 From:かたぎり 2005/11/03(thu) 14:42:13
胃ろうPEGより固形化栄養剤を注入している方がおられるのです が、固形化栄養剤を注入していると目をきょろきょろとされます。液体のときはそれほど認めなかったのですが・・。スタッフより固形と液体では、自律神経な どにも何か作用するのかと質問されました。それとも寒天のせい?どうなのでしょうか?
もう一点寒天で固形化した栄養剤の胃内の停滞時間はどれくらいですか?

[No.1678] 道新記事コピー入手努力します From:春日 2005/11/03(thu) 11:06:50
いわさきさまご事情を知らず大変失礼を申し上げました。私は脳出血の後遺症で寝たきりで言葉がでない家内を娘と二人で自宅介護しています。ダスキンシャンプーボトルの件ご放念下さい

Re:道新記事コピー入手努力します From:いわさき 2005/11/03(thu) 11:34:28
札幌のかたですか〜。私でお役に立てればどうぞ我が家にお出で下さい。
地方の方も来ています、細かなテクニックはやはりお会いしてお教えしたいのですが。水曜日と土曜日にお時間取れると
よいのですが!!

Re:道新記事コピー入手努力します From:いわさき 2005/11/03(thu) 11:47:56
春日様固形化をおぼえたいのかと!!思いましたが!!
「大変失礼を申し上げました」「ダスキンシャンプーボトルの件ご放念下さい」!!!!!何の事かわかりません。
失礼しました。

[No.1676] 大腸誤挿入について From:あきらこぶ 2005/11/01(tue) 20:42:02
近医からの相談です。1年前にPEGを行い、順調に経過していた 方ですが、この度ベッドサイドで交換したようです。その後から下痢がひどくなり、しばらくして内視鏡を施行したところ、胃内にPEGボタンがなく、ガスト ロ造影したところ大腸だったようです。用手抜去していいものやら??腹膜炎など起こさないかなど心配です。小生には経験がありません。どなたか教えてくだ さい・・・

Re:大腸誤挿入について From:カネコ@北海道 2005/11/02(wed) 12:13:21
>あきらこぶ先生
 私にも上のような症例の経験があるわけではありませんが・・・

 状況から想定できるのはPEG造設時に横行結腸を貫いて造設してしまった・・・ということだと思います。交換からかなり時間が経過しているのであれば胃−横行結腸瘻はすでに閉鎖していると思います(もう一度内視鏡での確認は必要だと思いますが)。
  問題は横行結腸皮膚瘻ですが、瘻孔はすでに完成している可能性が高いと思います。安全を期するならばボタン交換から1〜2ヶ月おいた時点で抜去する手で しょう。抜去すれば自然閉鎖すると思います。当然抜去時は入院して十分経過観察することが必要だと思いますし、抜去後に腹膜炎を来せば緊急手術になること も説明すべきでしょう。また残念ながらPEGの再造設は不可能でしょう。

 にしても、初回造設後、よくイレウスにならなかったものですね・・・。

Re:大腸誤挿入について From:あきらこぶ 2005/11/03(thu) 02:41:49
カネコさま
今回も細かく返答していただきありがとうございます。
やはり再造設はむずかしいですよね。PTEGで行こうかなって思っていますが。
誤挿入されたボタンは家人の許可が得られれば、抜去せずそのまま留置状態でもいいのではと思っています。
抜去の場合、大腸内視鏡でボタン部を確認して、鉗子で把持した状態で体表側からハサミで切って回収すれば瘻孔損傷もないかななどと考えております。

[No.1675] 胃廔の接続チューブの汚れ From:りょうたん 2005/10/30(sun) 21:56:30
病棟Ns.です。PEGの患者様が増える中、勉強不足を痛感して います。現在一番困っているのは(初歩的ですが)ボタン型に接続するチューブの汚れです。当院では、ボタン型を3ヶ月毎に交換し、そのセットの接続チュー ブを継続し使用するのですが、見た目にかなり汚く、注射器でフラッシュしてもとれません。酢酸水の洗浄は、「ボタン型」には不要となっていますが、接続 チューブにも同様の方法は有効でしょうか。教えてください。また、他の施設での工夫を知りたいです。よろしくお願いします。

Re:胃廔の接続チューブの汚れ From:魔子 2005/10/31(mon) 08:43:27
接続チューブが汚れると言うことですが、どうしようもなく汚れてしまった場合は、メーカーに言えば有償で接続チューブのみ譲ってもらえたとおもいます。
うちでは、接続チューブの清掃は日々の水洗い以外に、1週間に1度ぐらい細いブラシ(内視鏡の管路内清掃用のブラシ)を使って、内腔を擦り落として洗います。きれいになりますよ。
最後に、ボタン型を3ヶ月ごとに換えるということは、バルーンタイプと言うことですよね・・・・。バンパータイプの場合、4ヵ月以上留置しないと保険適応がなかったと思うので、ちょっと気になりました。

Re:胃廔の接続チューブの汚れ From:りょうたん 2005/10/31(mon) 21:52:43
ありがとうございます。在宅で患者様が使用するのであれば、このHPに出ているブラシが良いのでしょうか・・・
病 棟で使用する分は、「汚いから」と別にメーカーから購入したチューブに交換したりしますが、それもコスト面ではどうか・・・ですよね。一応、酢酸水も試し てみましたが、接続チューブにはあまり効果がなかったようです。ボタン型は「バルーンタイプ」です。それなら大丈夫でしょうか。

Re:胃廔の接続チューブの汚れ From:魔子 2005/11/01(tue) 10:35:40
バルーンタイプは24時間留置してれば、交換しても保険請求可能ですので、大丈夫です。
以前、某メーカーのボタン・バルーン型の接続チューブをメーカーに試供品としてかなりの数を頂いたことがありますが・・・・。一度問い合わせてみてはいかがですか?

[No.1672] 『イソジン』について From:ひなこ 2005/10/28(fri) 23:46:09
病棟Ns.です。過去のログをみて、自分たちのしている事がとっても疑問に思いました。
脳血管障害後遺症等のPt.様などで、PEG造設されていたり、気切のあるPt.様のマウスケアは、お茶や御家族が持ってこられた液体歯磨き等を使って1日4回行っています。それはとっても良い事だと思っております。・・・が、
PEG造設予定のPt.様のマウスケアに関しては、3日前から
イソジンガーグルの希釈液で、プラス鼻腔にイソジンゲル
で綿棒でを使って消毒(?)していました。
イソジンを使用する必要性は無いものとスタッフ間でも話し合われ、使用しなくなっていたのですが、鼻腔の洗浄もしくは消毒といった事の必要性や方法がわかりません。
皆様のお考え、病院での対処方法をお教えください。

Re:『イソジン』について From:カネコ@北海道 2005/10/29(sat) 03:14:47
>ひなこ様

 私は鼻腔に対するイソジンゲルの塗布は無意味であると考えます。以下に論拠を述べます。

1.イソジンゲル塗布の効果範囲。
 イソジンゲルを塗布するときにまさか後鼻腔まで綿棒を突っ込んで塗ってはいないですよね?(やっているとすれば拷問ですが)。仮に前鼻腔の除菌が出来たところで、後鼻腔〜咽頭後壁には菌は遺残します。PEG造設前で前鼻腔の除菌をすることに何か意味があるでしょうか?

2.PEG造設時での除菌の無意味
 これについては以前のスレ(No.1640〜)で無意味であろうという論拠を説明しました。菌を無くそう・・・と考えるより通常の口腔ケアを徹底して、舌苔や歯垢などの異物を減らすことの方が有意義だと思います。
 感染は菌がそこにいるだけでは成立しません。菌がいて、そこに+αの要因が加わって初めて感染が成立します。であれば、除菌しようと思うより+αの方を何とかする方がはるかに簡単で重要です。

Re:『イソジン』について From:ひなこ 2005/10/29(sat) 21:14:06
カネコ@北海道先生、ご回答有難うございます。
やっぱりそうですよね。Dr.や他のスタッフに話をしたのですが、『MCにイソジンはいらない』『褥瘡に消毒はいらない』『でもPEGは感染がやっぱり怖い』と言われるのです。
今までは、通常のMCでOPだしして、後でもし感染兆候がみられたら、MCのせいにされそうでDr.の指示通りに処置してきましたが、今度は過去にあったレスとカネコ@北海道先生のいわれていることを説明して、みんなに理解してもらおうと思います。


BBS(1) v1.04.00 エース