[No.232] おたずねします From:jun 2002/06/09(sun) 03:28:32

母が鼻からチューブを入れた経管栄養で入院しました。
胃ろうをつくることを希望しましたが、あまり良い顔をされません。
どちらかの形で入院することで、病院の収入が左右されたりするのでしょうか?保険点数に違いがあるのでしょうか?
どなたか御存じな方、いらっしゃいましたら教えてください。
全くの無知なものですみません。

[No.232のレス] Re:おたずねします From:みっくん 2002/06/09(sun) 11:08:09 [MAIL]

junさんこんにちは.
 胃瘻でも経鼻胃管でも病院にとっての収入には差がありません.ただし、胃瘻造設時には当然ながら造設手技にかかわる保険料が算定されます.
 病院側があまり乗り気でなかったのはおそらく保険点数以外の理由だろうと思います.病状的に不安定(熱発など)で今すぐには胃瘻造設ができないとか、腹水がみられているとか、以前に胃を手術で切除されているとか、その病院で胃瘻造設の経験がないとか、入院なさっている科(何科の入院でしょう)が胃瘻についてよく知らないとか、あるいは看護婦が経験がなく管理について不安があるとかなどが理由としては考えられます.
 さて、対応策ですが、長期間の経鼻胃管(鼻からの管)の留置に比較すれば胃瘻の方が優れていることは立証されているといってよいでしょう.主治医にそのことを話した上で、胃瘻造設できない理由をはっきり聞くことがよいと思います.その上でまたカキコしていただければ皆様からまた、アドバイスがくるでしょう.是非病名や年齢なども差し障りのない範囲で教えていただければと思います.

[No.232のレス] Re:おたずねします From:jun 2002/06/09(sun) 23:52:38

みっくんさん、ご丁寧にありがとうございました。
大変勉強になりました。
主治医に相談し、またみなさんのお力をお借りするようかもしれません。
本当に感謝いたします。

[No.232のレス] Re:おたずねします From:jun 2002/06/10(mon) 12:14:17

早速、病院で聞いてまいりました。
まず、母の状況です。
87才女性、脳硬塞。
1/4に第一回目発症、右手麻痺。
5/10に第二回目発症、左手も麻痺。声がいっさい出なくなる。常にたんがからむことはないが、舌が出ている時間が時々みられる。熱は37度近辺で安定している。表情が硬くなった。両足は動く。私の言うことは、常にではないが確かに聞いて理解している。
それで、話してみたところ、たぶん技術上の問題だと思われます。胃ろう手術を内視鏡で行うことを希望しましたが、出来ないそうで、普通の手術になるそうです。
他の病院での手術を申し入れました。
そこで内視鏡と普通の手術の違いを、お教えいただきたいのですが・・・。
1、それぞれの手術に要する期間。
2、患者にとってどのくらいの負担の差があるのか。
3、今の状況でいずれかの手術を行う危険性。
お手数おかけしますが、どなたか答えていただける方、よろしくお願いいたします。

[No.232のレス] Re:おたずねします From:みっくん 2002/06/10(mon) 20:21:51 [MAIL]

 junさん、詳しい病状の御説明有り難うございます.
 まずは、一般論として聞いて下さい.
 経鼻胃管と胃瘻との違いについてです.
侵襲性(患者さんに与える負担)は造設時は胃瘻の方が若干高くなります.(手術であるためです.)
でも、その後の入れ換え時期が胃瘻の方が長期に留置でき、入れ換え時のトラブルも、どちらかといえば胃瘻の方が少ないです.(もちろん胃瘻も入れ換え時のトラブルがゼロではありません.)
また、流動食の嘔吐や、それによる誤嚥性の肺炎は胃瘻の方が発生が少ないことが分かっています.
加えて、胃瘻は経鼻胃管よりチューブが太く、詰まりにくくなっています.
胃瘻カテーテルはお腹に固定されるので顔に絆創膏で固定する経鼻胃管より見栄えがよく、患者さんの違和感も少なく、自己抜去(患者さんが自分で勝手に管を抜いてしまうこと)も少なくなります.
もちろん、口から食べる訓練がしやすいことも経鼻胃管と比較すれば大きなメリットです.
以上が胃瘻と経鼻胃管を比較した場合のメリットデメリットです.

 では、外科的に胃瘻を造る場合(外科的胃瘻)と内視鏡的に造る場合(PEG)の違いについてです.
患者さんに与える負担はどちらかといえばPEGの方が少ないだろうといわれています.
外科的胃瘻は局所麻酔でも可能ですが、施設によっては全身麻酔で行う施設もみられると聞きました.
PEGは内視鏡を飲みながらの局所麻酔手術で、処置時間はPEGの場合は15分程度です.
流動食が注入できるようになるまでの期間もPEGの方が早く、結果として早期回復、早期退院に繋がります.そういう意味では医療経済的な考えかたをすればPEGの方が効率的と言えます.
合併症(術後のトラブル)では外科的胃瘻の方が多いとする報告と同じという報告の両者がみられています.

 以上のことを踏まえた上での私の意見です.
 お母さまの栄養の補給には確かに長期的には経鼻胃管よりは胃瘻の方が優れていると考えられます.
 その胃瘻の造設方法ですが、胃瘻は栄養をとるための手段であり、どのような手段を用いても同じ結果が得られれば構わないわけです.当院はPEGの経験が多く、外科的胃瘻と比較すればPEGの方がはるかに安全に迅速に造設できます.しかし、逆にPEGに慣れない施設で無理にPEGにこだわるよりも外科的に胃瘻造設をした方が安全確実な場合もあるかと思います.
 もしも、やはりPEGをということでしたら近隣の病院でPEGを多く手掛けているところを紹介してもらうのがよいと思います.現在入院中の病院が外科的胃瘻の経験が豊富で成績が満足できるものであるならばPEGに固執せずに慣れた外科的な手法で造ってもらっても構わないと思います.もし、どちらの方法でも胃瘻造設についてあまり経験がなく、主治医が乗り気でない時はやはり近隣でPEGを実施している病院を紹介してもらうのがよいでしょう.
 また、病院選びの際にはこのホームページの医療機関リストなども参考にされるとよいかと思います.
 お母さまの病状の改善をお祈りします.また、経過を教えて下さい.

[No.232のレス] Re:おたずねします From:jun 2002/06/12(wed) 02:03:03

本当に御丁寧にお答えくださってありがとうございます。
今、いろんなことが頭の中をかけめぐっております。
また経過を報告させていただきます。

[No.232のレス] Re:おたずねします From:jun 2002/06/13(thu) 03:01:20

何度もすみません。
昨日、外科の医師の話を聞きました。
生々しい手術の様子を聞き、果たして胃ろうをつくることが母にとって良いことか迷い、手術するかしないか保留してきました。長くなってしまってすみませんが、

1、脳硬塞でもともと飲み下しの出来ない患者の口を、無理に 押し開けて痛い思いをさせながら、胃カメラを飲ますこと。
2、胃に空気をパンパンに入れて、苦しい思いをさせながらふくらますこと。
3、胃に針金で穴を開ける時、シューッっと空気が飛び散ること。
4、更に太いカテーテルを入れる時に、また空気がシューッともれること。
5、それが原因で多くの人が軽度の腹膜炎を起こし、何パーセントかの人は重傷の腹膜炎で高濃度の点滴に頼ってしまう結果をまねいてしまうこと。
6、意識のはっきりしない人間が、理解出来ないまま手術現場の恐怖を体験すること。
7、今既に両手が動かないのだから、鼻から管を抜く可能性はなく、胃ろうをつくる意味がうすいこと。

などです。
けれどもやはり迷います。これからどんどん、えんげ能力が低下する母に鼻からの管を取り替える時の苦痛は二週間の一度めぐってくる。
その困難さの中で、もし訪問看護婦さんが失敗して、出血させたり、管そのものが入らなくなってしまう恐れはないのか?
それならばやはり今、いくらかでも状態の良い時、胃ろうをつくった方が良いか迷います。
胃ろう手術はそれほど危険が多く、苦痛が多いものなのでしょうか?

個人的な掲示板になってしまって、みなさんすみません。
どなたか答えていただけたらと思います。

[No.232のレス] Re:おたずねします From:名なしのゴン 2002/06/13(thu) 13:28:34

この外科の先生は、内視鏡を使ったPEGについてお話されているのですよね?
私の意見を述べさせてもらいます。
・内視鏡をいれるときは麻酔をするときいています。
・腹膜炎を起こす危険性のある患者にはあらかじめそれなりの対応があるし、そうでないのに腹膜炎をおこすのは術者のテクニックの問題ではないでしょうか?PEGは簡単だとはいうけれど、立派な手術なのだから、テクニックに自信が無ければ、慣れた上手な人に任せればいいのでは・・・
◎「鼻から管を抜く心配が無い=胃瘻を作る意味がうすい」には異議あり!これは鼻からのチューブ栄養を前提とした考え方です。長期にわたって嚥下ができず、消化・吸収機能は残存しているのであれば、世界的に見ても胃ろうが適応とされています。そして、胃ろうはその人に必要な栄養や水分を確実に体に補給するためのルートです。抜く、抜かない以前の問題だと思いますが?
医学的な所見から、お母さんが胃ろうの適応ではないという理由は、この文章から私は見つけられませんでした。

私の中での胃ろうは、そういうものとして位置付けられていますが、正体不明の素人の発言で、間違ったことを書いていたら、削除してください。

[No.232のレス] Re:おたずねします From:みっくん 2002/06/13(thu) 20:26:28 [MAIL]

 私も何度もすみません.junさんの迷いに私なりに意見を述べさせていただきます.
・脳梗塞でもともと飲み下しの出来ない患者の口を、無理に押し開けて痛い思いをさせながら、胃カメラを飲ますこと。
・意識のはっきりしない人間が、理解出来ないまま手術現場の恐怖を体験すること。
・胃に空気をパンパンに入れて、苦しい思いをさせながらふくらますこと。
〜当然のことながら、患者さまの状態に応じて鎮静剤の使用がされます.
 さらに付け加えれば、胃瘻造設は1回きり、15分程度の時間です.
 麻酔もせずに、理解出来ないままに定期的に鼻から管を何度も交換される患者さまの苦痛も鑑みる必要があるでしょう.
・胃に針金で穴を開ける時、シューッっと空気が飛び散ること。
・更に太いカテーテルを入れる時に、また空気がシューッともれること。
〜これに関しては空気が飛び散ることと患者さまの苦痛とは全く無関係で、医学的にも全く危険はありません.
・それが原因で多くの人が軽度の腹膜炎を起こし、何パーセントかの人は重傷の腹膜炎で高濃度の点滴に頼ってしまう結果をまねいてしまうこと。
〜確かに手術である以上一定頻度で造設時に合併症は発生します.しかし、長い目で見た場合に、合併症の発生が多いのはむしろ経鼻胃管(鼻からの管)や中心静脈栄養(高濃度の点滴)です.
・今既に両手が動かないのだから、鼻から管を抜く可能性はなく、胃ろうをつくる意味がうすいこと。
〜名なしのゴンさんの意見に全く同感です.胃瘻か経鼻胃管かの論議は抜く抜かないの議論ではなく、どちらが栄養法として優れているかという議論です.そして、各分野からの報告でその答えは既に出ています.あとは、造設時のリスクと長期的な安定をてんびんにかけて、その優れた方法を選択するかどうか、を検討していくことだと思います.
・胃ろう手術はそれほど危険が多く、苦痛が多いものなのでしょうか?
こちらの掲示板には御自身が胃瘻造設を受けた方々も多く書き込みをしてくれます.その方々の御意見がその答えでなはいでしょうか.私自身も、患者さまから、「鼻の管が抜けてゆっくりした.こんなに便利な方法があるのだったらもっと早くやればよかった」とコメントされることが多くあります.
・けれどもやはり迷います。
〜どうぞ十分に迷って考えて下さい.そして、一度決めたことは「絶対」ではなく、「考え直す」自由もあるということを忘れないで下さい.
胃瘻栄養で安定して口から食事がとれるようになった後、胃瘻を抜去した方が、次に食べられなくなってきた時は胃瘻は造らずに自然に最期を迎えられた方もいます.一度は胃瘻造設を拒否し、「死んだ方がいい」とまでいった後に考え直して胃瘻造設し、驚異的に回復した方もいます.

[No.232のレス] Re:おたずねします From:moemoe 2002/06/16(sun) 01:57:29

junさんへ
この書き込みは大変勉強になります.胃瘻に関する現状,誤解,希望などがよく伺えます.
● PEGを術式や経済効果
 PEGを術式や経済効果,患者の苦痛などの観点からみると,ほとんどの場合,点滴や経鼻チューブより優れています.junさんのお母様も,PEGは医学的には適応と思われます.
● PEGの適応の諸問題
PEGの適応を議論するとき,最も優先されるべきことは,患者がPEGを望むか否かです.どんなにPEGがよいと思われても,患者本人が希望しない場合は,PEGの適応から外れます.難しいのは患者の意思表示ができない場合です.意思表示できない場合には,患者に変わって,患者の考えを代弁するひとの意向に従わざるを得ないのですが,これがPEG医療を難しくしている根源です.
● junさんの記載で驚いたこと
junさんの記載で驚いたことがいくつかあります.
1、脳硬塞でもともと飲み下しの出来ない患者の口を、無理に 押し開けて痛い思いをさせながら、胃カメラを飲ますこと。
2、胃に空気をパンパンに入れて、苦しい思いをさせながらふくらますこと。
3、胃に針金で穴を開ける時、シューッっと空気が飛び散ること。
4、更に太いカテーテルを入れる時に、また空気がシューッともれること。
5、それが原因で多くの人が軽度の腹膜炎を起こし、何パーセントかの人は重傷の腹膜炎で高濃度の点滴に頼ってしまう結果をまねいてしまうこと。
6、意識のはっきりしない人間が、理解出来ないまま手術現場の恐怖を体験すること。
7、今既に両手が動かないのだから、鼻から管を抜く可能性はなく、胃ろうをつくる意味がうすいこと。
 これらの記載は,誤りばかりではないのですが,かなり曲解というか,なんとも言いがたい表現です.私は外科医で,日常業務は,患者の悪いところをとることです.患者の病気や苦痛を和らげることを目標にしていますが,上のようなPEGの表現で外科手術を捉えたならば,私達は悪魔のような存在になってしまうでしょう.1cmたらずの癌のために胃袋や食道をとってしまうなど,許しがたいことになります.PEGに話を戻しますが,経験と良識をもつ医療施設であれば,上の表現のようなPEGはないように思われます.


[No.232のレス] Re:おたずねします From:旅は道ずれ 2002/06/16(sun) 11:10:21 [MAIL]

夫が口から食べられなくなった時、この先どうなるのか暗澹たる気持ちになりましたが、イロウを知りいろいろ調べてPDN談話室にたどりつき、前の20件、前の20件と読み戻ってイロウの人間的なことと安全性に確固たる自信を持って造設術に臨むことができました。イロウを知らなかったらチューブにつながて・・・とても今のような庭仕事をしたり買い物に行ったりの日常はなかったでしょう。ストレスも少なくQOLもあがって、元もとの病気にも良い効果をもたらしてくれていると信じています。
junさんのお母様が少しでも気持ちのよい闘病生活を送れますように、、、頑張ってください。


[No.232のレス] Re:おたずねします From:jun 2002/06/17(mon) 00:00:00

みなさま、御意見、励まし、本当にありがとうございます。
まだ迷っていますが、精神的にここに来て本当に良かったと思っております。
ありがとうございます。

[No.241] ボストン社様ありがとうございます From:旅は道ずれ 2002/06/14(fri) 21:15:22 [MAIL]

早速に丁寧なご返事をありがとうございました。とてもよく分かりました。朝昼晩3回、通常の食事時間にあわせて摂取していますので、やはり30センチのチューブなんですね。次の外来で頂いてきます。そして次の交換時には2.5センチの長さをお願するつもりです。軽くてボタンへの接続も楽で、クランプもついているのでチューブを折り曲げなくてもいいし快適です。
メーカーさんの言葉がじかにそれもすぐに聞けるなんて、PDNならではの嬉しい談話室です。又相談させてください。

[No.240] 旅は道ずれさんへ From:ボストン社 2002/06/14(fri) 20:28:11 [MAIL] [HOME]

ご質問に対しお応えいたします。
まず、バルーン・ボタン型の1.7cmでは少々きついということですが、次に長いサイズとなりますと、弊社同製品では2.5cmのものとなってしまいます。他メーカーさんではその間のサイズを揃えていらっしゃる所もありますので、主治医のドクターに相談されるのも良いかと思います。
チューブ使い分けに関してですが、まずは栄養投与の方法によって使い分けいただくように2タイプ用意させていただいております。持続的投与には長いタイプ、間欠的投与には短いタイプです。
長い時間をかけて投与される方の場合、長さに余裕を持たせた方が行動範囲も広がり、延長チューブが外れたりする事故の可能性を少なくなるであろうという考えの元にそのような設計がされています。
一気に栄養投与、薬剤投与及び減圧をされる場合は短いチューブをお勧めしております。短い時間で済む投与ならば短いチューブの方が合理的だと思われますし、おっしゃる通り残渣や汚れも最小限に抑えることができます。減圧の場合も短いチューブで行なっていただければ圧が抜けやすいと考えます。
以前は15cmほどのチューブであったのが長いものになったので心配されているようですが、20ccのフラッシュや投薬もチューブを通ってきちんと胃の中へ注入されるはずだと思います。投薬時のコツといたしまして、薬剤投与直前に15−30ccのぬるま湯でのチューブ洗浄と薬剤投与後にも15−30ccのぬるま湯でのチューブ洗浄がチューブの詰まりを予防し、かつ薬の効用が最大限に活かされるとの文献も出ています。
短いチューブが不良品であったのこと。誠に申し訳がありません。こちらに関しては製造元に報告し、検品体制の強化を徹底させていきたいと思います。現在は長いチューブですべて対応していただいているとのことですが、製品の提供は病院施設を介してのみ可能ですので、担当医に相談いただくしかございません。お手数とご迷惑をお掛けしますが、どうかご了承ください。
また、現在では30センチ及び60cmのチューブのみ取扱っております。こちらも併せてご了承願います。
以上は、いちメーカーからの見解です。ご意見がありましたらどうぞお知らせください。我々としてもなるべく多くの現場の意見や現状を吸収する姿勢であるつもりですが、時には一人よがりとなっているかも知れませんので・・・

[No.239] ボストンSジャパン社のボタン From:旅は道ずれ 2002/06/14(fri) 11:27:33 [MAIL]

造設して4ヶ月、念願のボタンになりました。
ボストンサイエンティフィックジャパン社のバルーンボタンで、20fr、長さは1.7センチです。(昨日まではバードガストロストミーチューブ・22frでストッパーは4の数字で止めていました。)1.7センチはぎりぎりで動くという感じでちょっと心配です。
接続部が直角に曲がった60センチほどのチューブと真っ直ぐで
30センチほどのチューブの2本がついています。
その2本の使い分け、減圧と残渣の処理、薬の注入、フラッシュ等少しでも良い方法を知りたいのですが。今までのチューブは15センチ位だったので60センチもの長さで20ccのフラッシュや投薬がちゃんと胃におさまるのか気になります。
今まで栄養剤注入前には胃内容物の残りを徹底的に出し切ってからにしていて、これががとても胃を良い状態に保つ効果があったと思っていますので続けたいです。
メーカーさんからのコメントが頂けたらと思います。
垂直の30センチのチューブは不良品だったのか穴が通じていなくて病院に返してきましたので、今60センチ1本ですべてやっています。至急手にいれるにはどうすればいいでしょうか?また
もっと短い接続チューブキットはありますか?



[No.236] 抜けにくいチューブって From:mube 2002/06/13(thu) 20:22:30

 昨年何度か父の胃ろうのことで質問させて頂いたmubeです。その節には皆様に丁寧なお返事いただきありがとうございました。父は昨年末に多発性脳梗塞のため死去いたしましたが、痴呆の母が最近食欲をなくしているので気になっていることを質問させてください。
 胃ろうの手術を受けても痴呆のある患者はそれを理解できずにチューブを抜いてしまう。そのため拘束をされ、身体は回復しても痴呆が進行してしまう。という話を聞いたことがあります。父はボタン式と言われる物を使っていましたが、
一度だけチューブを入れたらロックできるようになっているものに付け替えてもらったことがありました。その後は頼んでも「あれは取り寄せるのが大変だから」という理由で他の物を使用していました。種類によってチューブが抜けないようになっているものとかあるのですか?

[No.236のレス] Re:抜けにくいチューブって From:みっくん 2002/06/13(thu) 21:16:53 [MAIL]

 バルーン式のボタン型の製品はほとんど全てが、ぴっぱってもチューブが抜けないような構造になっています.(ロック式といいます.)いろいろな会社から販売されています. 
 2002年4月以降の保険の改定でこのタイプの製品も大分使用しやすくなったので、手に入りやすくなっているはずです.(もちろん、入れ換えも保険がききます.)
 使用した経験では、介護者が若い方で、患者さまが痴呆などでチューブをひっぱる危険がある場合にはあっているかもしれません.ただし、他のタイプの製品より若干詰まりやすく、ロック部分の耐久性が弱いかなと感じます.使い勝手は人それそれですので興味のある方は試してみてはいかがでしょう.

[No.236のレス] Re:抜けにくいチューブって From:mube 2002/06/14(fri) 10:58:37

早速お返事どうも有り難うございました。

[No.237] PEG導入の経済効果 From:栄養士 2002/06/14(fri) 01:05:51

病院栄養士をしているものです。初めてカキコします。
当院は内科療養、老人療養、精神科を有する病院です。病棟で患者を観察していると、栄養不良の患者が多く見られます。食事内容の見直しや、水分摂取のためにトロミ剤、新規濃厚流動食の導入などtryしましたが、どうしても一部の患者の栄養状態が改善せず、DrにPEG導入を上申しました。Drは他院に依頼してでも導入したいとのことでしたが、看護部的にPEGを嫌っているようで、まだ導入されていません。何人かのNsには話をしたことはあるのですが・・・・(スキンケアがめんどくさいみたいです)。
PEG導入による経済効果、メリット等を研究した文献がありましたらご教授ください。

[No.237のレス] (^o^)Re:PEG導入の経済効果(^o^) From:平成の一休さん 2002/06/14(fri) 04:22:01 [MAIL]

【栄養士】さん初めましてPEG/HPへようこそ投稿歓迎致します。
早速ですが、PEG導入による経済効果・メリット・課題・患者の声・等々を知る上で入門書的な文献やビデオがPEG事務局にて発売されております。詳しくは【PEGデスクトップ】上部右端から2番目に【書籍・ビデオコーナー】欄がありますのでここをクリックして開いて見てください。ここにはPEGとは何か判りやすく解説した書籍や患者さんの体験ビデオ等が紹介されておりますので一読頂ければ幸いです。最初から余り難しい内容の書籍だと敬遠されがちなので誰しもが読んで納得出来るような書籍を一部紹介致しますのでご参考にして頂ければ嬉しく念います。
■【PEGへのご案内】東京慈恵医科大学病院/外科/鈴木講師・著
■【PEGを味方にすれば町医者は負けない】小川滋彦博士・著
■【おなかに小さなお口】東京慈恵医大病院/外科/鈴木講師・著
■【選ばれる訪問看護ステーションになるために】(書店注文)
 済生会三田訪問看護ステーション/所長/藤原泰子・著等々の書籍が入門書としては最適かと念います。また、患者さんの体験談を軸としたビデオ類も合わせて発売されておりますので参考になるのではないかと拝察致しますが如何でしょうかご検討下さい。
ご案内まで。(^^)/~~デハデハ(^o^)/~~さいなら〜(^.^)合掌三拝

[No.238] 本当にありがとうございました From:jun 2002/06/14(fri) 02:54:20

みなさん、いろいろな御意見ありがとうございました。
これからみなさんの御意見を参考に、ゆっくり考えたいと思います。
このような場でお話を聞いていただくことが出来たことを、感謝いたします。
また何かありましたら、よろしくお願いいたします。

[No.234] ビデオみせていただきました。 From:はな 2002/06/12(wed) 23:47:12

悩める栄養士はなです。
患者さんにかしてもらった一休さんのビデオをみました。
明日職場の同僚にもみてもらおうと思っています。うちの病院ではPEGはなかなか・・・という感じなのですがこれからも患者さんに情報を提供していきたいです。でも結局は先生方の考え方次第ですよねー。本当にいろいろ考えさせられます。さて、明日からの業務にビデオがいかせるよう、日々勉強だな〜。


[No.234のレス] 続けて From:はな 2002/06/12(wed) 23:57:55

以前に繊維の話にレスしていただいたのにみるのが遅くなりました。商品名やメーカー名のことはをかいちゃうのは注意するようにしますね。
食物繊維は排便コントロールにはポイントになると思うので、思わずかいてしまいました。乳酸菌関係もよいみたいですよ。ほどよい便をだすためにみんな苦労しているんですよね・・・。

[No.234のレス] Re:ビデオみせていただきました。 From:平成の一休さん 2002/06/13(thu) 00:52:08 [MAIL]

”はな”さんお久しぶりですね。相変わらず【悩める栄養士】さんのフレーズはすっかりPEG/投稿欄/では有名になられましね。ついこの間【そら】さんの投稿欄の返事で”はな”さんて呼び又
例のチョンボしたくらい印象的なんですよ。つい何とか助けてあげたくなるような雰囲気をお持ちですよね”はな”さんは???
さて、【ビデオ】ご覧んになっていただきその上職場の同僚方々に見せたいとのお気持ちをご連絡いただきありがとうございす。
どうか有効にビデオをご活用くださるようお願い申し上げます。
先生や病院の関係者の方々は決して導入に非積極的ではないと信じます。なかなか導入しにくい事情が医療界には保険制度を含めてあるようですし、PEG造設の基幹病院が少ないことも一因かと念われます。PEGも絶対的とは言えませんが【必要とされる】対象者はかなりのボリュウムが有ることがマスコミ等の紹介で一般の人達にも判ってきた事が広がりを見せている原因かと思われます。なお、必要とあれば”はな”さんの職場へお伺いして皆さんと意見の交換も喜んでさせていただきますので合わせてご案内しま
す。■D\(^^ ) 紅茶でもどうぞ(o^v^o)えっへへ(^o^)合掌三拝

[No.225] バルーン型胃ろうチューブの水交換 From:Hiro-chan 2002/05/25(sat) 23:07:08 [MAIL]

最近、クルエイトメディック社のバルーン型チューブで胃ろうを造った者です。担当医師からはチューブ本体とバルーン水は1ヶ月ごとの交換と言われていますが、同社のマニュアルではバルーンの水は1週間ごとに交換するのが良いと書かれています。担当医師はその必要は無いと言いますが、実際はどのようにしたらいいのでしょうか?。

[No.225のレス] Re:バルーン型胃ろうチューブの水交換 From:メーカーです 2002/05/27(mon) 17:00:55 [MAIL]

はじめて書き込みさせていただきます、私『経皮的瘻用カテーテルキット』を販売しております、クリエートメディックの者です。今回のお問い合わせにつきまして、PDN様より許可をいただきましたのでご返答させていただきます。まずはご使用になられている製品が『胃瘻造設用のカテーテル(胃瘻の手術の時に留置したカテーテル)』か『胃瘻交換用カテーテル』かによって変わってきます。『胃瘻造設用のカテーテル』の場合は、瘻孔が完成するまで(次回カテーテル交換まで)水の入れ替えはしないで下さい。これは、水の入れ替え等をすることによるバルーントラブルを防止するためで、瘻孔完成前に万が一バルーントラブルが起きた場合、何らかの合併症に繋がることが考えられるからです。また『胃瘻造設用キット』の使用説明書には水の交換に関する記述はありません。次に、『胃瘻交換用カテーテル』の場合ですが、弊社が『1週間を目安に水を交換してください』とさせていただいた理由といたしまして、次に挙げる検証結果からそうさせていただきました。@バルーンを1ヶ月間水中に沈めた場合のバルーン内の水のリーク率は10%未満であった。Aバルーンを空気中で放置した場合、バルーンは2週間で完全に収縮してしまった。  バルーンが留置される胃内の状態はご使用になられる患者様によって異なると思われますので、悪い条件(ここでいう空気中)での検証結果を参考に、『1週間を目安に水を交換する』とさせていただきました。但し、臨床的には「1ヶ月間水の交換をしなくても完全に収縮しなかった」という報告も受けておりますので、担当医師様がおっしゃられたことは決して間違いではありませんので誤解の無いようにお願いいたします。しかし、患者様がせっかく辛い思いをして造設した瘻孔を大切にご使用いただくためには、弊社といたしましては使用説明書にも書かれている通り『1週間に1度を目安にバルーン内の水を交換』していただくことを改めてお願い申し上げる次第であります。以上、簡単ではありますがご質問に対する返答とさせていただきます。

[No.225のレス] Re:バルーン型胃ろうチューブの水交換 From:Hiro-chan 2002/05/28(tue) 23:01:23 [MAIL]

メーカーさん、詳しくご説明いただきありがとうございました。入院中の3月中旬に初めて胃ろうを造設し、その時は内視鏡によるバンパー型でした。2ヵ月後の5月8日にそれをバルーン型に交換し退院しました。従って現在は『胃瘻交換用カテーテル』のと思います。カテーテルの黄色いバルブ部分に20Fr、5mlと書かれているので、水は5mlと思われます。既に3週間を経過しようとしていますが、医師の意見に従いまだ水の交換はしていません。ご説明によると個人差が大きいようにも思え、万一を考えて今週にでも訪問看護師に頼み、水の交換をしたいと思います。その際、精製水で宜しいのでしょうか?水を規定量以上入れた場合、どの程度まで大丈夫なのでしょうか?
また、水が減少した場合にどの程度の水量で抜けるのでしょうか?カテーテルが抜ける時の前兆現象のようなものがあるのでしょうか?
カテーテルの交換時期についても伺いたいのですが、30日とありましたがそれも個人差はあるのでしょうか?バルーンの寿命で決められるものと思いますが、最長どれくらいの期間まで使用可能なのでしょうか?
使い勝手についてですが、今のカテーテルは身体の外に出ている部分が短く、クランプも無い為にやや使いにくい感じがあります。もう少し長いものはあるのでしょうか?また、毎日の使用時にクランプ代わりにカテーテルを折り曲げて止めていますが、水のチューブにダメージは無いのでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。

[No.225のレス] Re:バルーン型胃ろうチューブの水交換 From:設計者です 2002/05/29(wed) 17:36:28 [MAIL]

ご質問に対し、回答をさせていただきます。
以下、諸々の事情及び意図を考慮した上で開発・販売している旨、どうかご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
【Q1.バルーンへの注入水について】A1.当該製品については滅菌蒸留水を指定しています。手軽に入手できないことは承知しています。瘻孔が完全に形成された状態にて1週間に1度バルーン内の完全入れ替えが確実におこなわれるのであれば水道水でも構わないのではないかとさえ思っています。但し、様々なケースに対するリスクを考えなければなりません。生理食塩液のような結晶化し易い液体はバルーンルーメンが詰まる恐れがあります。また、瘻孔が損傷していたり、今回のようにバルーンの中と言えども胃の中に1ヶ月間同じ水が留まることにトラブル(破裂)が重なった場合には、傷口の汚染や腐った水が患者さんの胃に流れ込むことがあり得ないとは言い切れません。そのようなリスクも考慮し、より純粋な滅菌蒸留水を指定させていただいています。【Q2.バルーンへの注入量について】A2.規定量を1桁間違えたりするのでなければ、その場で破裂するようなことはありません。バルーンの原理は水風船と何ら変わりありませんので膨らませるほど肉厚は薄く伸び、表面の僅かなキズでも裂ける可能性は高くなります。また、膨らませるほど患者さんの胃内の違和感も大きくなると思われます。よって、瘻孔から脱落しない適度なバルーン拡張径を有し、バルーンの負荷(内圧)もある程度抑えるよう検証した上で規定量を決定していますので、予めそれ以上注入することはお考えにならない方が良いと思われます。また、水風船と同じく萎む際には目視で抜けていく物質を確認することはできません。確認した範囲では、実際の使用におけるリーク度合いは個人差もありますが29日間の使用で規定量の約半分となりました。カテーテルの抜ける前兆は体表に出ている部分が損傷していたり、極軽く引っ張ってみてバルーンが破裂していることに気がつく以外では事前に察知するのは難しいと思います。【Q3.使用期間について】A3.製品自体の寿命としては2,3ヶ月使用できたとの話も耳にします。しかし、当該製品は国内自社生産であり、厚生労働省に当該製品の製造承認申請をする際の妥当な期間分類を24時間以上29日以内と定めた上で検証をおこない許可されています。(それ以上の期間分類となると半永久的となりバルーンを有する製品特性上、現実的ではありません。)よって29日以内の製品として検証し許可されていますので、その期間における使用のお願いと、期間内における適切な使用方法にのみ品質を保証できるのが現状です。【カテーテルの長さと折り曲げについて】A4.長さにつきましては服の中に納める方、接続部を出しっぱなしにする方、多少移動する事のできる方など様々なケースが存在します。1つの長さで発売する上で総合的に判断し、妥当な長さにしています。個々のケースに対する長さのバリエーションも必要と思いますが現在のところ発売しておりません。どうしても扱いにくい場合は申し訳ありませんが担当の医師にご相談の上、妥当な他製品の使用を検討して下さい。また、交換用胃瘻カテーテルバルーンタイプの国内販売品でクランプの添付されている製品は存在していないと私は記憶しております。クランプも曲げも想定されていない使用方法ですので何とも言えませんが、通常より製品に負担を与えることは確かです。フタを外した際等に逆流等が起こることによりクランプを必要としているのであれば減圧等、管理について医師に相談していただきたいと思います。
以上、一方的な回答にて失礼致しますが宜しくお願い致します。

[No.225のレス] Re:バルーン型胃ろうチューブの水交換 From:Hiro-chan 2002/05/30(thu) 23:42:37 [MAIL]

設計者さん、早速のご返事をいただきありがとうございました。
明快かつご丁寧な説明を伺い、胃ろう初心者としては大変納得するお話しでした。感謝しております。
ただ一点、お話の中で「カテーテルの折り曲げ」については想定外とのご説明でしたが、ここについては少々疑問が残りました。使用者の使い勝手からしますと、経管栄養や投薬などのチューブ差し替え時には、胃の逆流や漏れの防止の為に、日常的な操作としてカテーテルを折り曲げ一時的に止めています。この方法は入院時の担当医師からの指導で行っているものです。
初回のバンパー型ではカテーテル途中にクランプが付属し、難なくチューブの差し替えができたものが、バルーン型ではクランプが無く水チューブを痛める原因にもなるとのことで、折り曲げて止めるのが医療現場の看護婦さんの間でも常識的な処置と感じました。
現在私の場合には、朝・昼・夜に経管栄養と投薬で一日最低6回のカテーテルを折り曲げてチューブの差し替えをしています。1ヶ月間では180回の折り曲げ計算になりますが、想定外とのご説明を伺って水チューブの耐久性や折損を少々心配しております。何か安全の目安となる事例を、お示しいただけるとありがたいのですが。
また今後の希望として、使用者の日常生活を考えた場合にこの問題は潜在化していると思いますので、何らかの改良を加えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。


[No.225のレス] Re:バルーン型胃ろうチューブの水交換 From:設計者です 2002/05/31(fri) 12:01:28 [MAIL]

Hiro-chanさん、貴重なご意見ありがとうございました。
設計者として病院管理における医師や看護婦さんの意見は直接耳にする機会がありますが、在宅管理における具体的な扱い方については、まだまだ情報不足(勉強不足)です。【折り曲げ】については【想定外】との表現をしてしまいましたが、初耳ではありません。但し、【要望や指摘事項】として耳にしたことがありませんでしたので、現状設計に反映するに至っておりません。
ゴメンなさい。少しでも扱い易く安全な製品を提供できるよう頑張ります。
耐久性については実際に同じような扱い方で継続使用している方はいます。また、材質的にシリコーンゴムは鋭利的な傷と比較して鈍的刺激に対する耐久性は遙かに高いです。バルーンを含め、様々なトラブルの発生をご心配されているようですが、
清潔に保つことと使用説明書に書かれている注意事項を守っていただけたら当社が品質を保証しますので安心してご使用下さい。
信用&ご理解いただけない点がありましたら、直接私が出向いても構いません。
今後ともご意見宜しくお願い致します。

[No.225のレス] Re:バルーン型胃ろうチューブの水交換 From:設計者です 2002/05/31(fri) 13:50:27 [MAIL]

【直接出向く】との表現は誤解を与えるかも知れないと思いましたので訂正します。医師に相談しても解消しないような製品自体の品質に関する疑問や不安点などに関しては、当掲示板のみならず当社も直接対応致しますので御了承下さい。
同欄内にて申し訳ありませんが【231】の「ネラトンバルーンカテーテル」による代用の件ですが、たとえ同じ「シリコーン製」であってもゴムの種類や配合によっては耐酸性に顕著な差があります。(特にバルーンは)。やはりPEG専用の製品を使用するのが望ましく、自己抜去のみを考えればボタン型が良いと思われますが、【老健】とのことですから、もしかしたら保険請求の問題に関連するコスト事情により医師はやむを得ず「ネラトン用」を選択している気もします。

[No.225のレス] Re:バルーン型胃ろうチューブの水交換 From:Hiro-chan 2002/06/03(mon) 09:43:16 [MAIL]

設計者さん、いろいろと適切なご説明ありがとうございました。
カテーテルの折り曲げや耐久性については、安心し納得いたしました。
毎日の経管栄養や投薬時のチューブ差し替えは、折り曲げない限り漏れを防げず、水チューブの折損破損が気になっておりました。
胃ろうカテーテルについての質問を、関係する複数の医師に伺いましたがご意見や知識はさまざまで、素人としてはどうしたらいいものか?と迷い、当談話室に救いを求めたものです。
来訪も辞さない程の情熱を持つ、設計者さん及びメーカーさんの誠意ある対応に感謝いたします。
今後とも宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

[No.231] 痴呆老人の自己抜去防止法とPEGの材質について From:ナースちゃん 2002/05/29(wed) 22:07:18

私は老健に勤めるナースです。PEGの事で質問が二つあります。
ひとつは、痴呆の利用者の方がPEGを自己抜去してしまうため、
腹巻を二重にして、その間にチューブを隠しているのですが、脱衣行為があり、チューブを自己抜去してしまうのです。暑くなってきており、服を脱ぎたいのかはっきりはしないのですが、確かに腹巻だと暑いようです。腹帯だと注入時に時間がかかるので
あまり良い策ではないと思うのですが…何かグットアイディアが
ないでしょうか?
もうひとつは、PEG造設時はシリコンのチューブバルーン型を使ってましたが、現在自己抜去してしまい、ネラトンのバルーンカテーテルで、代用しています。シリコンではなく、ネラトンは胃酸などで劣化してしまうのでは?と思うのですが、専門的にはどうでしょう?施設の医師はネラトンでも良いといっているのですが…
痴呆が進んでおり、造設した病院受診も頻回にはいけないため、
やむをえずこのような対応をしております。どなたかアドバイスいただけたらうれしいです。


[No.231のレス] Re:痴呆老人の自己抜去防止法とPEGの材質について From:PDN 2002/05/31(fri) 17:30:19

No.225への返信コメントの最後、メーカーの方からご意見が寄せられておりますので、お目通しください。

[No.228] PEGの適応、特に年齢について From:小倉和雄 2002/05/27(mon) 15:40:09 [MAIL]

私は現在、老人ホームの診療所に勤めていますが、PEGは男女それぞれ何歳ぐらいまで適応になるでしょうか?

[No.228のレス] (^-^)Re:PEGの適応、特に年齢について(^-^) From:平成の一休さん 2002/05/28(tue) 00:19:15 [MAIL]

”小倉和雄先生”初めまして、ようこそPEGホームページへ投稿して頂き有難う御座います。お尋ねのPEG適応年齢についてのご質問ですが、過去の実績から推察するとアバウトですがPEG造設は下は【赤ちゃん】〜上は【90歳位】迄の方々が装着されていらっしゃるのではないかと念います。現在は在宅医療・介護施設等々で【術後食事が摂取出来ない方】が主な対象者でしたが高齢化社会に入って老人ホーム入所者の栄養改善策の一環として希望者にはPEGを導入されるケースは当然出て参るのではないかと思っておりました。適応年齢と問われればお答えするのは大変難しいのですが、仏教者の視点・立場と前置きしてお答えするとすれば、該当する方が自分の意志がはっきりしている場合はもっと生きたいと言う【ご本人の生きる意欲次第】ではないでしょうか。又ご本人の意思が確認取れない病気持ちの方が対象となると【ご家族を含めての合意】とご本人の【元気な当時の生きる意欲】どうだったかを出来るものなら確認される必要性があるような気が致します。更に、入所されている高齢者の方が老人施設でどのような【位置付け】に置かれているのかも【判断基準】となるものと念います。【1ツだけ似たようなケースの相談】を私自身お受けしたことがありますのでご紹介します。その方は【年齢94歳・男性】で【術後障害で私と同じ病院の患者】さん且つ【在宅療養の患者】さんでした。健康状態は特に困ることはない状態で家庭環境も理解ある家族の囲まれてらっしゃいました。その患者さんは近くの商店街で店を経営されておられ私も利用させて頂いておりましたので気楽にご相談されました。94歳になるけど【おじいちゃん】にPEG造設はどうかしら?と言った内容でしたので意識のはっきりしているので後は【おじいちゃんの気持ち次第】ではないでしょうか。あえて申し上げるならば【そのままそっと】老衰される方が自然な場合も選択肢の1ツではないでしょうか?とお答えしたら、ご家族の方から【今更長寿の為】痛い思いをしてまでPEGでカバーすることもないわね。アハハ・・って感じで終わりました。ですから、この問題は第三者がとやかく言えない聖域のような気が致しました。やはり当事者かご家族関係者のご判断に委ねるしかないのではないでしょうか?【いいとか・わるいとか・賛成とか・反対とか】と言ったの決め事とか線引きとか出来ない領域かと念いますがが如何がでしょうか?。その家族の方は私のPEGビデオを見せて判断材料にしてもらいましたら結局【もう悔いはない】と本人の確認が取れましたのでPEG造設は検討外としてこのまま行こうとの結論に達しまして現在に至っておりますが【おじいちゃん】お元気ですよ。先生のご質問のお答えにはならいかもしれませんがご参考になればと念います。お力になれず失礼致しました。
(^^)/~~デハデハ(>_<)/~~さびしいー( ̄ー+ ̄)ふっ合掌三拝

[No.228のレス] Re:PEGの適応、特に年齢について From:penta 2002/05/29(wed) 06:44:52


胃ろう(PEG)は何歳までが対象かとの問いかけは、肺炎がきっかけで、栄養低下、体重減、微熱の90歳の実母と重なる問いかけです。前にもこの談話室に書き込みさせていただきましたが、母は現在、介護保険の要介護2で在宅介護をしています。長く療養病床でお世話になっておりましたが、どうしても家に帰りたいという本人の切実な願いを入れて退院させてもらいました。
どれだけ親切にしていただいても、母にとって病院の環境は閉塞感をつのらせるものでした。閉塞感は別の精神的、肉体的な病状をもたらします。慢性的な長期の病気をもつ高齢者にとって、我が家ほど安らぐ場所はないということを改めて反省させられました。現在、母はデイケアやショートステイを取り入れながらの在宅介護です。
在宅介護で一番気を使っていることは、栄養の問題です。現在は皆で気をつかい小康状態がつづいていますが、いつ低栄養になるかと心配です。栄養は口からとることが絶対に基本であることを承知して、食べてもらうための介助をしておりますが、どうしても食事だけでは栄養が足りません。そのため補助栄養として、口当たりがよく、飲みやすい経腸栄養剤を飲んでもらっております。最近はなれてくれたようで、「これを飲むと、体がシャンとする」などと言います。以前、栄養状態が極度に低下したときから、この方法を続けております。今のところ、食事での誤嚥の心配もなく、助かっております。
胃ろうについても、いざという時を考えて学びました。身近なところで、腕の静脈点滴だけで栄養障害を起こして急に亡くなった方や、長期の経鼻チューブの悲惨さも見ており、胃ろうについての知識を集めました。
鈴木先生、小川先生の著書から感じることですが、私は胃ろうは決して特殊な医療とは考えておりません。PEGは嚥下障害をもつ小児のために開発された栄養法だそうですが、確かに他の栄養管理法に比べると、利点が大きいように思います。老人も年をとった小児ではないでしょうか。PEGが最善の方法になることも当然あるはずです。
PEGのすべてを良いと信じているわけではなく、デメリットも解っている積もりです。他の栄養法にも、メリットとデメリットがあるのと同じです。大切なことは、その人の病状にあった最善の方法を選ぶことだと思います。どなたかの書き込みに、「PEGは市民権を得た」とありましたが、PEGは既に特別な栄養法ではなく、選択肢のひとつとして考えたいと思います。これから若し90歳の私の母に、胃ろうが最善であるとなれば、私はPEGの選択をためらいません。胃ろうの造設を年齢で線引きすることは出来ないし、してはいけないと思います。この点では、一休さんが紹介された94歳の方の事例は大変参考になり、共感を持ちます。
高齢化社会となって、100歳に手が届く年齢になっても、生きる気力のある人はたくさん居られます。また、それぞれに価値ある人生を歩み、温かい家庭環境をもっております。子育てに人生のすべてを賭けてきた親に、いつまでも生きてほしいと願う子供の気持は世界共通です。だから人の最期は最も尊厳でなくてはならないと常々考えております。
胃ろうの選択は、可能な選択肢の中から、患者の個別性を尊重し、医療者と家族が正しい医療知識を共有し、皆で相談することだと思います。そのためには信頼できる医師に恵まれることを願うほかありません。
答えにはならないかもわかりませんが、いつか迎えなければならない母の最期について、私の考えていることを述べさせていただきました。

[No.228のレス] Re:PEGの適応、特に年齢について From:リハビリ科の医師です 2002/05/31(fri) 10:27:38

 PEGの適応は、年齢と関係ありません。一般的に、正常な消化管機能を有するが必要な栄養を経口摂取できない症例で、4週間以上の生命予後が見込まれる場合に一般的なPEGとなります。本邦では、さらに癌末期の補助栄養、口腔、頚部手術後の経腸栄養、炎症性腸疾患に対する成分栄養投与、癌性腹膜炎などによる
消化管通過障害に対する減圧目的にもPEGは施行されています。逆に、PEGの禁忌、難しい症例とは、以下のような症例です。
 
 @PEGの禁忌
 ・内視鏡通過困難な咽頭、喉頭、食道、胃噴門部の狭窄
 ・大量の腹水貯留
 ・高度の出血傾向
 ・胃の急性粘膜病変
 ・急性疾患による全身状態不良

 APEGの難しい症例
 ・極度の肥満
 ・肝臓の腫大
 ・上腹部の手術の既往
 ・高度な横隔膜裂孔ヘルニア
 ・非協力的な患者
     
 近年、90歳台の肺癌患者さんに対しても、全身麻酔下で開胸手術を行なう時代です。適応があれば、年齢に関係なくPEGを施行して、栄養状態を良くすることが必要であると考えます。


[No.230] 高カリウム血症 From:mai 2002/05/29(wed) 01:12:32

高カリウム血症だと心電図上でT波が高くなると言うことなんですけど、これはどういうことを示しているんでしょうか?

[No.230のレス] ■Re:高カリウム血症■ From:平成の一休さん 2002/05/30(thu) 01:42:36 [MAIL]

”mai”さんへ、ご返事が大変遅れてしまい申し訳ありませんでした。今回の【高カリウム血症=T波】と言う問い合わせは一緒に勉強しましょうね。お互い教え教えられる関係でありたいのです。
■まず【心電図でT波が高い】とはについてですがこれは【WPW症候群】と言って【心電図に異常がある】事を意味しております。
■次に【普通の心電図から判る】事は【不整脈】【心臓肥大】【心筋梗塞】肺からくる【心臓病】【心筋炎】【心筋症】などの【狭心症】の発作が収まってしまうと、普通の心電図では判別出来ないことが多く見られ、発作直後や重症の場合はその徴候が普通の心電図でも異常であることの判別するこが可能となります。
■核心部分の【心電図でT波が高い】とは具体的には【心筋梗塞】【異型狭心症の発作の最初期】【カリウムの異常】等の疑いが限りなく高いと見て良いと念われます。
・勿論、心電図の波形は人によって千差万別で【正常の範囲ではないが特定の病気を疑うほどハッキリした異常でもない】ことも多く見られ、このような場合は:その心電図の異常は【非特定的】であることを表しています。
■次に疑いのある症状【心筋梗塞】【畏型狭心症の発作の最初期】【カリウム異常】とは何か1ツ1ツ検証して見ましょうか。
■【心筋梗塞】とは以下のようにであることを確認しましょう。
・心筋梗塞の原因は狭心症と同じ心臓に栄養を運ぶ【冠動脈】の動脈硬化ですが、狭心症では発作が収まる心臓が一応元の状態に戻ることに対し、心臓に【傷(壊死)】を残すと言う意味ではまったく病状が違いますよね。
・まず【傷】が残ると言うことは心臓の筋肉のうちポンプとして動けない部分が出てくることですから、発作前に比べて心臓の働きが悪くなってしまい【心不全】などの原因となりますね。
・また【傷】は他の部分とは性質が変わってしまう為【不整脈】それも重症不整脈の【巣】となり易くなります。マスコミの話題になり易い【突然死】はこれに該当します。
・心筋梗塞の発作直後は【心不全】【重症不整脈】など極めて起こり易く又【傷】になった心臓の筋肉が血圧に耐え切れずに【心破裂】を引き起こす事がある等厳重な患者管理が求められます。
■【異型狭心症の発作の最初期】は以下である事を確認します。
・これは【狭心症】の1ツで大きく分けて【労作性狭心症】と【異形狭心症】とがあります。異型狭心症とは冠動脈の【ケイレン】で血管が縮まることによって起こると言われております。
■【カリウム異常】とは以下のようである事を確認しましょう。
・カリウムの95%は細胞内にあります。カリウム細胞内で神経や筋肉の興奮やその情報を伝達する働きをしています。カイウム濃度が異常になると【知覚障害】【意識障害】【脱力】【麻痺】【心電図異常】などの症状が現れます。カリウムは食品として腸から吸収され、それらの90%以上はホルモンです。その為、血清カリウムの異常は腎臓や副腎の機能を知る手掛かりとなります。
■参考として同症例は【左室肥大】とも極似しており心電図の波形のみで病名を特定すには更なる慎重な検証が必要と念います。
■以上【心電図でT波が高い】とはどう言う意味なのかについて述べさせて頂きましたが、ご一緒に勉強出来た事に感謝致します。
”mai”さん【有難う御座いました】次のお便りを楽しみにお待ち申し上げております。尚、万一当/回答に誤りが御座いましたら、その節は私の力不足であった事を素直に認め謝罪致します。合掌

[No.230のレス] Re:高カリウム血症 From:平成の一休さん 2002/05/30(thu) 01:56:26 [MAIL]

■「誤字訂正」最下段から上へ9段目に誤字が認めれれました。
■「カイウム濃度」⇒「カリウム濃度」と訂正させて頂きます。

[No.229] バルーン&バンパー From:旅は道ずれ 2002/05/27(mon) 18:59:51 [MAIL]

ご無沙汰しております。5月16日に最終的なボタンになるはずだったのですが、なぜかバルーン型ボタンだと思い込んでいた夫はバンパー型ボタンだと分ったとき、交換時に痛いという先入観があったせいか喉の麻酔までしながら直前で断ってしまいました。外科の主治医、内視鏡の医師にも突然のキャンセルで迷惑をかけてしまい恐縮の極みでした。で、バルーン型ボタンを取り寄せて次第ということで待機中です。
でも確かこの談話室で最終的には23frでバンパー型ボタンが
望ましいと読んだことがありますが、正直なところをお聞かせください。バルーン型の水の交換でメーカーさんのコメントを読んで結構バルーンも大変だなあと心配です。夫を説得したいのですが・・・

[No.226] Citrobacter freundii という腸内細菌に感染したのですが From:モンマルトルの風 2002/05/27(mon) 11:08:53 [MAIL]

以前にもこの談話室に相談したのですが、今回は腸内細菌に感染してしまいました。胃ろうはもう使えなくなってしまいました。

下痢が頻発しているのです。首から栄養を入れております。病院では抗生物質のケイテン(セセム系)を投与しております。以前はカルベニンという抗生物質も試してみましたが、効果はなかったようです。実は、胃ろうから感染したのではないかとの意見があるのですが、どんなものなのでしょうか。

[No.226のレス] Re:Citrobacter freundii という腸内細菌に感染したのですが From:moemoe 2002/05/27(mon) 18:48:42

◎ 今回のエピソードと胃瘻の関係
 詳しい事情がわからないので、結論を下すことは難しいのですが、今回のエピソードと胃瘻は関係ないと考えるのが妥当と思われます。

◎ もし、疑問な点があったら
 談話室に書き込んでください。

[No.227] 薬について教えてください。 From:MISAKI 2002/05/27(mon) 15:00:13 [MAIL]

はじめまして、調剤薬局の薬剤師をしております。
最近、老健の調剤をすることになりました。
胃ろうの患者さんの薬は粉砕(コーヒーミルを使っています)して渡していたのですが、看護師さんより、白湯にまぜて注射筒に吸うと表面にいっぱい付いて吸いにくいが、何かよい方法はないか、と相談をうけました。
粒子を荒い目にすれば管に詰まるし、老健なので散剤に処方を変えてもらうというのも予算の関係で無理のようなのですが、たとえば何かを混ぜると散がまとまり易くなるとか、よい工夫をご存知の方がありましたら教えてください。
老健の方針としては基本的に栄養剤に薬を混ぜるということはしたくないようなので、困っています。

[No.224] 保険請求について From:チューリップ 2002/05/20(mon) 23:12:48 [MAIL]

療養型病床群および介護保険施設でのPEGの交換は保険請求できないのでしょうか。医療保険ではPEGもまるめにはいるのでしょうか。また、療養型の介護保険対応施設では、外来扱いで請求できますでしょうか(CTや薬物血中濃度はできるのですが)PEGの交換で大変困っています。どなたかご存知でしたらご教授ください。

[No.224のレス] Re:保険請求について From:PDN 2002/05/21(tue) 14:14:32 [MAIL]

この件につきましては、PDNから東京都社会保険事務局に問合せ中です。本当は厚生労働省の保険局医療課にお尋ねするべきかもしれませんが、前回情報提供をしていただいた部署に、先ず聞いてみることにしました(親切に対応してくださったので…)。
ご回答が届き次第書きこみますので、少々お待ち下さい。
もちろん、ご存知の方はお教え下さい。宜しくお願いします。

[No.224のレス] Re:保険請求について From:suzan 2002/05/21(tue) 20:08:05

 こんばんは.PEGの受け入れは,ようやく介護施設でも受け入れられるようになってきましたが,保険料の問題が前面に出てきているようですね.
 以前同じ様な書き込みをいたしました.現在は,交換用PEGを購入していただいているのが現状です.介護保険では,PEGは経鼻カテーテルの範疇に解釈されているため,主治医意見書でも医療行為では経鼻カテーテルの項目に入れられます(ちなみに気管切開,ストーマは個別の項目になっている).厚生労働大臣の療養費に含まれる行為に胃管カテーテルが入っているため自動的にPEGも保険請求できない仕組みになっているようです.
 一時退所扱いにするか,購入していただく他は手だてがないようです.残念ですが.

[No.221] PTEGについて From:mai 2002/05/16(thu) 20:38:17

PTEGがどういったものであるのか詳しく知っている方がいらっしゃるのでしたら教えてください。お願いします。

[No.221のレス] (^。^)Re:PTEGについて(^。^) From:平成の一休さん 2002/05/17(fri) 00:18:49 [MAIL]

”mai”さん、PEGドクターズネットワーク/談話室へ【Welcome】
お尋ねの件ですが、知り得る限りの情報をお伝えさせて頂きます.
■まず【TPEG】とは:大動脈瘤に対する血管内治療の事を言い.【Teansluminally Placed Endovascular Prosthetic Gra】が
フルネームで頭文字を取ってTPEGと略されております.実際には
■TPEG:ステントグラフト内挿術■と専門医の間では呼称されているようです.腹部大動脈瘤(AAA)に対して胸部大動脈(TAA)に対して【TPEG(ステントグラフト内挿術)】が報告され学会で評判になり大反響を呼んだ経緯があります.大動脈瘤に対する外科療法の発展は合成繊維による人口血管の開発に始まり最近における手術成績は大動脈解離を含めてほぼ安定してきたようであるが詳細にに見れば手術においては脳保護・脳塞栓・対麻痺・出血及び長時間を要する手術時間など課題として残り、AAAの手術においてはアプローチルート・臓器保護・抹悄塞栓などが問題として挙げられる.大動脈瘤症例は高齢化社会の疾患構造の変化を受けて高齢者が多く、且心・脳・腎及び肺などの合併を有する症例が多く見られることより、より侵撃の手術が求められ、又補助手段種々の工夫が求められているのが現状のようですよ.
■TPEGは開胸や解腹操作を必要とせず、カテーテルテクニックを用いて、大腿動脈あるいは外腸骨動脈よりデイバリーシステムを挿入し、X線透視下に瘤内にステンドグラフトをし、瘤内腔の血栓化をはかり瘤内圧を下げ破裂を防ぐものであります.従来の手術療法に比べて手術侵襲が少ないのが特徴です.
■TPEGは従来の手術法と異なり大動脈に人工血管を直接縫合する方法ではなく、人工血管を瘤中枢側および末梢側の留置部位に圧着することにより瘤の血栓をはかる発想であり、適応選択・圧着の良否によるステントグラスト外への血液漏出・圧着後の治癒過程・耐久性・長期遠隔成績など未知の問題が山積していて低侵襲治療として登場した【TPEG:ステンドクラスト】が従来の手術方法に変わる術式となるためには解決する問題が多く残されているようであるようです.また【TPEGとは血管内治療】の分野の略称のようですね.もし、PEGと何らかの関係があるとすれば特にないようですね.以上簡単ですが概略のみ説明理解頂けましたでしょうか?(⌒0⌒)/~~ほんじゃ!ok おやすみネネネ/^^^〜合掌三拝(^。^)


[No.221のレス] Re:PTEGについて From:みっくん 2002/05/18(sat) 07:42:22 [MAIL]

おひさしぶりです.みっくんです.mai さん、はじめまして.
 PTEGについてお答えします.日本語名は経皮経食道胃管挿入術です.
イメージは頚部食道(左鎖骨の上数cm付近)をエコー(超音波)と透視で確認しながら食道瘻を作成し、そこに長いチューブを留置して先端を胃に開孔させるものです.
当院では様々な理由でPEGができない方に行っています.慣れもありますが、当院では外科的に胃瘻を作るよりは簡単だと思います.(もちろん慣れた外科医にとっては外科的胃瘻の方が簡単でしょうが)今まで3件行いました.処置時間は20分程度です.局所麻酔で行う点もPEGと似ています.術後の経過はいいです.管理の仕方はほとんど胃瘻といっしょですが首からチューブが出ているので抜かれやすいのと、チューブが長くて細いので詰まりやすいのが欠点です.時間がないのでまずは簡単に説明しました.また後で詳しくレスいたします.

[No.221のレス] (^0_0^)Re:PTEGについて(^0_0^) From:平成の一休さん 2002/05/18(sat) 13:56:15 [MAIL]

■【タイトル誤認訂正の件】【"mai”さん”みっくん先生”】ごめんなさい.標記のタイトルの頭部分を読み違えてしまいました.
■【TPEG(ティーペグ)】⇒【PTEG(ピーテグ)】(経皮経食道胃管挿入術)が正解でした.”mai”さん誤解を与え混乱させて申し訳ありませんでした.”みっくん先生”のコメントを拝見して誤りが判明しました.この際ですから”みっくん先生”が3症例程ご経験がおありとのことでしたのでPTEGについて詳細にご紹介頂けたら幸いに存じます.(-_-;)(-_-;)(-_-;)っす//マタマタ・チョンボ・シテシマッタッス(-_-;)トホホット!!合掌三拝(^0_0^)



[No.221のレス] Re:PTEGについて From:みっくん 2002/05/19(sun) 11:49:55 [MAIL]

 第2報です.PTEGについてはまだまだ一般に普及しているわけではないので医療関係者でも略号もその存在も知らない方がほとんどだと思います.
 PTEG(Percutaneous Trans-Esophageal Gastro-tubing)経皮経食道胃管挿入術が正式名称、平成6年に東京女子医科大学付属青山病院外科の大石英人先生が中心となって日本で開発された手技です.特徴は、PEG困難な胃手術後や腹水貯留の場合でも簡便に安全に低侵襲に頚部食道瘻を造設できることです.造設セットはスミトモベークライト社製.社の方へ連絡すれば説明用のビデオももらえると思います.
 具体的には、1)鼻または口から食道頚部に先端に非破裂型の特殊なバルーンのついたチューブを留置し、造影剤を混ぜた生理食塩水で食道入口部でバルーンを膨らませる.2)エコーと透視でバルーンを確認しながらバルーン中央を直接穿刺する.3)穿刺針内腔にガイドワイヤーを通して食道内へガイドワイヤーを留置する.4)ガイドワイヤーが十分食道に留置されたらバルーンチューブは抜去する.5)ガイドワイヤーを軸にしてダイレーター付シースにより瘻孔を拡張する.6)シースが留置されたら内腔にカテーテルを挿入し透視下で確認しながらカテーテル先端は胃の前庭部に位置させる.7)シースをピールオフしてカテーテルを皮膚に縫合して終了.これがおおまかな手順です.(医療関係者以外の方、煩雑な内容で大変申し訳ありません.)
 以上がPTEGに関する概略です.
 実際に3例に行ってみての私の感想も一言.当院では胃がなくても多くは内視鏡的に胃瘻(PEG)腸瘻(PEJ)ができますので適応症例は多くはありません.実際は、巨大食道裂孔ヘルニアで胃の大部分が胸腔内にあったり、拡張した横行結腸が胃の前にあったり、胃全摘で小腸に適切なPEJ実施部位をどうしても捜せなかった場合に実施しました.腹水の貯留例(特に癌性腹水)や進行胃癌でPEGができないときなども良い適応だと思います.また、胃瘻では漏れがひどく継続できない場合も今後導入を検討しています.いずれも処置時間は約15分程度でした.内視鏡を使わず、患者さんは終始仰臥位(仰向け寝)で行います.皆短期間で経管栄養が可能でした.その後のトラブルでは、チューブの閉塞(初回留置は12Frの細いチューブであるため)、自己抜去(首からチューブが出るので胃瘻のように服の中にしまいきれない)を経験しています.
私は留置チューブを入れ換え毎に徐々に太くし最終的には18Frにし、例の酢水の停滞で対応しています.PEG以上に新しい手技であり、まだまだ未実施施設での受け入れは十分ではありません.訪問看護師さんにチューブの入れ換え方法を病院に見に来てもらったりしながら指導しています.
 現状では、PTEGは経管による経腸栄養の一手段としてPEGにとって代わるものではありませんが、PTEGによって胃瘻の弱点を克服し、PEGが不能や胃瘻栄養が継続できない場合でも快適に経腸栄養が実施できるようになる場合もあり、特に癌性腹膜炎の腸閉塞に対する減圧胃瘻としては減圧PEGを凌駕する適応も考えられると思っています.
長々と難しい話をしてしまいすみませんでした.分からなかったところがあればまた聞いて下さい.

[No.221のレス] (^0_0^)Re:PTEGについて(^0_0^) From:平成の一休さん 2002/05/19(sun) 14:06:41 [MAIL]

♪みっくん先生♪早速のレス有難う御座いました。そうでしたかPEGでは対応不可能な症例も沢山あります.今回の【新しい手技PTEG】は【栄養を必要】とする患者さん達にとって【真に朗報】ですね.PEGも近年急速に進化し始めその置かれた立場は重要な存在になりつつあります.PEGを内視鏡も入れないで造設出来るような手技を新しく開発された、後は経験を積み重ねるのみですよね【選択肢が増えた分】患者さんや医療者の方々にとって今後が多いに楽しみになりました.又このPTEGの問いかけをして下さた”mai”さんにも深く御礼申し上げます.また1ツ希望の星が誕生したようでとても明るい気分で一杯です.ありがとうございました.
(^o^)//"""パチパチパチ(`_´ )ゞ了解!(^^)dグッド合掌三拝

[No.223] 医学用語における略語 From:suzan 2002/05/18(sat) 13:38:56

PTEGは,わたしもステントグラフトと思いました.医学用語の略語は,難しいです.同じ略語でも扱う科が違うと全く異なる意味を示します.その科が常識でも,その他の科では全く通じないことがしばしばです.メールでは特に注意が必要ですね.

[No.223のレス] (^0_0^)Re:医学用語における略語(^0_0^) From:平成の一休さん 2002/05/18(sat) 14:28:03 [MAIL]

[suzan先生]へ、助け船有難う御座いました.本当の所”みっくん先生”のコメントを拝見して【目からウロコが落ちた】感じでした。[suzan]先生の心優しさを改めて感謝申し上げますと共に、間違いがあったにも拘わらず、それには触れず淡々と【PTEG】に関して簡略にコメントされている点にも改めて”みっくん先生”の念いやり・温かく見守る心根を強く感じました.[suzan先生]今後共宜しくお教示お願いしますね.\(_ _)ハンセイ中!合掌三拝

[No.222] 平成の一休さんへ From:ミント 2002/05/17(fri) 11:55:20

心のこもったご助言、ありがとうございます。
「出来れば薬を止めたい」というは、ロキソニンはクローン病の患者さんには良くない、潰瘍が出来やすいと聞いたからです。クラビット錠も同じ様な理由に加え、抗生物質は飲みつづけると効き目がなくなってしまうと聞きました。
主治医の先生もあまり永く使いたくないようです。
一休さんは長年(4年間)ずっと飲みつづけていたのですか?
それで効果はなくならなかったのですか?
出来れば私も痛みに堪えるのは辛いので、飲みつづけていても大丈夫ならそうしたいのですが・・・・・
確かにロキソニンが効いている間は精神的にも楽です。
効果が切れてくると良くないことばかり考えてしまいます。(^^;)
また主治医にも相談してみますね。
いつもいろいろありがとうございます。
この談話室があるお陰でとても助かっています。

[No.222のレス] (^。^)Re:平成の一休さんへ(^。^) From:平成の一休さん 2002/05/17(fri) 13:38:44 [MAIL]

■”ミント”さん、いつも感謝の念いで投稿されているお姿が目に浮かぶようです.その謙虚な姿勢が多くの共感を呼んでいるのだと念います.さて【クラビット錠】は【4年間飲み続け大変有効】でした.私は平成7年8月第1回目の胃瘻を造設しましたがPEGキットが未だ完成の域を達しておらず造設後3ケ間位で【胃から胃液がジャジャ漏れ】して結局PEGを取り合えず抜去いたしました.
■平成8年8月食べたものが胃から腸へ落ちないので私の申しでにて【胃幽門整形手術】行いました.その時も腹部を30cm弱開腹
しました.幽門の整形手術とは幽門は筋肉で出来ていますので、その筋肉を1/3程度切り落とし幽門口を広げることに成功しました.
その手術の際、主治医の先生が転機をきかして十二指腸へ一番細いチューブ(鼻からのチューブと同経)を万が一の為にSetしておいてくれたのが結果として好転に向かう要因となりました.
■退院後、幽門を広げたので胃からの消化物が腸へ落ちるか期待していましたが期待通りには行かず結局【ツインライン】を事前にSetしておいた細いチューブ(これは手術室に常備されている)
から1日800ml(kcal)落とし始めました.しかし、現在のようなPEG等ない時でしたから使いつづけている内1ケ月位で直ぐチューブが詰まるのです.あるいは腸に30cm入れたチューブが腹圧で抜けるトラブルが4年間連続して続きました.その度、チューブの入れ替えを行いますの【腸液の影響】で取り替え作業する毎に【十二指腸内壁と体の表面の皮膚】が【汚れ汚染され内外に化膿】し
ました.皮膚表面はまるで【富士山のように腫れあがりました】し
内部も同様な状態だったと念います.当時はPEGの開発中で完成するまで兎に角我慢して使い続けました.でも続けると悪いことは承知していましたので【痛み止め:ボルタレン50mm】夜寝る時のみ1本使用し【化膿止め:クラビット錠】も同様の理由で夜寝る時のみ2錠だけ服用し続けたお蔭で痛めも化膿もありましたが【何とか耐えられる程度】になりました.それから4年後に新開発されたPEGを造設し以後毎年1回づつPEG交換をしております.現在でもPEG交換後は【必ず:ボルタレンとクラビットの服用は1週間】位自分の判断で使用しております.又PEG交換時期が近づくとPEG周囲が痛くなるので交換当日まで【ボルタレンとクラビット】は適宜使用しております.いづれにしても【処方箋通りではなく】それより【少なめに服用】するよう心がけております.勿論【副作用を念頭に入れての行為】です.自分の身は自分で守るしかありませんから、最終的には自分の判断で処理しています。
■今回の”ミント”さんの場合は、”私とミント”では病気の種類がまったく違うので【これだと言える答えはないのですが】私の経験上から見れば【薬が同じと言う点に注目】しアドバイスさせて頂きました.後は薬と病状との使い分けの問題かと察します.
■最後に周囲の噂に惑わされないで【自分にとってどうなのか】が主治医が一番知りたい情報だと念いますよ。厭だから服用しないのと、効かないから服用しないのとでは主治医のジャッジが異なるものと念います、一歩誤るといずれにとっても不幸な事態になりかねないのです【先生もリスクを負っている】【ミントさんもリスクを負っている】訳ですから是非この際【双方で正確な情報交換】をなさってください.終わりに【私の成功例は正確な情報交換】とその情報を【双方が聞く耳を持ち合わせていた】事につきます.どうかお互いが納得行くまで主治医とご相談して下さい.
φ(..;)メモメモ(-.-)y-~~~ひといき(^-^)vブィok!合掌三拝


[No.222のレス] (^0_0^)Re:平成の一休さんへ(^0_0^) From:平成の一休さん 2002/05/17(fri) 18:15:29 [MAIL]

■追記:またまたお得意の【チョンボ】を致しましたのでお詫び申し上げた上で訂正致します.
■訂正内容【ボルタレン50mm】⇒正解【ボルタレン・サポ50mg】
でした後で読み返すと何か誤字入力ばかり┗(-_-;)┛おもいな((((((((^_^;)さささささっ (-_-;)(-_-;)っす!!!合掌三拝

[No.220] ミントさんへ From:border.s 2002/05/16(thu) 17:43:08 [MAIL]

硝酸銀で焼けるならその方法がベストでしょう.但し一回で全部なくなることはなく,何回か多い人は10何回来てもらうこともあるかと思います.またできるかどうかは原因にもよると思います.原因がなくならなければ同じですから.いろんな刺激で肉芽は起こりますので治療とともに原因も考えてもらってください.漏れがひどくなければパウダーは必要ないでしょう.皮膚保護材を粉状にしたものです.あまりにも胆汁が胃瘻口から出てくるようでしたら,手術も考えますが,それは最後の手段です.また教えてください.

[No.220のレス] Re:ミントさんへ From:ミント 2002/05/17(fri) 11:37:08


border.s先生、ご解答ありがとうございます。
10数回も焼かなくてはいけないのですか・・・・
確かに肉芽ができ易いようで、14日に焼いたにもかかわらず今現在新しい肉芽が出来てしまいました。(;_;)
痛みが強いのでロキソニンが手放せません。もちろんクラビット錠も飲んでいますが。
肉芽の原因がはっきりするといいのですが・・・・
また報告いたします。その時はよろしくお願いいたします。

[No.215] 肉芽の対処の仕方について From:ミント 2002/05/12(sun) 21:23:33

ご無沙汰しております、ミントです。
最近はなかなか書き込むチャンスがなく、遠のいてしまいました。

その後の私の状態ですが、PEGの痛みは相変わらずですが、その原因が肉芽による感染という事が分かりました。

私は以前書き込みましたように、6年ほど前に十二指腸クローンのため狭窄を起こし、胃と小腸をつなぐバイバス手術をしています。
その為十二指腸から流れてくる胆汁や膵液が胃に逆流し、吻合部近くにあるPEGにも逆流して肉芽を作りやすいとお聞きしました。
その肉芽が感染を引き起こすと言う悪循環を繰り返しています。

普通の方がPEGを造設しても痛みは初期だけなのに私はいつまでも痛いという理由が分かっただけでも良いのですが、できればこの痛みを取り去りたいのですが良い方法はないでしょうか?
今は対処療法として痛みが起きたら痛み止め(ロキソニン)を飲み、それでもおさまらない時には抗生物質(クラビット錠)を飲んでいます。でも、抗生物質も痛み止めもあまり飲みたくありません。
このまま痛みを我慢していくしかないのでしょうか?毎日痛いわけではないので我慢できますが、痛い日は本当にもうPEGを取ってしまおうかと思ってしまうくらいです。

こんな初歩的な質問で申し訳ありませんが、結構参ってしまっています。
よろしくお願いいたします。

[No.215のレス] Re:肉芽の対処の仕方について From:border.s 2002/05/13(mon) 12:22:23 [MAIL]

非常に難しい問題ですね.胃と小腸をつないだ場合はどなたも胆汁や膵液が入ってきます.胃瘻の口の管理が問題ですが,肉芽は慢性の刺激のよるものだと思いますが,瘻口の表面にまで出来ているのでしょうか?それであったら外科的に切除,もしくは硝酸銀で焼くとか難しいですが化学的にお薬でなくすとかすることが必要です.そして刺激をなくす方法を行う必要があります.皮膚への漏れを少なくするもしくは皮膚保護材やパウダーなどを使うなどが考えられます.十二指腸から出てくる腸を胃ではなく,下の小腸につなぐということもあります.状況がいろいろ考えられますが,肉芽の場所,刺激の原因の追求が必要ですね.中途半端な答えですみません.

[No.215のレス] Re:肉芽の対処の仕方について From:suzan 2002/05/14(tue) 20:00:26

こんにちは.
痛い日は本当にもうPEGを取ってしまおうかと思ってしまうくらいというのは,相当な痛みなんですね.お察しいたします.
いくつか,お伺いしたいことがあります.
1.痛みは,どの様なときに起こるのでしょうか?
2.痛み方は,どの様な痛み方でしょうか?(ぴりぴり,ちくちく,激痛,重い痛みあるいは,痛む場所がPEGの周囲のみ,どこかに広がるなど)
 はじめ,この痛みの書き込みを読んだとき,何となく肋間神経ブロックが効果があるのでは?と思ったのですが痛みの性状が不明でしたのでお聞きいたしました.しかし,あくまでも対症療法でしかないのでborder_sさんの言うとおり原因の追及が必要ですね.クローンの方(吻合術後)に多いのであれば対策を講じることが一番で為になりますから.

[No.215のレス] Re:肉芽の対処の仕方について From:bao 2002/05/15(wed) 00:12:54 [MAIL]

ミントさんこんばんわ。おひさしぶりです。このまえ、いろいろアドバイスをもらったクローン病のbaoです。自分も今、十二指腸が狭くなってきてて吐き気がしたりしてます。そして、胃ろうのほうは、ミントさんと似てて肉芽が回りにできてて、膿みたいなのもでてきて、チクッとした痛みが結構あります。痛みはエレンタールを流してるときが結構痛くて、それを少しの時間我慢して動いてればそんなでもなくなります。いちおう毎日消毒してるんですけど、みんなこんなものなのかなーと思っていました。先生は、肉芽ができやすい体質の人とできにくい体質の人がいると言ってましたが、うーん、、十二指腸が狭いせいからですかねー。

[No.215のレス] Re:肉芽の対処の仕方について From:ミント 2002/05/15(wed) 22:57:23


border.s先生、suzan先生、ご解答ありがとうございます。
baoさん、レスをありがとうございます。

肉芽ですが、結局15日の外来の時硝酸銀で焼いてもらいました。
前回2回はさほど痛くなかったのですが、今回はその後帰宅するまで痛みがありました。
今回は全部焼ききれなかったので、来週また外来で焼くそうです。
主治医は今回は徹底的に焼いてしまおうと言っていますが、それでもう出来なくなるのでしょうか?

border.s先生
肉芽はいつもPEGと瘻口との接触部分に出来ます。
瘻口部分のもれはさほど多くないと思います。
皮膚保護材というのはどういった物なんでしょうか?
パウダーというのは[プレミアムパウダー]のことですか?
それならば持っているのですがPEGに使った事はありません。
瘻口に振り掛ければよいのでしょうか?

「十二指腸から出てくる腸を胃ではなく、下の小腸でつなぐ」とはどのような事ですか?
私は十二指腸狭窄で食べた物が胃から流れないので、胃から流すために胃と小腸をつなぎました。

以上のような答えで状況が分かりますでしょうか?
うまく書けなくてすみません。

suzan先生
質問にお答えいたします。
まず1ですが、痛みの起こる時は決まっておりませんが、比較的肉芽ができた時にちくちくした痛みがあり、その後PEG周辺が痛み出します。
2の答えですが、1と重複しますが、はじめはちくちくした痛みでその後は激痛が続きます。
痛む場所は、初めは肉芽で次第にPEG周辺が痛みます。

クローンの人は結構肉芽が出来やすい人が多いようで、ストマを造設した人の中でも肉芽ができる人は結構いるそうです。

こんな答え方で宜しいでしょうか。

baoさん
こんばんは。baoさんも十二指腸が狭くなってきているんですか。辛いですよね。
私も当時は食べた物が通らなくなり、終いには胃液すらも流れていかなくなってOPEとなりました。
それまでもバルーン拡張術なども行いましたが、私の場合再狭窄になり2度目はバルーンすら通らなくなってしまいました。
でも私の知り合いには、バルーンを数回繰り返し難を逃れた人もおりますのでいざとなったらトライしてみてください。
私はどうやら肉芽が出来やすい体質のようです。(;_;)

長々と書いてしまいました。ごめんなさい。
でも本当に何とかしたいと思っています。

今後もよろしくお願いいたします。

[No.215のレス] (^。^)Re:肉芽の対処の仕方について(^。^) From:平成の一休さん 2002/05/16(thu) 17:31:00 [MAIL]

”ミントさん”大変な目に遭っていらっしゃいますね.変わって上れるものなら変わって上げたい位にお気の毒な状態と察します.
”ミントさん”の【人柄の良さ】から参考になる【アドバイス】が沢山寄せられているようで私ごとのように嬉しいです.【肉芽が出易い体質】とある程度判っただけで大収穫ではないでしょうか?
さて、最初の相談で「お薬を飲むのを辞めたい」とお気持ちを書かれていましたが、私も経験がありお気持ちは良く理解出来ます.
でも、肉芽が悪さをしている訳だしそれが原因で痛みが発生する流れになっているようであれば【クラビット錠】だけは服用を続けられていた方が無難ですよ【クラビット錠:炎症防止・化膿止め】の役割を果たすお薬です.私もこの薬で再三炎症や化膿防止に助けてもらいました(4年間).せめてこの薬だけでも服用をお勧めします.このお薬が効けば炎症や化膿しなくなりますので痛まないようになります.ここはぐっと我慢のしどころですよ.なお、痛みが続く時は【逆に:我慢は禁物です】→【ストレスが溜まり】が原因で予期せぬ事態が発生しますので充分ご注意下さいね.
σ(--#)アタマイターp(^-^)qガンバ(^-^)vブィ!合掌三拝(^。^)

[No.218] ガーゼ交換・入浴開始時期 From:ハーブ 2002/05/15(wed) 15:29:56

はじめまして。教えてください!PEG後いつまでガーゼ交換が必要なのですか??その理由も教えて下さい。そして入浴はいつから開始していいのですか?ろうこうが完成する(文献では2週間)までガーゼ交換を続けて、入浴も中止した方がいいのですか?

[No.218のレス] Re:ガーゼ交換・入浴開始時期 From:moemoe 2002/05/16(thu) 09:05:15

● PEG後のケアは混乱
 特にPEG後のガーゼ交換と入浴に関しては,医療者によって見解が異なっています.
● 消毒の意義
 まず消毒の意義についてお話します.一般に創部の消毒の意義は,創がつくまでの清潔の保持です.縫い合わせた傷は一般的に約3日でつきますから,創感染がない場合には術後3日以降の消毒の意義はありません.当然シャワーも術後3日以降はOKです.
● では胃瘻のような傷はどうか?
 胃瘻の傷は普通の外科の縫い合わせる傷と異なります.胃瘻の傷は,創面とカテーテルが生着することがないため,外科の傷のように約3日でつきません.ですから,1週間くらいの消毒と創部の観察は最低必要となります.シャワーも1週後くらいからが妥当でしょう.ちなみに瘻孔が完成するのは,胃瘻カテーテルの種類にもよりますが,シリコンの場合,約1ヶ月かかります.
● 消毒の必要性と瘻孔の完成は別に考える必要がある
 少し判り難いかと思いますが,瘻孔が完成するまで消毒する必要はありません.
● ガーゼ装着と消毒の意義は異なる
 PEG後,1週間は清潔の保持目的で消毒とガーゼの装着を行う.それ以降のガーゼの主な目的は,創の保護と胃液や栄養剤の染み出しへの対応として用いる.
● まとめ
 PEG後の消毒は約1週間まで,シャワーは1週間から開始してよいでしょう.入浴も1週間くらいからよいと思われますが,論理的ではないのですが,PEG患者の状態を考えると2週間くらいが妥当と思われます.

[No.218のレス] Re:ガーゼ交換・入浴開始時期 From:ハーブ 2002/05/16(thu) 14:29:21

わかりやすいお返事ありがとうございます!文献でも1週間のガーゼ交換が必要となっていたのですが、理由が書いてなくて困っていたんです!(T-T) 遅くなりましたが、今病棟の勉強会の関係でPEG後の管理方について研究していて、特にガーゼ交換・使用する消毒薬・入浴開始時期の統一をするため根拠に基づいた基準を提案したいと思っていました。しかし適切な文献が見つからずにいたところでした。だから今回のお返事、とっても参考になりました!本当にありがとうございました(>^_^<)
できましたら、今回の質問に関係するような、文献、図書等で、お勧めのものがありましたら、教えていただけたら幸いです。

[No.219] ベッドの話 From:泥亀 2002/05/16(thu) 11:29:46 [MAIL]

在宅より病院の方が設備が整っているのが普通ですが、ベッドは例外です。
(1)病院のベッドは車輪(キャスター)が付いているので低くできない。エアーマットを使っていると更に高くなる。
   端に腰掛けた時、床に足が着くかどうかで介助の大変さは大いに違う。
(2)マットレスが硬い。
   看護の都合や心臓マッサージのためらしいが、そのために体位交換が欠かせないし、高齢者の場合はエアーマットが必要になる。
   在宅では長く看るので、本人に合った硬さのもの、必要なら褥瘡(床擦れ)対応品を選びたい。エアーマットは筋力が衰える。
(3)電動が少ない。
   病院の状態にもよるが、背上げと全体の上下が電動になっているベッドは少ない。
   在宅では常識で、介護保険のレンタル対象である。(膝上げについては、背上げ連動、連動選択、独立モーター、の種類がある。)
(4)支点が伸びない
   背上げの支点は、在宅ではカーブするようになっているものが多いのに、病院では蝶番の様に支点で曲がるだけである。

病院が劣っているものがもう一つあります。
まだ布オムツのところは論外として、サブパッドを漫然と使っています。自分でいろいろ試してみた看護師さんはほとんどいません。

床擦れやオムツかぶれを予防しても医療保険では評価されませんからネ

[No.213] 下剤について From:はな 2002/05/09(thu) 22:36:27

おひさです。悩める栄養士はなでーす。最近パソが壊れてしまってご無沙汰でした。

ちょっとまえに下剤のことが話題になっていましたよね。ちょこっと情報ですが、私のしっている患者さんのご家族には排便コントロールのために繊維をワンショットで入れてる人がいます。下剤を使うとやはりボタンが劣化しちゃうんだそうです。そこで、カイゲンからでているアルギン酸ナトリウムの製剤(昆布のぬるぬる、水溶性食物繊維です)をワンショットでいれると、排便コントロールがうまくいくらしいです。これはほかの患者さまでも効果ありなので試してみてはいかがでしょう。食物繊維がはいっている栄養剤を使う分にはいいんでしょうが、そうでない場合は今のとこカイゲンのコレカット(名前違うようなきがします、度忘れしました、なんだっけ、明日調べてメールします。)か味の素のヘルッシュファイバーを使ってみたらいかがですかー?トマトジュースよりは繊維取れると思います。
繊維についてもいろいろありますもんね。ああーまた勉強しなくちゃ。

[No.213のレス] Re:下剤について From:泥亀 2002/05/16(thu) 11:00:26 [MAIL]

母の場合、便秘なので、錠剤、液体(目薬のような容器に入っている)を試しましたが、全介助なので下痢になると後始末が大変です。
そこで、即効性の座薬(レシカルボン)にしたところ、トイレに座った状態で使えるので大変楽になりました。
但し、今後は連れて行くのが難しくなることが予想されます。先日はベッド上で使用して摘便しましたが、いつもより終わるまでの時間がかかりました。

PEGだと栄養剤に入れる下剤しか使えないのでしょうか?


下剤の話と食物の話は分けたいのですが、まぁいいか。
ファイバー入りフレーバーという製品があります。(ここに商品名やメーカーを書くのは駄目ですよね。)
粉末で、1回分がスティック状の包装でになっており、味は3種類あります。

[No.217] ボトルの洗浄方法は? From:泥亀 2002/05/15(wed) 03:41:52 [MAIL]

栄養剤を入れるボトルの洗浄はどうなさっていますか?
洗剤だと残留がありそうで不安です。
チューブ部分は毎回外すのでしょうか?


[No.211] 適切な姿勢: 栄養剤注入時 From:名無し 2002/05/01(wed) 08:29:04

「植物人間」という言葉は好きではありませんが、分かりやすく申し上げますとまさに「植物人間状態」の父を在宅看護しています。1ヵ月前に胃瘻造設を致しまして、瘻孔に関するトラブルは今のところほとんどありません。
ただ、物の本を読んでおりますと、栄養剤注入の際には上半身をを45度程起こすことが推奨されています。布団の上に寝ている父を45度に起こすことはほとんど不可能な状態なのですが、他に推奨される姿勢はあるのでしょうか?教えてください。

[No.211のレス] Re:適切な姿勢: 栄養剤注入時 From:みっくん 2002/05/01(wed) 20:20:29 [MAIL]

 名無しさん、こんにちは.毎日の介護本当に御苦労様です.
 ご自宅ではお父様は布団で休まれていらっしゃるのですね.それですと確かに上半身をおこすことは(自力で座位の保持ができない限り)困難ですね.
 仰臥位での注入でも特にゲプゲプしていなければ構わないと思います.
 また、十二指腸は胃から右側に出ていきますので横を向ける時は栄養剤注入中はどちらかといえば右側を下にした体位の方がスムーズに十二指腸に入っていきやすいと思います.
 上半身をおこすのは座位が可能な場合やギャッジアップの可能なベットに休まれている場合です.
 ただ、これは胃瘻栄養とは直接関係ありませんが、自力で寝返りができない状況ですと床擦れ予防のため時々体位交換をする必要があるわけですが、布団で行っていると介護の方が腰を痛めることがよくありますので気をつけて下さい.(それでも御年配の方を慣れた布団で休ませてさしあげたいという気持ちも十分分かります.)みっくんでした.

[No.211のレス] みっくん先生へ From:名無し 2002/05/02(thu) 07:50:21

心と思いやりのこもった返信をありがとうございます。
私も床擦れには充分気をつけなくては、と思ってはいるもののナカナカ億劫といいますか・・・ でもアドバイスは真摯に受止め、これからも介護に励みます。
またちょくちょくこの談話室をのぞきに来ます。ありがとうございました!

[No.211のレス] 介護保険のご検討を From:泥亀 2002/05/15(wed) 03:37:11 [MAIL]

介護保険では介護用ベッドのレンタルが対象となっているはずです。背上げと全体の上下が電動でできます。膝上げについては、背上げ連動と3番目のモーターで独立して行うものがあります。後者は、操作も面倒で自己負担額も高くなりますので本当に必要かどうかご検討ください。
マットレスも対象になっていますが、消毒や痛み具合は目で見えないので私なら購入します。床擦れ対応マットレス(数種類あり)の場合、エアーマットも体位交換も不要になる可能性があります。
メーカーの差は(ここでは書けないので)、カタログやホームページでよくご検討下さい。良心的な介護用品店を探しておくことは大切です。

(自分でやってみると解りますが)背上げすると上半身を上下に押しつぶされたようになりますので、少し前かがみに引っ張って一旦マットレスから離す作業を入れると解放されて楽になります。

[No.210] 術後の痛みについて質問 From:泥亀 2002/04/29(mon) 20:50:11 [MAIL]

以前、PEGの資料を見た時、手術後が痛かったという体験談がありました。手術中は麻酔しているでしょうが、術後、傷口(?)が落ち着くまでの痛みはどの程度でどの位続くのでしょうか?
軽減させる方法はありますか?

[No.210のレス] Re:術後の痛みについて質問 From:suzan 2002/05/03(fri) 12:22:10

こんにちは.術後疼痛はやはり問題ですね.開腹による胃瘻造設に比べれば遙かに少ないとはいえ,疼痛を訴える方は多いようです.脳血管障害の方にPEGを造設することが多いので,正確には判断できませんが,3日間程度は痛いようです.腹筋を使うような行動で助長されること,創部をいじることを予防する目的で腹帯を使用しております.その他は,対症療法で鎮痛剤を使用しております.高齢者で,栄養状態の悪い方は痛みの程度が強い印象があります.
 PEG造設時の鎮痛法については,私も興味がありますのでご教示していただければ幸いです.

[No.210のレス] Re:術後の痛みについて質問 From:border.s 2002/05/04(sat) 10:08:56 [MAIL]

お久しぶりです.当院では造設時に内視鏡の苦痛が強い方のみ鎮静剤を使用し,普通は局所麻酔のみです.人にもよりますがバンパーなどをあまりきつくしないと術後の痛みは座薬で対処しています.術後2日目までくらいです.全く使わない人も結構おられます.

[No.210のレス] Re:術後の痛みについて質問 From:たか 2002/05/04(sat) 17:56:27 [MAIL]

中々カキコするチャンスがなくて、久しぶりになってしまいました。
僕は今年の1月にペグをつけたのですが、ペグをつける時は局所麻酔だけで痛みは感じませんでした。それよりも内視鏡の方が苦手なので、げいげいしていましたけどね(^^; つけてからは2〜3日痛みはありましたが、薬を飲むほどではなかったですよ。人によって違うのでしょうが、痛かったのは寝ていて起きるときとかお腹に力が入るときでしたね。それ以後は順調に来ていて、今でも痛みは全然ありません。内視鏡と透視を併用してやってくれたから適切なところに胃婁が作れたのかもしれませんね。ラッキーですσ(^^)

[No.210のレス] Re:術後の痛みについて質問 From:泥亀 2002/05/15(wed) 03:03:06 [MAIL]

ありがとうございました。
母が、4月以来3回目の入院になってしまいましたので、アタフタしています。
急な発熱の原因が解りません。
誤嚥性肺炎しか考えられない、食べていなくても唾液が原因だからカフ付きカニューレにすべきだ、1回は尿路感染だった、などと適当な説明をされたので、病院を替えました。
下痢は止まり、おむつかぶれもほぼ良くなりました。

高齢者(特に痴呆)には万全の対策などはなく、医療と生活のQOLを含めた長所、短所を見ながら、最適と思われる選択肢を選ぶしかありません。
胃瘻は痴呆性老人の問題が凝縮されている、と三宅先生を煽って寄稿を促しているのですが・・・。

[No.216] ご無沙汰しています。 From:Mya- 2002/05/13(mon) 22:43:28

仕事を変えたのと、母のリハビリ入院等で、ネットをする
時間がなくて、すっかりご無沙汰していました。
12月に2回目の胃瘻を作った母は順調です。
色々細かな問題点はあるものの、体重の35キロから46キロに増え、
しかも、口からもある程度のものは摂取できるようになっています。
エンシュワも最初はエンシュワHを一日3缶だったのが、今は
普通のエンシュワが2缶でいいようになっています。
それだけ、口から摂取できるようになったと言うことです。
胃瘻によって生きることが出来たと思っています。
12月に作った2度目の挑戦の胃瘻は1回目とは素材が違って
チューブの痛み具合が早いです。もうそろそろ交換しなければなりません。
(1回目と2回目の病院は違います)

そうそう、すごく汚くなってから、酸を使った管理を始めたのですが、
汚くなった後でも使わないままよりは綺麗になって、1ヶ月くらいは
交換時期を延ばせそうです。

最初の胃瘻は交換時も内視鏡による交換でしたが、
今回のは内視鏡は使わないと聞いています。平成の一休さんのビデオと同じ方法かな〜と想像していますが、、、どうでしょう?

なんだかまとまりない書き込みになりました。
久しくご連絡をしていなかったので、近況報告でした。


[No.216のレス] (^0_0^)Re:ご無沙汰しています。(^0_0^) From:平成の一休さん 2002/05/14(tue) 08:45:46 [MAIL]

”北海道/札幌市/Myaー”さん【お久振りですね】その後の経過報告を読ませて頂き大変嬉しいです【体重35kg→46kgUP】との事
凄いですね?昨年暮れ、あの小雪ちらつく寒さの中、医療者の手技の未熟さが原因で【パーキンソン病】のご高齢お母さんを車椅子に乗せて病院探し本当に大変でしたよね.転院先の病院や先生やナース及び介護関係者のご協力があったものと察し致します。それもやはり”Myaー”さんの【一生懸命】さが皆さんの【心を動かした】ものと念います.また、お母さんと一緒に居たいと言う理由で高給の職場を離れ、介護の資格を取得し【介護の仕事】に就かれ何てチョット【凡人では真似の出来ない業】です。言葉では何とでも言えますが宣言して実行に移された点はに【真実の愛】を見た感じが致します.”Myaー”さんのその前向きな姿勢が【向かい風を追い風】に変えてくれた【原動力の賜物】ものと確信致します.投稿欄をご欄になっている先生・ナース・介護者・医療関係者・患者さん・ご家族の方に彼女の名セリフをご紹介致しますね.
お母さんは重病のパーキンス病なので言葉を発することが出来ませんでした.お母さんとMyaーとの【コミュニケーションは母の目】にあったんだそうです.1回目のPEG造設がうまく行かず【痛いよ・痛いよって目が示唆】しているのを見ぬいたり2回目転院後先生やナースに恵まれてか今度は【喜びを表す時:目が泳いでいる→喜んでいる様子】をちゃんと把握された上での報告を伺って
Mya-さんの意思の強さに加えて【お互いの意思疎通】がキチンとなされていたことを確認し驚きでビックリ致しました.兎に角、お母さんの体調が好転に向かっているご報告を受け感激で一杯です.
今回のご報告は今迄心配して下さった加藤社長・会社の元同僚・浅羽さん・PEGスタッフ・内山さん・鈴木先生・慈恵医大病院関係者の皆々さまの元気の源となりどんなに勇気をつけてくれるか【計り知れない吉報】です.(^^)dグッド(-.-)y-゜゜゜いっぷく
                         合掌三拝

[No.216のレス] (^0_0^)Re:ご無沙汰しています。PS(^0_0^) From:平成の一休さん 2002/05/14(tue) 09:38:54 [MAIL]

”追伸”「Mya-さん」へ・・PEGは色々種類がある事はご存知でしたよね.その後、PEGご相談や患者さん並びに医療者の管理用として「PEG手帳¥500円」が発売になりその中に「いつ・どこで・どのような種類のPEG・どこへ造設したか」等を記入する欄がありますので、PEG事務所へ連絡され「PEG手帳」をご購入お願います.そのPEG造設・記載欄に先生が記録を記載しますので、それをご覧になってPEG種類を当/投稿欄に相談されれば適切なアドバイスがなされますのでご利用の程よろしくお願い致します.(^0_0^)
PEGドクターズネットワーク電話---迄どうぞ.合掌三拝

[No.216のレス] (^0_0^)Re:ご無沙汰しています。Again(^0_0^) From:平成の一休さん 2002/05/14(tue) 11:33:39 [MAIL]

”Postscript"「再度:追記」の件.PEG/投稿欄/相談記載例です
              記
■PEG型式:バンパー式■PEG型式:ボタン型■PEG経口:24fl
■PEG長さ:3.4cm  ■経口栄養剤:エンシュワーリキッドH
■PEG造設場所:胃瘻or腸瘻(十二指腸)■PEG造設日:2002/2/2
■PEGトラブル内容:具体的に記入(漏れ・痛み・汚れ・かぶれ)
等々を記載の上投稿欄へ相談して頂ければある程度的確にアドバイスする側も確信を持って回答出来るものと念われます参考まで.
■なお、2回目以降のPEG交換時には内視鏡は使用しないのが通常は一般的な手技のようですよ.(例外もあるかも知れませんが?)
■PEG交換時間:普通の場合は5分〜10分程度で完了致します.
■PEG交換期間:種類によって異なり1ケ月〜1年位(平均半年)
■なお、PEGの種類によっては2回目以降の抜去時、患者さんに負担のかかるような痛みが事前に予測される場合はまったく痛まない方法の「奥の手」があります.但し、その場合は何日か短期間入院が必要となりますので先生にご相談下さい。(^_-)ウィンクネネネ
      合掌三拝
                  

[No.209] 胃ろうと頸損患者さん From:そら 2002/04/28(sun) 14:28:23

初めまして。病院でSTをやっている者です。もう転院なさった患者さんのことですが、上位頸損患者さんに栄養確保手段として最終的な判断として胃ろう造設を行いました。結果として安定した栄養確保は行われるようになったものの、ボタン部分が皮膚に接触するたびに、頸損症状特有の痙性を引き起こし、患者さんは難渋しておられました。造設後、すぐに転院なさったので、そのフォローアップが出来ないままお別れになってしまったのですが、どなたか、頸損患者さんに対し胃ろうを造設なさった御経験のある先生はおられないでしょうか。また、上記の患者さんと同じように、ボタン部分の皮膚接触で痙性を引き起こしてしまったというご経験または、情報をお持ちの先生はおられないでしょうか。よろしくお願いいたします。

[No.209のレス] (^。^)Re:胃ろうと頸損患者さんと痙性(^。^) From:平成の一休さん 2002/04/28(sun) 23:36:48 [MAIL]

「はな」さん、PEGドクターズネットワークへ[Welcnme]歓迎します。さてお尋ねの件のですが症状の「痙性」についてですが当/投稿欄/では未だ問い合わせの症例がないように記憶します。ついては「痙性」とは何か皆さんもご存知ない馴染みのない呼称なので
私の知る限り基本的の情報のみに限って記入させて頂きます。
■「痙性の定義」医学部の学生さんに質問すると決まったように錐体路障害とか折り畳みナイフ現象と言う言葉が返ってきますが
病態としては間違っていないですよね。でも、それでは目の前の患者さんに痙性が有るのか否か判断出来ないですね。
■「痙性とは」(^。^)速度依存性の筋緊張の亢進(^。^)です。
具体的には、他動的に関節を動かした時、ゆっくりでは抵抗が少ないのに、早く動かすと抵抗が大きくなります。「他動的とは」患者さんは力を抜いたままでいて検者が動かすことをいいます。
■「痙性の治療について」痙性への対応を考慮する際、最初に考えるべき内容は「痙性を弱める必要が有るか否か?」の判断ではないでしょうか。即ち、例えば不全対麻痺患者で膝の進展力を痙性に頼って立っている場合に痙性を弱めると立てなくなる事です。
■「痙性を弱めるには幾つかの方法」があります。
@まず、いやな刺激(侵害刺激)を取り除くことが重要ですね。例えば、切り過ぎて痛そうな爪・膀胱結石・更に精神的ストレスまで痙性を強める要因になります。勿論、拘縮を過度にストレッチすることも一時的には痙性を強める可能性があります。
A次に、お薬を使う手段ですが「効き目の強い抗痙性剤です。臨床的に効き目の強いとされる抗痙性剤は以下の3ツあるようです。
・効き目の強い以下のの特性は、脳卒中で立つと足の内反尖足が強くなってかなり困ってしまったとか、脊髄損傷対麻痺で挟み足になるとかの投薬です。
●ダントリウム:使い方:1日1cap1*Mから開始し、脱力で困らないことを確認しつつ、3cap3*程度まで増量します。
●リオレサール:使い方:1日1T1*Mから開始し、脱力が困らないことを確認しつつ、3−12T3−4*に増量可能です。
●テルネリン:使い方:1日2−3T2−3*で使う。漸増もOK・・・。
・なお、さほど効き目の強くない薬の特性は、肩の凝りを和らげるとか、多少痙性を落とす程度を期待する場合に使い分けます。
■「抗痙性剤使用時の留意点」について以下通りです。
・筋肉の緊張を落とす薬ですから、緊張を落としたい場所だけでなく、人によっては元気な手足の方も力が抜ける事があります。別の表現をすれば、筋肉の緊張を落とす薬は、緊張の高い場所に効き易いものの、時には緊張の高くない場所のほうが良く効いてしますこともありうる、とも言えます。
・眠ることがある、力が抜けやすい件も含め、投薬後の車の運転は差し控えた方が賢明と言えます。
・時に肝機能障害が起こる事があるので、経過を追って血液検査をした方がいいと思われます。
・都合の悪い症例が起こった場合、投薬を中止すれば元に戻る。
■「局所的に痙性を落とす方法としては」筋内神経ブロックがあります。これは電気刺激のできる注射針で、運動神経が筋内に入った部位を探り、フェノルやアルコールを注入する手技です。量が多すぎると局所に腫脹が起こるので注意を要します。効果は数ケ月のことが多いようです。痙性の落ちてる間にROMを励行する等の対策を講じるのもよいでしょう。股関節内転筋は閉鎖神経という純運動神経に支配されていて、神経自体をブロックしても感覚障害を来さないため、内転筋痙性に対しては閉鎖神経ブロックがしばしば行われているようです。
■「リハビリ手技で痙性を低下させることも行われている模様」例えば、体幹と上肢の屈筋痙性に対し、患者さんの動作の中で、頚部と脊柱の伸展及び肘伸展位での肩関節外旋という反射抑制パターンを用いると、異常姿勢反応を抑制するだけでなく随意運動を促通し、結果的に痙性の落ちることも稀にあるようです。
■以上「痙性に関する」あくまでも基本的な情報として参考になれば幸いに念います。なお、ひょっとしたら私の受け止め方が悪くて、もし内容に誤り等ございましたら削除お願い致します。
                   (^。^)合掌三拝(-_-;)

[No.209のレス] (^。^)Re:胃ろうと頸損患者さん(^。^) From:平成の一休さん 2002/04/29(mon) 00:26:15 [MAIL]

■すみません”また、チョンボ”しました。「はな」さんではなく→「そら」さんでした。改めて訂正しお詫び申し上げます。
          とほほほっす・・(-_-;)合掌三拝(-_-;)

[No.209のレス] Re:胃ろうと頸損患者さん From:そら 2002/04/29(mon) 22:17:34

今晩は。レス有り難うございました。「痙性」とは一休さんのおっしゃている筋緊張の異常亢進に近いと思います。患者さん曰く「痛み・しびれ・説明しきれない不快感」だそうです。胃瘻にしたことでNGチューブは抜けられたのですが、新たな問題(ボタンの皮膚接触によると考えられる痙性の誘発)を発生させてしまったことは、リハドクターや私にとっては予想外であり、反省すべきことだったと思いました。今後、同様の症例で「痙性」を引き起こす可能性のある患者さんに対し、胃瘻の適応を考える興味深い経験だったと思います。

[No.209のレス] Re:胃ろうと頸損患者さん From:suzan 2002/05/03(fri) 11:54:43

 そら様
こんにちは.予想もしない事が起きたのですね.上位頸椎の脊損は,不完全麻痺だったのでしょうか?脊損患者で2人ほどPEGを造設いたしましたが,わたしの経験では問題なかった様です.PEG造設まで時間があった事と思いますが,病衣を着るときやオムツをするときに違和感はなかったのでしょうか?完全麻痺であれば腹壁反射は減弱すると思われるのですが.
 脊損の場合は,いろいろな症状があるので注意するべきですね.貴重な経験の紹介ありがとうございました.

[No.209のレス] (^。^)Re:胃ろうと頸損患者さん(^。^) From:平成の一休さん 2002/05/07(tue) 16:00:54 [MAIL]

「そら」さんへ、suzaanさんのコメントにありますように今回の
ケースは本当に予期しない出来事が突如発症した点に触れられている予想を越えてる点であったとの感想にはまったく同感です。実のところ私も「そら」さんの投稿欄記載内容をご拝見し「驚きで何とお答えしたらいいのか」ご返事差し上げるのに実のところ躊躇しました.つい最近PEGは万能ではありませんとコメントしたばかりだっただけに非常にショックでした.しかし、よくよく冷静に考えて見ると「病の進化と治療・薬等の進化」は「イタチごっこ」のような気がしてなりません.退院された患者さんへの「そら」さんの温かい念いやりと謙虚な反省態度に医療従事者の在るべき姿(奢りを自惚れ)に警鐘を鳴らすものと高く評価したいと念います.今回の症例には「これと言った決めて」は見つけにくい
かも知れませんが「そら」さんの「反省の態度」に深い感銘を受けました.先生も患者さんもお互いが「リスクを持ち合っている」ことを改めて教えられました.PEGが発展するにつれて未だ何が発生するか判りません.「成功例・失敗例」を覆い隠すことなく前向きにこう言う事態が発生しましたという報告がとても必要と強く感じましたし、それらの事例がない限りPEGの発展もないと念います.やはり当/投稿欄は問題解決方法も勿論重要ですが、悩み苦しんで絶望の淵に立たされていらっしゃる患者さんご家族の方々にとって孤立感等を取り除いて差し上げる「癒しの場」でなければならないなと改めて感じました.「そら」さんへ「ありがとう」.
p(^-^)qガンバ(^o^)//"""パチパチパチ(^。^)VeryGood合掌三拝




[No.209のレス] Re:胃ろうと頸損患者さん From:そら 2002/05/12(sun) 16:53:15

 レス有り難うございました。本症例はFrankel分類Aにあたる患者さんでした。確かにこの分類によると「知覚は脱失」になるわけですから、頸部を触ったり徒手的に前屈運動するときに筋緊張の以上亢進・しびれなどが誘発されるのは不思議なような気もします。勿論病衣の着替え・おむつ交換の時でも、しびれ等は出現してました。さて、本題の胃ろうと頸損患者さんのことですが、少し本で調べてみました。
 今回の「痙性出現」をsuzanさんは表在知覚の点から述べられておられましたが、もしかしたら脊髄損傷患者さん特有の症状である、自律神経系の「強調・拮抗作用」が障害されることに起因する可能性もあると思いました。

 脊髄反射は以下の3つに分けられる。
 1)内臓ー内臓反射
 2)内臓体性反射
    求心性内臓神経の刺激が骨格筋の反射性収縮を起こすよ    うな自律神経反射が之に相当し、臨床的に内臓の炎症や    腹膜の刺激の時に体節性に腹筋の収縮防御反応を来す、    いわゆる筋性防御defence musclaire
 3)体性内臓反射

             『神経の臨床』大友 英一編 より

 これらの脊髄反射は、交感神経幹を通って脊髄幹神経節にはいるルートと、後根から入って脊髄の中に刺激が伝達されるルートの二つがあると考えられているそうです。つまり、PEGによる腹膜への刺激が腹筋の収縮を、自律神経系の協調作用がうまくいきにくい患者さんでは強い収縮を呼び起こす可能性があるのではと「強引に」「無理矢理に」考えました。しかしこの仮説では「収縮としびれ・不快感の関連性」が追究できていないので、結局のところ、「私もよくわかりません」と締めくくるしかありません・・・。

[No.214] すみませーん From:はな 2002/05/09(thu) 22:42:49

コレカットじゃありませんでした。
ソルギンファイバーでした。いいかげんなこといっちゃだめですね。すみません。

繊維は種類によってはイレウス(食べ物がすべての原因じゃないんだとは思いますが)なども心配なので病態をよく見極めないといけないとこが難しいなと思うとこです。

[No.212] 栄養剤の保温について From:PDN 2002/05/08(wed) 10:41:34 [MAIL]

これから季節は夏になろうというわけですが、本日は栄養剤の保温についてお尋ねします。ご家族の介護をされている方同士のお話の中で出てきた質問です。

Aさん「先生は大丈夫というのだけれど、栄養剤の投与時間が長いので、最後の方は栄養剤が冷たくなってしまうんです。保温のための良い方法はないでしょうかねえ?」

Bさん「栄養剤ボトルを保温する装置があるということを聞きました。特に腸瘻の場合は時間がかかるから、ということでしたが・・・」

Bさんも詳しいことはご存知ではないとのことです。どなたか教えていただけませんか?

[No.212のレス] (^。^)Re:栄養剤の保温について(^。^) From:平成の一休さん 2002/05/08(wed) 14:33:11 [MAIL]

■大変長らく御待たせ致しました(^。^)栄養剤投与中の保温(^。^)についての問い合わせの件ですが、私も思考錯誤の経験をしましたのでご紹介致します。但しあくまでも私は東京ですので1ツの指標になればと願い少しでもお役に立てば大変嬉しく思います。
■第一点目:大きく分けて「夏季対策:冬季対策」は必要です?
理由は簡単です→経口栄養剤の主成分は「牛乳製品」だからです.
ご承知のように「乳製品は痛み易い」のです.ですから「夏・冬」
での管理方法は自然や家庭環境と相談しながら工夫する必要があります.又土地柄や気候風土にも左右されるでしょうし、患者さんの回復具合や様態に各自個人差がありますので「これだ」と決めつける事だけは避けましょうね.一番危険なことは自分がこの方法が合っているからこれがベストだなんて断言は禁物ではないでしょうか.PEG造設されている患者さんは基本的に体力が弱っていらっしゃるのが殆どんどであることを忘れて見逃しがちですから個々の管理方法を主治医又はご自分であるいは経験者の方々のアドバイスを求めらるのが無難であり最善の策かと念います.
■「夏季対策」について:経口栄養剤の「投与時間帯」「投与総量」「投与速度」「経口栄養剤容器(何ml入りか)「経口栄養剤を開封・開缶してからの経過時間」「濃度」「温める温度」の7点位に絞って対策を講じればいいかと考えますし私はこの方法を基準にして投与してます。
■まず「投与時間帯」@昼間ですか?A夕方頃ですか?Bそれとも夜間ですか?Cあるいは寝てらっしゃる時間帯でしょうか?
■次に「投与総量」は何mlでしょう.@400mlでしょうか?A800mlでしょうか?B1200ml位でしょうか?Cそれともギリギリといわれている限界値1600ml迄落としてらっしゃるでしょうか?
■更に「投与速度」はどの程度の速さで落とされているでしょう.
標準的な投与速度は「400ml=1時間」ですがその辺はクリアーされてますでしょうか?患者さんによっては下痢防止とか自覚症状によってもっとゆっくり「400ml=1.5時間」とか「400ml=1.2時間」位と色々なケースがあってもおかしくない話だと念います.
■確認として「経口栄養剤投与容器の最大容量」は何mlの物をご使用でしょうか?チョット前までは「500ml容器」が一般的でしたが最近は「1200ml容器」が使用頻度が高いようですし、私も「500ml容器→1200ml容器」に変更しました.
■そこで「経口栄養剤の開封・開缶後何時間経過」しているでしょうか?標準的な気温(18゜〜25゜)位であれば「400mlを基本」とするとしますと開封・開缶後4時間位が1ツの目安となります.
■又「濃度が濃い場合」は投与時間は更に遅くなるでしょうね.
恐らく「400mlを基本」とすると開封・開缶後5.5時間〜6時間位は要するのではないでしょうか?但し、薄めれば別ですけれども.
■さて「温める温度」ですが、これは個人差があり一概には言えないのですが「人肌程度の温かさ」=「35゜〜38゜」位が一般的な目安のようです.室温にもよりますが、この程度の温かさで点滴を落とすと3時間後位には経口栄養剤の温かさは20゜位でしたので
胃や腸に過剰な負担やイタズラような事にはならないようです.
■終りに「私の場合・夏季と冬季を対照に例を紹介します」と以下のように対処いたしております.
@経口栄養剤:ツインライン A1日使用総量:800ml〜1200ml
B投与時間帯:19時〜23時「400ml」24時〜4時「400ml」平日
 但し、土曜日・日曜日には8時〜12時「400ml」増加し3回投与
■なお「保温の件」ですが、もしそのような用具あればお使いになっても別に差し支えないと念います.なければ「ユタンポ」見たいに厚手布や毛布類で巻きつけるのも1つのノウハウだと思います.この辺のあたりのご相談になると繊細な神経の持ち主の方には申し訳ないですが各自の管理努力範囲になるような気が致します.
・さて皆さんのご参考になるか否かご自身の体験がベストです・
■最後に「製造メーカー」に基本的な使用方法をご教示頂くのも1ツの改善策ではないでしょうか?φ(..;)メモメモ(^-^)vブィ!
                         合掌三拝

[No.212のレス] (^。^)Re:栄養剤の保温について(^。^) From:平成の一休さん 2002/05/08(wed) 14:59:58 [MAIL]

追記:すみません大切な事項が抜けているのに気付きましたので付け加えさせていただきます.
■PEG造設場所:腸瘻 ■型式:ボタン式・バンパー型
■口径:24fl ■長さ:3.4cm             以上

[No.212のレス] 一休さん、いつもありがとうございます。 From:PDN 2002/05/08(wed) 18:05:05 [MAIL]

一休さん、ありがとうございます。器具メーカーの方で保温ボトルを扱っていらっしゃる会社、あるいは実際にお使いになっている方々も、このページを見たらアドバイスをお願いします。
ケアの方法は本当に個々で異なりますので、ご自身の体験を情報提供していただくことはとっても貴重だと思います。
皆さん、宜しくお願いします。

[No.212のレス] Re:栄養剤の保温について From:suzan 2002/05/08(wed) 20:05:55

こんにちは.
温かい食事は暖かいままで,冷たいデザートは冷たいままで摂ることが食に関してはやはり重要ですね.PEGの場合も,その点を追求することは重要だと思います.医療機関では,重症患者の下痢対策でポンプを使って24時間かけて栄養をとっていただくことがあり,その際は輸血や輸液のwarmer(電気で保温した器械の中や保温したお湯の中にチューブを通して冷却を防ぐことを行っています.実際,家庭では大がかりでコストともかかってしますでしょう.自宅で,PEGを行っている方に教えていただいたのですが,キルティングのカバーをガートルにかけていたり,今流行の保温シート(スポーツ飲料の冷たいままにするカバー)を利用している方もおられるようです.実際,どのくらいの効果があるかわかりませんが味気ないガートルが楽しくなる効果はあるようです.
 コストもかからないし,いい試みで感心しました.如何でしょうか.