[No.666] 寒天固形化 From:mariru 2003/09/15(mon) 15:30:16 [HOME]太朗先生のサイトをじっくり読んで、現在のガストロボタンの蓋からの漏れが気になっていたので、寒天クックで試して見ました。
お鍋を使うのが面倒だったので、いつもエンテルードをとかすのに使っている耐熱ガラスのメジャーカップに水と寒天クックを入れて混ぜ、沸騰するまでレンジにかけ、沸騰したら弱くして一分半ほど・・・
それに適量のぬるま湯を混ぜて、エンテルードを溶かし、シリンジにつめました。
冷蔵庫に入れずにさめて固まったのを確認して注入、液体でも結構早く注入しているのですが、どんどん注入して接続チューブを抜いても漏れがなく、やった〜〜っという感じです。
寒天クックが4gの小袋で、量は適当です。
外出先でとか、作った物の保管方法、温度管理など色々検討する事はありますが、家で余裕のあるときにはぜひ、取り入れていきたいです。
些細な事ですが・・・シリンジの先に少し残ってしまうの、これを完璧に注入するのは難しいですよね。。
[No.666のレス] Re:寒天固形化 From:魔子 2003/09/15(mon) 17:35:32 ちょっと気になったので・・・・。
蓋から漏れると言うのはどういうことでしょう?
ボタン型は逆流止弁がついているので、戻ってこない筈だと思うのですが・・・・。
それとシリンジの先に残ったものは空気と一緒に最後にフラッシュしたらだめですか?
[No.666のレス] Re:寒天固形化 From:もっち 2003/09/16(tue) 15:07:56 [MAIL] 魔子さんこんにちは、訪問看護師のもっちです。
ガストロボタンの逆流防止弁ですが、時々壊れたり、薬が詰まったりして、蓋を開けると栄養剤が漏れてくることがあります。また、3カ月から半年ぐらい使用していると、注入口が広がって、蓋が緩くなったりもします。使用頻度が多いと、どうしても不具合は生じて来ますよね。完璧な商品を造ることは不可能なことなのでしょうね〜。
[No.666のレス] Re:寒天固形化 From:mariru 2003/09/19(fri) 16:53:55 [HOME]魔子さん、もっちさん、こんにちは
もっちさんが書いていらっしゃるように、ガストロボタンは蓋も本体と一緒でとても柔らかなシリコンで出来ています。
逆流弁の位置がチューブの奥(胃の中)にあるのできちんと機能しているかどうかの確認が出来ません。
キットについていた説明書を読んだら、短時間に液体を注入すると逆流弁が機能していても漏れることがあるとも書いてありました。
蓋が柔らかいために、頼りなく腹圧がかかると蓋の隙間からじわっと漏れてくるのが不便なのです。
固形化しても、次の注入で蓋を開けたら前に注入したのが少し固形のまま出てきました。
以前使っていたカンガルーボタンは蓋がしっかり閉まって漏れると言う事がなかったのですが、全体の材質が硬いためうつ伏せなどの姿勢の時に胃壁を傷つけたのか鮮血の出血がありメーカーを変えました。
完璧な商品まではいかなくても安全で安心して使えるものが早く開発されるといいなと思います。
[No.666のレス] Re:寒天固形化 From:mariru 2003/09/19(fri) 17:28:58 [HOME]魔子さん
>それとシリンジの先に残ったものは空気と一緒に最後にフラッシュしたらだめですか?
何回も試したのですが、空気だけ入ってしまい、固め方が柔らかだったのかうまくいかなかったのです。
まぁ、全体の量からしたらいくらでもないので、捨てていますが・・・
[No.671] 大成功です! From:い〜たん 2003/09/17(wed) 16:17:28 太郎先生、おサル先生、そして皆様本当にありがとうございました。お蔭様で息子の固形栄養は大成功しました。嘔吐、下痢はピタッと止まり、痰も絡まなくなってきた為吸引回数もグッと減りました!吸引機に埃をかぶせることが夢でしたので涙が出るほど嬉しいです。こんなに嬉しいことはありません。学校へも行けるようになりました。もう液体は二度と注入する気はありません。本当にありがとうございました。固形万歳!
[No.671のレス] Re:大成功です! From:魔子 2003/09/17(wed) 17:00:46 カンテン末を使われたのですか? それとも市販品・・・・?
うちは今日からカンテン末になりました。予想通り、市販品より固まり易いようです。
カンテンの量を少し減らした方がいいようです。
とにかく、い〜たんさんおめでとう!!
[No.671のレス] Re:大成功です! From:おサル先生 2003/09/17(wed) 17:47:03 [MAIL] い〜たんさん、まずはおめでとうございます。案ずるより産むが易しだったようで、喜ばしい限りです。
あとは、寒天の加熱によるビタミンなどの問題に対する対処は、ゆっくりとまたいっしょに考えていきましょう。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.671のレス] Re:大成功です! → よかったー!! From:太朗 2003/09/17(wed) 23:13:06 [MAIL] [HOME]い〜たん さんこんばんは 太朗です.
固形化栄養,順調な経過のようで何よりですね.今後は良かったところだけではなく「困った問題発生!」なんて話が(無い方が良いのですが)出てきたらまた是非教えて下さい.ただ薬剤のカンテン末に関しては治療薬であり,固形化栄養では用途から外れた”調理”の目的での使用になるので,コッソリやっていこうと思っています.病名つければ何でも良しなら保険診療になりませんしね.ところでビタミンの熱による不活化の問題,その後どうなっていましたっけ?
[No.671のレス] Re:大成功です! From:もっち 2003/09/18(thu) 11:06:57 [MAIL] い〜たんさん。固形化栄養成功おめでとうございます。
今後、さまざまな工夫についても色々教えてください。
いくつか質問があります。
学校に行けるようになったとのことですが、学校でも固形化栄養を注入しているのですか?
お家からお弁当のような形で持参するのですか?その場合はどのように搬送の工夫をされていますか?
それとも学校の給食で作っていただくのですか?
障害児の訪問看護、特に学校や保育園等へ出向いての訪問看護の要望は多いのですが、現状の医療保険では居宅以外の場所での訪問看護は認められておりません。関係各所へ働きかけたり、障害児の訪問看護についての研究がなされているので、いざ訪問要請があったときのために色々勉強をしています。
障害児医療の現状と問題点提議のためにも今後ともよろしくお願いいたします。
[No.671のレス] Re:大成功です! From:mariru 2003/09/19(fri) 17:25:54 [HOME]い〜たんさん、よかったですね。
そう、もっちさんがおっしゃるように外出先での注入をどうした物かと考え中で、娘の場合は液体のままだったり、学校では給食(ペースト状)を200〜300gほど食べられるので、帰ってきてから調整しています。
旅行の時なども出かけた先でかんてんを調理するのは難しいだろうな〜と・・・
ふと、かんてん固形化した栄養剤のレトルトパックでチューブにぴったり合う物が商品化されると便利だろうなと考えてしまいました。
[No.676] チューブ型カテーテルの酢水による管理方法 From:モモ 2003/09/19(fri) 13:12:10 [MAIL] チューブの汚れに酢水が有効と聞いたのですが、チューブ型カテーテルの酢水による管理方法について教えて下さい。頻度は毎日行うのですか?週1回程度で良いのですか?平均、続ける期間はどれくらい続けるときれいになりますか?教えてください?
[No.676のレス] Re:チューブ型カテーテルの酢水による管理方法 From:もっち 2003/09/19(fri) 14:51:43 [MAIL] モモさんこんにちは、訪問看護師のもっちです。
酢水の停滞ですが、この掲示板の上にある「簡易検索」で「酢水」と入力して検索して見て下さい。
尚、頻度は、栄養注入終了の都度おこないます。そして、すでに汚れてしまったカテーテルをきれいにする効果はありません(それ以上汚れないようにすることは出来ますが…)。
酢水の停滞は新品のカテーテルの時からおこなうと、カテーテルがピカピカのままですよ。
[No.670] 経口と経管の吸収率の違い From:大石 2003/09/16(tue) 16:39:09 [MAIL] 同じ人が経口で例えば1200kcal摂取するときと、経管で1200kcal摂取する時では吸収率が違いますか?
経口の場合は吸収のロスが大きいのですか?
いろうと経鼻でも違いますか?
[No.670のレス] Re:経口と経管の吸収率の違い From:おサル先生 2003/09/17(wed) 17:54:13 [MAIL] 大石さん、はじめまして。おサル先生と申します。
う〜ん、科学的根拠はないのですが、きっと胃に直接栄養が注ぎこまれる経管栄養と、自分から「能動的」に取り込む経口では、きっと経口の方が吸収率が高いような気がします。おそらく消化管ホルモンの分泌動態は、経管の場合は劣るのではないでしょうか。
胃ろうと経鼻では、きっと経鼻ではオエオエするので、吸収が悪いのではないでしょうか。
私のイメージとしては、経口が一番で、次が胃ろう、次が経鼻ではないかと思うのですが、本当に印象だけです。
「陸の孤島の遭難者」先生。医学的にはいかがでしょう?
[No.670のレス] Re:経口と経管の吸収率の違い From:陸の孤島の遭難者 2003/09/18(thu) 08:01:08 大石さん、はじめまして陸の孤島の遭難者です。
おサル先生のご指名、たいへん光栄です。
医学的根拠と言うと、かなり難しいかもしれませんが、経口摂食といっても、咀嚼が必要な固形物の場合には、おサル先生がおっしゃられたように、咀嚼による唾液腺をはじめとする消化酵素の分泌刺激や味覚、臭覚による消化管の蠕動刺激が重要な役割をしていると考えられているようです。しかし、ほとんど消化の必要のない経腸栄養剤を経口投与した場合には、あまり影響はないかもしれません。
さらに、吸収率のことを考えれば、投与ルートより投与されている栄養剤の問題や腸管吸収能の問題が大きいと考えられます。少し横道にそれますが、栄養に関しては、まだまだ不明なところが大きく、単純に投与カロリーを考えるだけでは解決できない問題があります。極端な話ですが、アルコール等はカロリーがあるものの、代謝にそのカロリー以上のエネルギー消費すると言われています。また、一般の食品では、消化するためのエネルギーも必要になってきます。単純な投与カロリーで栄養を解決することは不可能と考えられています。さらに、余談ですが微量元素や薬剤などでは、胃酸で酸化されることや胃での補酵素の結合が吸収に重要な役割をしているものもありますので、腸瘻では、若干の問題が残っています。
最後に、栄養投与の目的は栄養状態の改善にありますので、投与ルート、投与カロリー、投与栄養組成を考慮することは重要ですが、問題は結果として栄養状態が改善しているのかです。つまり、はじめに栄養アセスメントをし、投与ルート、投与カロリー、投与栄養組成を決定した後、一定期間後に再度、栄養アセスメントを施行し、栄養が改善しているのかを評価することで、次の計画を立てることが重要と考えられています。
[No.670のレス] Re:経口と経管の吸収率の違い From:陸の孤島の遭難者 2003/09/18(thu) 08:20:12 追記です。
大石さんがお尋ねになられている、吸収率とは少し違いますが、現実に、同じカロリー投与で経鼻胃管と胃瘻で栄養状態に差が出るのかとの問題ですが、これに関しては、現在までに多くのエビデンスが出されており、胃瘻の方が栄養状態の改善が良いとのコンセンサスが得られています。理由は、経鼻胃管は咽頭をチューブが通過するため潜在性誤嚥が多くなり、慢性炎症が持続することがエネルギー消費を招き栄養状態の改善を阻害していると考えられています。
やはり、長期の経管栄養を必要とする場合には胃瘻の適応になるようです。
[No.670のレス] Re:経口と経管の吸収率の違い From:おサル先生 2003/09/18(thu) 12:24:09 [MAIL] 陸の孤島の遭難者先生、おサル先生です。これだけの豊富な内容をただちに回答される先生の実力に心より感服いたしております。わたしども町医者が日常診療で何となく感じているようなことにも、このような学究的な解説をしていただけると、本当に勉強になります。ありがとうございました。
今後ともよろしくご指導の程、お願い申し上げます。
[No.673] タイトルなし From:ユウユウ 2003/09/17(wed) 22:16:20 初めまして。施設の看護師をしているユウユウと言います。・・・漏れのある患者さんの胃ろうチューブ(バルーンカテーテルにストッパーを付けた物なのですが)の固定なのですが、腹壁に当たらないように固定するのはそこが潰瘍になってしまうからですよね。(違いましたか?)・・・では固定位置をろう孔の上方にする事が多いのは何故ですか?私の少ない経験の中では上方固定の方が漏れが少ないのです。自分なりに何故なのか書物を読みあさってみたのですが、どの本にも出ていません。Ope後のマーゲンチューブもそうだしバルーンカテーテルも上方固定ですよね。これも解剖・生理上の事が関係しているのでしょうが、胃ろうの場合蠕動の関係か何かなのでしょうか? どなたかご存知の方がいたら是非ご教示下さい。宜しく願いします。
[No.673のレス] Re:タイトルなし From:ユウユウ 2003/09/18(thu) 10:59:46 ユウユウです。皆さんスイマセン、上記
タイトルを書き忘れました。 チューブの固定法についてなのですが、宜しくお願いします。
[No.667] 胃瘻カテーテルの交換時の保険請求について From:Q 2003/09/15(mon) 17:19:38 [MAIL] 質問です
2002年04月の改定で 「胃瘻カテーテル交換
バンパー型27200円 バルーン型11300円」
「手技料 請求 不可」 となりました。
バンパー型の交換で 体外からの引き抜きではなく
内視鏡を使った交換をした場合も、内視鏡検査料 等
の請求は 出来ない。 27200円の算定のみ
と考えますが これで正しいのでしょうか?
ご教授ください。
[No.667のレス] Re:胃瘻カテーテルの交換時の保険請求について From:みっくん 2003/09/15(mon) 18:56:52 [MAIL] [HOME] Qさん、こんにちは.
胃瘻の交換については手技料が認められていないので、内視鏡的を併用して交換を行った場合ならば、当然内視鏡の手技料は請求してよいと考えます.内視鏡挿入のような高度な医療技術が診療報酬上認められないのは許されないことだと思います.ちなみに当方では内視鏡を使うことはあまりないのですが、交換後の位置の確認のために内視鏡を実施した場合は請求しています.(当市ではこれが査定されたことはありません.)それどころか、ごく稀に古いタイプの胃瘻を内視鏡的に抜去する場合には異物除去も請求してました.
話はかわりますが、先日ある先生から「胃瘻はストーマなので、ストーマの管理料や退院時には指導料なども請求すべきだ」とのご意見をいただきました.なるほどそのとおりと感心しました.当方でも試しに今度から請求してみたいと考えています.どなたか既に請求している方はいらっしゃいますか?あるいは請求して査定されたご経験のある方はいらっしゃいますか.情報があれば教えて下さい.
[No.667のレス] Re:胃瘻カテーテルの交換時の保険請求について From:魔子 2003/09/15(mon) 21:37:23 内視鏡を使って交換をしたのであれば、経皮内視鏡的胃瘻造設術で算定するときいています。
うちは今のところそれほどトラブルがありそうな症例はないので、ちょっと大胆ですが、ズボッと引き抜いて、ブスッと突っ込んで交換するという原始的な方法で行っています。
一例だけ、交換した後に腹痛を訴える方がおられて、内視鏡でボタンの位置を確認がてら、内視鏡をしましたが、当然、内視鏡の検査代は請求しました。
理由があって、内視鏡を用いて交換したのであれば、請求は問題ないのではと考えます。
[No.667のレス] Re:胃瘻カテーテルの交換時の保険請求について From:おサル先生 2003/09/17(wed) 18:00:01 [MAIL] Qさん、みっくんさん、魔子さん、こんにちは。おサル先生です。
この問題については、都道府県による取り扱いがかなり異なるようです。Qさんのおっしゃるようなローカル・ルールを決めている都道府県が実際にあります。
所属医師会、保険医協会、社会保険事務所にご確認のうえ、保険請求をされることをおすすめします、と思います。
もちろん、納得のいかない査定や解釈には、声を上げていく必要があるとは思います。
[No.664] 経口摂取している胃ろう造設患者の皮膚トラブル From:カズコ 2003/09/14(sun) 00:52:41 初めまして。私は重症身障者施設に勤務している看護師のカズコです。私の受け持ち患者で脳性麻痺(ADL全介助)の40代の男性なのですが、食べ方があまり上手でなくむせ込む事も多くなった為2年前に補助的手段として胃ろうを造設しました。(おそらく将来的には経口摂取不可になります。)現在の使用法としてはムセ込んで食べれない時のみ胃ろうから栄養剤を注入しています。しかし2年たった今でもチューブ(チューブのサイズは何度か変えてみましたが・・・)とろう孔の大きさが合わずにひどい時には食べた物がダイレクトに漏れ出てきます(米粒・オカズ)。それからチューブとろう孔の大きさが合わないと言う他に胸郭の凹変形とおそらく体幹がかなり変形している為に本来の胃の位置・形とは違う為、胃ろうを造設した位置(結果的にそこに造るしかなかったのですが)が食物の貯留する位置なのではないかと考えます(透視もしてみましたが十二指腸への流れは良好で問題無かったです)。これは私の考えなのですが。この状況、胃ろう周囲炎を何とかしたいのですがほとほと困っています。胃ろうを造設して食べている方って多分そう多くは無いですよね???どなたかどんな事でも良いので助言・アドバイスをお願いします。何とかこの患者さんの苦痛を除去してあげたいです。
ps.この症例の書籍・文献って本当に無いんですよね。皮膚トラブル・周囲炎で参考になる物があればどうぞどうぞ教えて下さい。 宜しくお願いします。
[No.664のレス] Re:経口摂取している胃ろう造設患者の皮膚トラブル From:魔子 2003/09/14(sun) 09:27:18 胃瘻周囲炎ですが・・・・
私は経験がありませんが、イントラサイトジェルという褥瘡などに使うジェル状のドレッシング剤を瘻孔に注入するのが有効というのを聞いた事があります。
うちでは今のところ、汚れたら、暖かい蒸しタオルできれいに拭き取る、入浴の際きれいに洗うと言うことで何とかひどくならずに経過しています。
[No.664のレス] Re:経口摂取している胃ろう造設患者の皮膚トラブル From:もっち 2003/09/14(sun) 10:02:10 [MAIL] こんにちは、訪問看護師のもっちです。
漏れがひどくなる主な原因は、バンパーの締め付けがきついため、圧迫壊死で穴が大きくなることが理由として考えられます。(胃の中に褥瘡を作らないで下さい!) この場合、内部バンパーが胃粘膜に食い込んでいる可能性があります。
この方のチューブの種類はどのようなものでしょうか?チューブ型であれば、外部バンパー(外部の羽根の部分)をお腹の皮膚から2cmぐらいゆるめて、外部バンパーの上からガーゼで固定してください(胃の中にチューブを押し込むようにする)。バンパーをゆるめると、圧迫が解除されるため、漏れは一旦多くなり、外部バンパーをしめつけたくなる誘惑(衝動)にかられますが、圧迫が解除され圧迫壊死が修復されれば、1週間くらいで漏れがなくなる場合もありますので我慢してください。
ボタン型の場合は、シャフトの長さが決まっているので、長めのものに交換するしか手がありません。
漏れによる瘻孔周囲炎は、とにかくスキンケア(1日1〜3回の微温湯の洗浄)です。漏れは、こよりにしてPEGカテーテルの根元に巻きつけたティッシュペーパーで吸い取らせて、頻回に替えてください(当掲示板でおなじみの「平成の一休さん」のおすすめの方法です)。ガーゼは、いったん濡れると乾かないので、かえって臭くて不潔になります。Yガーゼは、外部バンパーの位置がきつい状態ではさみ込むと、せまい空間をさらにせまくして、内部バンパーを胃壁に吊り上げることになるので、お勧めできません。
また、漏れるからといって、チューブのサイズをどんどん太くしていくのもあまり効果がないようです。No658のDrMoai先生と太朗先生のやり取りをご参照ください。
[No.664のレス] Re:経口摂取している胃ろう造設患者の皮膚トラブル From:カズコ 2003/09/15(mon) 10:18:07 魔子さん、もっちさん情報ありがとうございます。もっちサン、チューブの種類なのですが1年以上前から操作(交換)の利便性・コスト面等の理由でオールシリコンバルーンカテーテルを使用しています。カフは週一で確認してます。チューブを太く太くしていった時期もあったのですが結果同じで、3カ月ほど前から一時的にチューブを抜いて孔を縮めるという方法をとり現在では16Frを使用しています。かなり孔は縮まったのですがそれでも隙間が出来ている状態です。隙間が有るから漏れるという考えからYガーゼを数枚重ねてきつめにはさめています(腹部から1cm弱の所にテープをグルグル巻きにしてストッパー代わりにしています)。これもいけないんでしょうかね? アドバイスお願いします。
[No.664のレス] Re:経口摂取している胃ろう造設患者の皮膚トラブル From:もっち 2003/09/16(tue) 14:56:53 [MAIL] こんにちは、もっちです。
バルーンカテーテルは先端が尖がっていて、バルーンの先も1cmほどチューブがはみ出ているため、注意しないと胃壁を傷つけ、胃潰瘍の原因となることがある事と、外部バンパーがないため固定が難しい事(しっかり固定しないとチューブが胃内に引っ張られて十二指腸に嵌頓を起こすことがあるので注意)、栄養注入口に蓋がない事、開口部が側方のため、先端に薬剤などが詰まりやすいという欠点があります。
コストの関係上(胃瘻専用チューブはコストが高いですよね)、泣く泣くバルーンカテーテルを使用している方もある様ですが、胃瘻専用チューブの使用をお勧めいたします。
せめて、体外固定板(クリエートメディック社から単品販売しています)は使用して下さいね。http://www.peg.ne.jp/danwa/kako/skin/s-8.htmlの不良肉芽対策(漏れ・発赤等、瘻孔周囲のスキンケアに対する基本と考えています)も参照にして下さい。
在宅でも、PEG造設後経口摂取している方は多いのですが、瘻孔周囲が落ち着けば、米粒やオカズが漏れて来る事はなくなると思います。カズコさん、頑張って下さい。応援しています。
[No.664のレス] Re:経口摂取している胃ろう造設患者の皮膚トラブル From:カズコ 2003/09/16(tue) 22:09:06 もっちサン詳しい情報ありがとうございます。http://www.peg.ne.jp/danwa/kako/skin/s-8.htmlも参照させて頂きました。本当に詳細な知識・情報をお持ちでタダタダ尊敬いたします。また行き詰まったら書き込みますのでその時はまた相談に乗って下さい。宜しくお願いします。・・・有り難うございました。もう少し頑張ってみます。
[No.661] 固形化注入の固さについて From:メイ 2003/09/09(tue) 10:07:16 個人病院で看護師をしているメイです。私の病院でもここで教えていただいた固形化注入法を取り入れて、ゼラチンで固めた注入をしていました。ところが、いつ頃からかDrが「固形化注入はマヨネーズの固さがいいんだ」と言いだし、扱いが容易な増粘剤(ハイトロミール)を使ってマヨネーズ状にした固形化注入を行うようになりました。マヨネーズ状でよいとゆう情報の出所を確かめているところです。確かにその固さでも誤嚥しにくいように感じます。Drに本当に誤嚥していないのか造影剤を使って確認してほしいと頼んでいるところです。固さについての情報をいただけませんでしょうか。
ちなみに使用しているものはF2αバックタイプ300mlに対し、ハイトロミール6gです。
[No.661のレス] Re:固形化注入の固さについて From:おサル先生 2003/09/09(tue) 17:50:23 [MAIL] メイさん、はじめまして。おサル先生と申します。
ハイトロミールは使ったことがないので、私はお答えできないのですが、たしかゼラチンは体温で溶けてしまうので、胃食道逆流の予防にはならない、と読んだことがあります。
ちょっとご質問の本筋とは離れてしまったのですが、ちょっと書かせていただきました。どうも失礼しました。
[No.661のレス] Re:固形化注入の固さについて From:メイ 2003/09/10(wed) 11:32:37 おサル先生ありがとうございます。実は、メールをすること自体が初めての経験でドキドキしながら送信しました。返事がくるのって嬉しいですね。ええと…本題にもどって、もう一度いろいろなものを見直してみて、確かに固形化経腸剤の定義に反していることに気づきました。私の病院のDrに話してみたところ、「寒天で固めたものでも注射器から絞りだしたときには形が崩れているのだから、そのときの状態が同じなら粘度増強剤でもいいのでは?」との返事がありました。胃内に入ったあとのことは話題にならなかったのですが、何かすっきりしませんでした。Drに言われたように、このことばかりにこだわり過ぎているとは自分でも思うのですが(苦笑)
蟹江先生のいわれるように固形化した栄養剤があれば一番いいのでしょうが、それができるまではいろいろと試行錯誤しながら頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いします。
[No.661のレス] Re:固形化注入の固さについて From:蟹江 2003/09/10(wed) 18:54:54 [MAIL] [HOME]メイさんこんにちは 蟹江です.返答が遅れスミマセンでした.
寒天による固形化をしても,先生の言われるとおり注射器から出したときには形は崩れます.しかし増粘剤と異なり寒天の場合はサラサラとしており,注入時も楽ですね.マヨネーズのような製品としてはテルミールソフトが該当すると思いますが,胃瘻からの注入は結構力が必要でしんどい思いをします.また寒天の場合は増粘剤より安価という特徴もあります.これは大きい違いと思います.
あと御願いですが・・
マヨネーズでも良いという情報の出所,わかったら教えて下さい.御願いします.
[No.661のレス] Re:固形化注入の固さについて From:メイ 2003/09/13(sat) 18:40:49 お返事が遅くなってすいません。マヨネーズくらいの固さが良いという情報のもとになった文献がわかりました。
静脈経腸栄養Vol.18増刊号 2003 P112
67.「食塊の粘稠度が胃瘻栄養中の患者の胃食道逆流や胃内容
貯留排出機能に与える影響」
合田文則 他 です。
粘稠度が測定器で測れるということが分かったので、今度私の病院で行っている経腸栄養剤がどのくらいの粘稠度なのか測定してみたいと思いました。(測定器が手に入ればですが)
[No.661のレス] Re:固形化注入の固さについて From:蟹江 2003/09/16(tue) 11:09:34 [MAIL] [HOME]メイさんこんにちは 蟹江です.
情報提供ありがとうございました.今後ともよろしく御願いいたします.
[No.669] (^o^) 人はむつかしい・・! (^o^) From:平成の一休さん 2003/09/15(mon) 21:18:29 [MAIL] [HOME]最近ふとしたことで感じたことがあります。それは、人間同士の付き合いは、本当に難しいものだと念うことがあります。黙っておれば「あいつは変わり者だ」と悪口を言われるし、喋れば喋ったで、「どうもお喋りが過ぎる。軽薄で信じられぬ」と批判される。口は災いの元だと念って、発言を控えめにしていると、「良い人だが、どうも〜ものをはっきり言わないところがいかん」等と、たしなめられる。人間には何かと言えば、他人の悪口を言っておきたい性質があるようですね。自分のことは棚に上げておいて、寄り集まって、その場にいない人の噂話をし合っているときの生々とした表情は、他に類を見ない程に目がらんらんと輝いている。人間は大半、自分が誉められることと他人の悪口を言うのが好きなようです。だから、自分がけなされると直ぐ傷つくし、悪口を同調せぬと、それにさえ又傷つくから始末が悪い、なかなか人間関係とは難しいものであると考えさせられる。ところが、どんな人が信頼出来る良い人だと念いますか?、と言うアンケートを取って見ると、一番は何と『人の悪口を言わない人』となるから、面白い結果に唖然とする。ブッダの言葉に、こんな句がありますのでご紹介しますね。『ひたすら非難さるる人はなし、ひたすら賞賛さるる人もなし、古(いにしえ)も今も未来もそうであろうに』前科十何犯と言うような極悪人でも、妻子や友人知人、子分共には優しい心を見せることだってあるし。あの人は善人と思われている人でも、欠点や足りない点は多々あります。ならば、人間とはそんな者だと諦めて(悟って)『人の言葉に振り回されぬことが一番肝要』ではないだろうかと念うこの頃です。合掌三拝(^o^)
[No.663] PEGの費用 From:こせき 2003/09/13(sat) 19:45:48 [MAIL] 胃ろうを創るときの手術自体の費用は(入院費等は省いて)保険を使わないとして、いくらかかるものなのでしょうか?
[No.663のレス] Re:PEGの費用 From:みっくん 2003/09/13(sat) 21:08:09 [MAIL] [HOME]経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は2002年以降、診療報酬では9460点です.これはどのPEGキットを用いても同じです.この一部を個々人が医療保険(国保、社保、生保など)の種類に応じて負担することとなります.点滴や抗生物質、食費等はここに含まれていません.「保険を使わないとして」という意味がよくわからなかったのですが、全て自費で払うという意味でしょうか?とすると100%の負担で手術費のみで94600円になります.(私は経験ありませんが‥‥その場合は入院費等々も全て自費になるのでは??)それとも個人加入の生命保険などからの補助を受けないという意味でしょうか?医療保険を利用しないで行う意味が何かあるということですか?ちょっとわかりません.質問の意図するところが何かあるのかぜひ教えて下さい.
[No.663のレス] Re:PEGの費用 From:こせき 2003/09/15(mon) 11:03:13 [MAIL] こんにちは。
「こせき」です。すぐ返答を投稿してくださったこと、感謝いたします。ありがとうございます。
私の投稿した質問は、たぶん談話室始まって以来でしょうね。質問の意図がわからないのも無理はありません。もう少し
説明するべきでした。回答をいただく私から、自分のおかれた状況を説明するのが筋ですので。
そこで、大まかな説明を試みたいです。
まず、私の現況がやや一般的ではないのでまずそこから説明させてください。
1.私は重度の障害を持っています。
2.「措置入院」という形で国立療養所に長期入院をしております。
とここまで書くと、わかる人には何が原因で障害を持つことになったかまでわかるはずですが、いかがでしょう?
そして今回私がPEGを受けることになったのです。
1.他の医療機関でなければPEGは受けられません。というのも私の入院しているところは内視鏡を扱うセクションがない
からです。
2.日程は日帰りになります。
3.その日に会計を済ませないとわざわざ足を運ぶ必要が出てきます。
1.わたしが受けることができる医療補助は健康保険以外にもあります。(公的なものです。)
2.その補助は、他の県の医療機関では有効ではありません。一旦、立て替えて市区町村に請求しなくてはなりません
3.振り込みで支払う方法もあると思いますが、その際にはすぐ領収書を受け取れません。
4.したがって、立て替え分は現金で支払いたい。
5.安全のため現金は必要最小限を持ち歩きたいのです。
上記理由から立て替え分がどのくらいなのかを知りたかったのです。
あなた様から教えていただいたところによりますと抗生剤等を省いて10万円くらいというのがわかりました。私は日帰り
のため食費などは関係ないのですが、抗生剤、麻酔薬等にはどのくらい請求されるものなのでしょうか。ごくごく一般的な
もので良いので教えていただけませんか?
[No.665] (^o^) それもまたよし! (^o^) From:平成の一休さん 2003/09/14(sun) 15:35:29 [MAIL] [HOME]■皆さんこんにちは〜、残暑が厳しい日々が続いておりますがお変わりございませんか。どうか熱射病等々にならぬようにご自愛下さい。PDN相談室は相変わらず盛り上がっており嬉しく念います。今日は、連休期間と言うことで表題の「ほのぼの」としたお話をしてみたいとこの場をお借り致します。
■『それもまたよし』とは、昔、中国に司馬徳操と言う人がいて、高徳な人として知られていましたが、何をたずねられても『それもまたよし』と答えることでも有名な人でした。「世間では貴方が高徳な人だというので評判ですよ」『それもまたよし』「本当は貴方は馬鹿者なのだと言う人がいますが」『それもまたよし』と、こんなありさまだったようです。ある日、人がやってきて、「私は最愛の独り息子を亡くしました」と、涙ながらに訴えました。徳操はまた、『それもまたよし』と答えると妻が見かねて、「何ということです、悲しみを訴えていらっしゃるのに、励ましこともされなくて、それもまたよし、と言う人がありますか」と、声を荒げて言うと、『それもまたよし』と答えたと言う。ちょっと聞くと、彼の性格は自主性のない、身勝手な人のように見えますが、しかし、よくよく考えて見ると、この話は『人生の本質』に触れるところがあることに気付かされます。世間のことはどれも、『絶対正しいと言うことはない』。様々な状況の中で、『いつも変化するから』です。また、長い時間が経ってからふり返って見ると、どんなことも自分にとって無駄がなかったとも気付かされます。そう念えるになって、些(いささ)か軽くはなるのですが、『それもまたよし』なかなか味のある言葉ではないでしょうか!。私自身もこの言葉を心の中でつぶやくことでどれだけ救われたか判りません。合掌三拝。
[No.657] 寒天の購入ルートについて From:い〜たん 2003/09/05(fri) 14:27:40 更に別の質問なのですが 寒天の購入ルートについて教えて頂けないでしょうか?
実は先日 息子が心肺停止となり蘇生して持ち直したのですが それ以来 頻脈発作を起こすようになり酸素も欠かせなくて目が離せない状態です。自宅に連れて帰れず面会の日々を続けて1ヶ月になりました。現在医療施設で看て頂いているのですが固形栄養に向けては主治医と病棟看護師共に前向きに検討してくれています。ただ寒天に関しては病院で購入することは難しいと言われ 私に購入してほしいという事を言われました。固形栄養が順調に進めば寒天の購入量も増えてくると思いますし そうなると母子家庭の為 生活費を切り詰めてなんとかしなければならないのだろうかと不安になります。寒天を病院で購入出来ないものか、どなたかご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:太朗 2003/09/05(fri) 16:15:53 [MAIL] [HOME]いーたん こんにちは 太朗です.
粉末寒天はスーパーでも売っていますが,毎日のこととなると業務用包装が便利です.業務用包装は,伊那食品工業のかんてんパパのHPの中で購入が可能(http://www.kantenpp.co.jp/products/prd0003.php?pno=00002&no=00201)です.まず最小包装で試していただき,調子が良いようなら業務用包装に変えるという段取りが良いかもしれません.
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:い〜たん 2003/09/05(fri) 22:13:39 すいません。言葉が足りませんでした。寒天をラコールのように処方箋扱いにして貰えないのでしょうか?
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:おサル先生 2003/09/06(sat) 11:14:05 [MAIL] い〜たんさん、こんにちは。おサル先生です。
う〜ん、寒天はどう考えても「食品」なので、残念ながら処方箋扱い(保険適応)にはならないと思います。どーもすみません。
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:魔子 2003/09/08(mon) 13:06:07 カンテン末というものが薬価収載されていますが、だめでしょうか?
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:い〜たん 2003/09/08(mon) 15:33:00 ありがとうございました。
寒天をトロミアップのような扱いにして貰えないかなあと思ったので もう少し病院と相談してみようと思います。
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:おサル先生 2003/09/09(tue) 17:56:08 [MAIL] い〜たんさん、魔子さん、こんにちは。おサル先生です。
魔子さん、本当ダ! 薬価がついてますね。これは生薬に分類されていますが、どういう場合に保険適応できるのでしょう? (最近は保険審査がきびしくて、薬と保険病名が一対一対応していないと査定されるくらいのきびしさです)
どなたかご存知の方がいらっしゃったら、ご教示いただければ幸いです。
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:魔子 2003/09/10(wed) 08:59:12 うちの薬剤師さんに聞いたら、カンテン末は賦形剤(?)になるそうです。でんぷんとか乳糖と同じような扱いになるので、何のための処方か書いてあげればいいのでは?と言っています。病名より、コメントかな?
あくまで推測なので、どなたかレスをお願いいたします。
ちなみに、うちは入院患者さんは、今度から、カンテン末を利用して固形化する予定です。ずっとこの方が安いです。調理師さんの話では、純度も上がるので、量が若干少なくていいかも・・・・・と言っています。うまく出来たら、また報告します。
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:もっち 2003/09/10(wed) 17:30:46 [MAIL] おサル先生、魔子さん、こんにちは。訪問看護師のもっちです。
「今日の治療薬」を調べて見ましたら、寒天は膨脹性下剤に載っていました。そして、「高齢者や長期臥床者に多い弛緩性便秘には膨脹性下剤や刺激性下剤が良い」と書かれていました。寒天の用量はカンテン末で1日4〜15g、副作用特になしとも書かれていました。弛緩性便秘の病名で処方が出来ないでしょうか?
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:太朗 2003/09/10(wed) 18:55:13 [MAIL] [HOME]皆さんこんにちは 太朗です.
>「今日の治療薬」を調べて見ましたら、寒天は膨脹性下剤に載っていました。
ちょっと遠ざかっている内にこんな耳寄り情報が!! ボクも一度調べてみます!
[No.657のレス] Re:寒天の購入ルートについて From:い〜たん 2003/09/12(fri) 16:13:59 すごいです〜!皆さんありがとうございます。
早速 病院に話してみますー。
[No.659] 経腸栄養剤の固形化を導入したいのですが・・・ From:高知 2003/09/06(sat) 22:29:48 初めまして、川崎の病院に勤務している高知と申します。
胃ろうを造設した患者さんで、胃ろうを使用し始めたのですが痰がらみが多く、注入量を調節したり時間をかけるようにしても状態変わらず、結局逆流性の誤飲性肺炎と診断されました。
そこで、こちらで紹介している栄養剤を固形化して行う方法を試してはと言うことになりました。
質問なのですが、
1.その場合栄養剤の硬さはどの位になるのでしょうか?
2.寒天の代わりにトロミアップなどを使用してはどうなのでしょうか?
3.注入速度はどのくらいが基本となるのでしょうか?
以上のことを教えていただきたいのですがよろしくお願いします。
[No.659のレス] Re:経腸栄養剤の固形化を導入したいのですが・・・ From:太朗 2003/09/07(sun) 11:40:31 [MAIL] [HOME]高知さんこんにちは 太朗といいます.
手前味噌で申し訳ありませんが,固形化についてのHP御紹介します.
1.その場合栄養剤の硬さはどの位になるのでしょうか?
いろいろな硬さの固形化剤を試してみました.
↓
経腸栄養剤固形化の実際
http://www.fukiage-clinic.com/peg/ronbun/kokeika/k_jissai/k_jissai.htm
2.寒天の代わりにトロミアップなどを使用してはどうなのでしょうか?
固形化経腸栄養剤は「重力に抗して形態を保持するもの」としています.トロミ剤は固形化剤とは区別した考えていただければと思います.
↓
寒天の知識
http://www.fukiage-clinic.com/peg/ronbun/kokeika/k_chisiki/k_chisiki.htm
3.注入速度はどのくらいが基本となるのでしょうか?
ボーラス注入で行っています.
↓
固形化経腸栄養剤の投与法
http://www.fukiage-clinic.com/peg/ronbun/kokeika/k_touyo/k_touyo.htm
[No.659のレス] Re:経腸栄養剤の固形化を導入したいのですが・・・ From:高知 2003/09/09(tue) 20:49:41 太郎先生、お返事ありがとうございます。
早速そちらのホームページを参考にさせていただき、頑張ってみたいと思います。
[No.660] 胃ろうについて教えてください From:真衣ちゃんの母 2003/09/08(mon) 20:47:43 [MAIL] 初めまして
12才の女児の母です。5才の時低酸素脳症により、寝たきり状態になり経管栄養を続けていました。
8才の時に気管切開をしました。
11才の時に肺炎により入院しました。逆流現象があり噴門形成術、胃ろう手術をして頂きました。
バンバー型チューブが入っていました。2ヵ月後バンバー型ボタンに換えて頂きました。
その時のケアーは汚れを拭き取り石鹸で洗い流し、乾かした後バリケアを貼りガーゼを挟んで
いました。漏れもあったのですが逆流防止べんが働いていなかったのか、時々ふたがあいた時
注入したものが出ていたようでした。その後、短いサイズにして頂きました。漏れは、減りました。
よく拭き取りペグケアを振りガーゼを挟むだけでよくなったのですが、見た感じキツイように
思えました。隙間がなく汚れを落とすのに濡らした綿棒を使用していました。性格上汚れは残すこと
なく落としていました。それがよくなかったのか隙間が広がり胃ろう周辺は硬くなり赤くなり盛り上がり
茶褐色のものがガーゼにつくようになりました。注入したミルクが周辺より漏れ出し、現在、小児外科
に入院しています。バルーン型のボタンに換えたものの漏れがあり胃ろうから腸にチューブを入れて
みましょうということになりました。
家の子の場合、緊張が強く、そくわんもひどい子です。気管も狭く時々呼吸困難になり息をしようと
体全体に力を入れたりします。又、胃ろう手術後、栄養がよくなり体重も増えました。
どんき症でガスがよくたまっています。お中はよく動いていました。胃内圧減圧をしても抜けません
でした。注入する量も考えるべきだったのかもしれません。
人それぞれ違うと思いますが合わせるは難しいことなのでしょうか。管理がよくなかったのか分かりま
せん。いずれにせよ、医師、看護士が状態に合わせて選んで下さると思いますが、自分でも勉強したくて
メールさせて頂きました。宜しくお願いいたします。
[No.660のレス] Re:胃ろうについて教えてください From:おサル先生 2003/09/09(tue) 16:39:58 [MAIL] 「真衣ちゃんの母」さん、はじめまして。おサル先生と申します。漏れが多くてお困りのご様子をご察し申し上げます。
今のバルーン型ボタンは、きつくはないでしょうか? サイズの短い(きつい)ものにすると、いったんは漏れが良くなるのですが、その後、圧迫で胃ろう部の血流が悪くなり、もっと穴が大きくなって、漏れが悪くなることが一般に知られています。ということは、逆にサイズの少し長いもの(遊びのあるもの)にすると、一旦は漏れが悪化しますが、胃ろう部の圧迫がうまくとれると、漏れが減少する場合もあります。いろいろな状況があり、一概には言えませんが、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願いします。
[No.658] 胃ろう周辺からの液漏出への対策 From:Dr.Moai 2003/09/06(sat) 13:59:41 [MAIL] 初めてお世話になります。胃ろうに関しては約8年前に
研修先病院で造設・管理を数例経験したのみですが、
それでも経験者ということでコンサルトを受け、先日出張で
患者さまを診て参りました。
胃ろう造設後約2年経過し、PEGボタン(Boston社製)
周辺からの液状栄養剤の漏れがひどくなっております。
特に嘔吐がひどいわけではなく、胃ろうの経年変化による
緩みが原因と考えております。
対策として、
1) ボタンを一昼夜抜去し、胃ろうが多少狭小化するのを
待って再挿入する
2) 栄養剤の固形化を図る
の二点を考えております。
1) については経験のあるかつての恩師に教えていただいた
のですが、過去ログによると急速に胃ろうが閉鎖してしまう
例もあるようで施行すべきかどうか迷っております。これは
一般的に行われている方法なのでしょうか。また、狭小化し
ボタンの再挿入が困難となった胃ろうを拡張させる方法など
あるものでしょうか。申し訳ありませんが、ご教示いただき
たく存じます。
[No.658のレス] Re:胃ろう周辺からの液漏出への対策 From:太朗 2003/09/08(mon) 19:34:01 [MAIL] [HOME]Dr.Moaiさんこんにちは 開業医の太朗といいます.
>対策として、
>1) ボタンを一昼夜抜去し、胃ろうが多少狭小化するのを待って再挿入する
一般的かどうかわかりませんが,ボクはたまにやりますね.ただ単に抜去するだけですと胃内容物でべたべたになってしまいますので,タンポン状にしたガーゼを瘻孔部に当てておきます.狭小化して再挿入出来なくなった経験は(意外にも)ありません.個人的には漏れのない瘻孔に比較すると,漏れのある瘻孔は自然閉鎖し難いような気がします.むしろ閉鎖せず,対処に難渋することもあります.
あと狭窄した瘻孔に関しては,挿入が容易な尿道用チューブを一時的に代用したり,狭窄した瘻孔にPEG造設用のループワイヤーを挿入し,Pull法に準じて内視鏡を利用してPEG造設用チューブを入れたりしています.ガイドワイヤーを入れてダイレーターで拡張しチューブを入れる方法もありますが,結構血だらけになり気持ちのいい手技ではないのでボクはやっていません.
[No.658のレス] Re:胃ろう周辺からの液漏出への対策 From:Dr. Moai 2003/09/09(tue) 11:18:39 [MAIL] 太朗先生、アドバイスをありがとうございました。大変
参考になりました。本夕より明日昼頃までボタン抜去し、
様子をみてみます。万一、瘻孔の狭小化が著しくボタンの
再挿入が困難な場合は、peel-offタイプのボタン留置セット
(pull法)が手元にありますのでそれで対処しようと
思います。
また、わからないことがありましたら伺わせていただき
ます。ありがとうございました。
[No.655] 半消化態栄養剤の医薬品について From:YOSHI 2003/09/04(thu) 18:42:06 [MAIL] 半消化態栄養剤には、医薬品に分類されている物と食品に分類
されている物とがあります。入院されていた患者さんで、退院後食品に属する栄養剤を使用する方と医薬品に属する栄養剤を使用する方といらっしゃるのですが、何か使い分ける事に、臨床的意義があるのでしょうか? 食品に属する栄養剤を使用する方は、経済的負担が大きくて、医薬品の物に代えたいとおっしゃっているのですが、変更することによって今後注意しなければならない事は有りますか。(ちなみにこの方は、胃瘻有りの方です。)
[No.655のレス] Re:半消化態栄養剤の医薬品について From:おサル先生 2003/09/06(sat) 11:11:13 [MAIL] YOSHI さん、はじめまして。おサル先生と申します。
たしかに在宅では、経済的理由から半消化態栄養剤の中でも保険適応のある医薬品のものをしようすることが多いです。ただ、「医学的理由」で医薬品でない半消化態栄養剤を使用している場合がありますので(たとえば呼吸不全の患者さまに対するグルセルナの使用等)、主治医の先生とよく相談されて、また患者さまによくご理解をいただいた上で、変更していただくのがよろしいかと存じます。
以上、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.655のレス] Re:半消化態栄養剤の医薬品について From:みっくん 2003/09/07(sun) 16:33:45 [MAIL] [HOME] YOSHI さん、おサル先生、こんにちは.みっくんです.おサル先生のコメントに追加です.
細かいことで恐縮ですが、呼吸不全にはプルモケア、糖尿病にはグルセルナですよね.いずれも食品扱いです.その他、腎不全のリーレナン、など、特定の病態に応じた流動食の多くが食品扱いです.(医療者の立場からいうとむしろこちらの方を医薬品扱いにしてもらいたいものです!!)
そういった制限が特にない場合には、在宅療養の場合はなるべく医薬品扱いの流動食にきりかえるようにしています.
ただし、流動食によって合う合わないの個人差があるため、当院では大体退院の1週間くらい前から退院後の流動食へ変更して相性を確かめ、体調を整えておくようにしています.
[No.655のレス] Re:半消化態栄養剤の医薬品について From:陸の孤島の遭難者 2003/09/08(mon) 07:49:23 陸の孤島の遭難者です。おサル先生、みっくん先生にさらに追加といっては僭越ですが・・・
日本の食品衛生法では、医療保険適応となっていない食品に微量元素やVitK、ビオチンの添加は認められていません。つまり、食品扱いの栄養剤では原料由来の微量元素やビタミンは含まれますが、どうしても不足しがちになる要素を補充することはできないことになっています。たとえば、前述のプルモケア、グルセルナ等も欧米では微量元素等の追加が行われているのに、日本製ではしていません。長期に経腸栄養剤のみで栄養する場合には、これらの不足因子を追加しなければならないことがあるかもしれません。
在宅で医療保険適応者は問題なければ医薬品(保険適応)の経腸栄養剤が使われていますが、逆に介護保険施設では医療費は「まるめ」ですので、経営上の問題から値段の安い濃厚流動食が用いられているのが現状のようです。もちろん、同じ食品扱いでも、逆に高価なプルモケア、グルセルナなどは用いていません。
まだまだ、現状の栄養に関する認識は、法律や経営には太刀打ちできないようです。
[No.642] 新生児のPEG造設について From:そら 2003/08/23(sat) 09:29:53 はじめまして そらと申します。
子どもがまだ3ヶ月なのですが先日内視鏡にてPEG造設をしました。その際、チューブ式のものをとりつけましたがボタン式のものにはならないのでしょうか?
どうもコネクターらしきものや太いチューブが小さな体には負担に思えてなりません。
[No.642のレス] Re:新生児のPEG造設について From:gucchi 2003/08/23(sat) 21:00:44 [MAIL] こんにちは。小児外科をやっておりましたgucchiと申します。新生児での胃ろうボタンも可能と思いますが、お子さんがどういう疾患でPEGになったのかも関連しますし、体重や体のサイズによっても変わってくると思います。またボタン自体がむしろ負担になる場合もあり、細いチューブ式のほうが有利なこともあります。一般に新生児の胃ろうでは造設時にはいわゆるカテーテル式が多いのですが、まだ造設から時間も経っていないようですから、次の交換時にご相談されてはいかがでしょうか。
[No.642のレス] Re:新生児のPEG造設について From:そら 2003/08/24(sun) 12:04:58 gucchiさん早々にお返事ありがとうございました。
息子は仮死状態で産まれ原因は不明です。体重も2500gを超えていました。現在は約2800gあります。
嚥下障害で鼻のチューブからの注入でしたがこれから訓練をするのに胃ろうのほうが上達する可能性が高いだろうという医師のすすめで造設しました。
内臓系は特に問題なしといわれています。
しかし造設後、胃の消化が悪くなり胃に空気がいっぱいたまっているといわれました。
消化が悪くなったのは造設とは関係ないのでしょうか?
このまま回復しない事もありますか?
造設前は、術後1週間で退院もできるしお風呂にも入れるし、つけてあるチューブもそのままぶらんとぶらさげておいて平気だといわれていましたが、1週間たっても穴のまわりは赤くなっているしミルクは漏れてきているしチューブもぶらさげておくには大きすぎるように思います。ボタン式はどの位成長したらとりつけられるものなのでしょうか?また今ついているチューブはぶらさげておいて大丈夫ですか?
おむつもしにくくどうしたらよいのでしょうか?
質問ばかりですみません。
よろしくお願いします。
[No.642のレス] Re:新生児のPEG造設について From:おサル先生 2003/08/26(tue) 17:24:47 [MAIL] そらさん、はじめまして。おサル先生と申します。胃ろう手術後ごくしばらくは胃からの排出が低下する場合があります。胃に空気がいっぱいたまっているのであれば、ミルクを差し上げる前に管を開放、あるいは吸引をかけてガスを抜いてあげてください(胃ろうの管からゲップをさせるわけです)。
チューブはただぶらさげておくと、その重みで引っ張られて、胃の粘膜に内部バンパー(胃の中で固定しているもの)が食い込んで圧迫し、穴のまわりの発赤や炎症の原因になったり、穴が大きくなって漏れる原因になります。管の外側には外部バンパーといって固定するものがついているはずですが、十分に緩めてあるでしょうか。管全体が1〜2cm軽く動くでしょうか。軽く動く、軽く回る状態でなければ、きっと絞めすぎです。ゆるめてもらいましょう。もし、ゆるめてあっても、ただぶらさげておくだけでは、引っ張られてしまいます。おむつといっしょに引っ張られてしまう場合もあります。とにかく愛護的にみていく必要があります。
以上、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.642のレス] Re:新生児のPEG造設について From:mariru 2003/08/31(sun) 12:10:21 [HOME]カテーテルからボタンへの変更と言うのは時期など病院や状態によってもずいぶん違いがあるようです。
娘は5才の時にPEG造設しましたが、孔が完成するまでと言うことで半年間カテーテルをお腹につけていました。
幸い主治医がとてもPEGに詳しい方で、バンパーを緩める事などきちんとやってくださって、何のトラブルもなく半年後にボタンに交換することが出来ました。
カテーテルの間は通園にも行っていましたので、綿の柔らかい腹巻をお腹につけて引っ張ったりする事がないようにしていました。
ボタンのサイズを考えると新生児に合う物があるのかはわかりませんが孔の周りの漏れなどは不織布のガーゼを切って当てていました。
これは今でも使っています。
[No.642のレス] Re:新生児のPEG造設について From:gucchi 2003/09/07(sun) 01:03:12 [MAIL] gucchiです。返信が遅くなり申し訳ありません。具体的なところをお聞きして、少し付け加えさせていただきます。胃からの排出が悪いとのことですが、お子さんの場合少し続くかもしれません。胃ろうからの空気抜きはしばらく必要でしょう。ボタンにはいずれ変えることが可能ですが、なんといっても、胃ろう孔の安定が大事です。PEGのチューブは比較的大きく感じられると思いますが、今はまだ交換できないと思います。固定していないと引っ張られることがあると思います。看護婦さんなどと相談されて、mariruさんが書いておられるような腹巻きのような固定法を工夫したほうがいいかもしれません。たしかに2800gという体重はPEGのチューブとバランスが悪いですね。しっかりケアーしてあげないと、なかなか漏れや発赤がよくなりません。この体重増加で、新生児の場合成人と違い、胃ろう孔の安定に時間がかかる場合も多いのです。栄養が順調にいって、体重が増えてくればもう少しよくなると思います。気長に考えていかれた方が良いと思いますが。なんか答えになってないようでまた考えてみます。
[No.641] 固形栄養剤のカテーテルについて From:い〜たん 2003/08/22(fri) 14:35:59 初めて書き込みします。小6の息子が去年胃ろうにしたのですが 最近注入中に痰の絡みが酷く頻繁に吸引する為 その度に注入を止めるので一回の注入時間が2時間くらいかかっています。ここを知って早速固形栄養剤に変えたいと思ったのですが ガストロボタンでも可能なのでしょうか?
それと 子供でも固形を注入出来ますか?
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて →ボクも教えて下さい!! From:太朗 2003/08/22(fri) 18:37:18 [MAIL] [HOME]い〜たんさん こんにちは 開業医の太朗といいます.
ガストロボタンを経由した固形化栄養剤の注入は可能だと思いますが,経験がないため確実なお答えできません.(どなたか経験のある方がお見えでしたら教えて下さい!) もし早急に注入の可否につき確認をしたいということならば,一度固形化剤を調理して,はじめから体内に注入するのではなく,まずは接続管を通過するかどうかだけでも試してみると,かなり確実に確認が出来るのではないでしょうか?
小児に対しての固形化栄養剤の注入についても未経験なので申し訳ありませんが,少なくとも液体の栄養剤よりは自然に近い形態となりますので問題はないと思います.注入に際しては1日3回の注入回数にこだわらず,1回注入量を減らし回数を分けて始めると良いかもしれません.
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:おサル先生 2003/08/22(fri) 22:24:47 [MAIL] い〜たんさん、はじめまして。太朗先生、いつもありがとうございます。おサル先生です。
ボタン型の接続チューブは、寒天で固形化した栄養剤はシリンジで押せば、ちゃんと通ります。
以上、用件のみで失礼します。今後ともよろしくお願いします。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:い〜たん 2003/08/24(sun) 18:44:50 早速のお返事ありがとうございます。もうひとつお聞きしたい事があるのですが、固形にした場合、もどした時の詰まりが心配なのです。今は液体を注入している為 もどした時すぐに吸引できるのですが 最近注入中にもどす事が多くなりその点も心配なのです。どのように対処したらいいでしょうか?
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:おサル先生 2003/08/26(tue) 17:14:13 [MAIL] い〜たんさん、おサル先生です。激しい嘔吐・怒責があるのでしょうか。寒天固形化で、もし痰の量が減れば、吸引の回数が減れば、その辺りの不安が解消すると期待するのですが。固形化といってもゼリー程度なので、通常の吸引器で引けませんでしょうか。あまり自信のある回答でなくてすみません。でも私の利用者の方で、気管切開していて、頻回に吸痰が必要だった方がいますが、寒天固形化をしてから、「もう、もとの液体の栄養剤を使う気はしない」「ボトルや栄養管を全部お返しします」という位、寒天固形化にほれ込んだご家庭があります。
以上、ご参考になれば幸いです。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:い〜たん 2003/08/28(thu) 10:19:14 ありがとうございました。勇気を頂きました。まずは少量から試して行こうと思います。次回嬉しい報告が出来ることを祈って頑張ります!
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:mariru 2003/08/31(sun) 11:52:29 [HOME]い〜たんさん、はじめまして
太朗先生、ボタン交換のときは色々アドバイスをありがとうございます。
ガストロボタンに替え、出血もなくなり逆流弁がすぐ壊れる事を除いてはとても快適に過ごしています。
小2の娘がガストロボタンを使っています。
い〜たんさんの息子さんは胃ろう造設だけでしょうか?
娘も鼻からの経管栄養の頃は注入を始めるとゼコゼコして困っていましたが、逆流があったために噴門部形成も一緒にした所、手術以来あまり注入中にゼコゼコすることがなくなりました。
また、固形化について、寒天はまだためしていませんが、ペースト状の給食の残りをお湯で少しのばして(それでもかなり粘度があります)ボーラス用チューブで注入したり、液体に粘度をつける加工でんぷん(トロミアップ・トロメリンなど)でマヨネーズ状のものをよく注入していますが何も問題はありません。
先日はお通じにいいかと買ってあった食物繊維を含む「オオバコ」と言うのをジュースにいれトロトロになったのを注入してみました。
寒天固形化が大変な場合、こんな方法もあります。
ぜひ、色々試してみてください。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:mariru 2003/09/01(mon) 21:53:09 [HOME]「オオバコ」のことで・・・
娘に試したあと、便の出が悪くなりやっと今日すっきりしました。
食物繊維なのに箱には一緒に水分をたっぷり摂らないと便秘になることがあります。
とあったので、水分も注入したのですが、今回の便秘の原因は他には考えられず、軽はずみにご紹介してしまいすみませんでした。
トロミアップ・トロメリンなどで粘度をつけたものでは今までトラブルはありませんでした。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:い〜たん 2003/09/02(tue) 09:57:13 MARIRUさん はじめまして。いろいろ教えて頂いてありがとうございました。噴門部形成というのは逆流防止手術のことでしょうか?それは吐きたくても吐けない辛さがあると聞いてしませんでした。(もし違っていたらごめんなさい)
太郎先生とおサル先生に またまた質問なのですが
息子は今 胃にものが入ると気持ちが悪くなるようで声を出します。注入を始めてしばらくするとそうなるので一回の量をかなり減らして様子を看ているのですが 固形にしても胃への負担は変わらないのでは?と不安になっています。
それでも 少量でTRYしようと思っていますが(只今寒天の到着待ちです)固形が上手く行った時 トータル量をどうしたらいいものかと悩んでいます。
今 一日1200〜1600mlの水分が必要と医師から言われ ラコールを注入していますが 嘔吐の問題があり
濃度を薄めて回数を増やして対応しているのですが
固形にした場合、ラコール100に対して水100で作りますよね?そうすると 一回の注入量がラコール300だとすると 水300を加えて600ml注入することになるのでしょうか?一度に注入できない為 回数で補うとしても
かなり増える事になるので 大人の患者さんはどのようにしているのか教えて頂けますか?
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:おサル先生 2003/09/02(tue) 18:26:29 [MAIL] い〜たんさん、おサル先生です。一日のラコールの総量が分かるともっと具体的にお示しできるのですが。どうぞよろしくお願いします。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:い〜たん 2003/09/03(wed) 15:30:00 少し前までは エレンタールPを注入していました。
一回の量がエレンタールP330mlと林檎ジュース70mlで合わせて400mlを 一日4回注入していました。
現在 嘔吐が頻繁になってきたため、エレンタールPの臭いが嫌なのだろうと思って ラコールに変えて濃度を薄めて様子を看ているところです。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:い〜たん 2003/09/03(wed) 15:37:47 すいません。書いてる途中で送信してしまいました。
現在濃度を薄めたラコールですが ラコール100mlに白湯100mlをたした200mlを一回の量として一日6回注入していますが 濃度が薄い為、体重が減ってしまうのではと心配しています。固形にして嘔吐がなくなれば ラコールは通常濃度で使用して300mlと林檎ジュースを50mlを一回の量として一日4回でトータル1400mlが理想なのですが。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:太朗 2003/09/03(wed) 18:00:59 [MAIL] [HOME]い〜たん さん こんにちは 開業医の太朗です.
> 固形にした場合、ラコール100に対して水100で作りますよね?
固形化栄養だから1対1というわけではありませんよ.水分量と栄養剤の割合は投与を受ける状態で決定し,固形化をしています.もちろんラコール以外の栄養剤でも固形化は出来ます.栄養剤の濃度が高いと乳脂肪分が多くなり固まりにくくはなりますが,寒天の量を調節することで固形化は可能です.
> 一回の注入量がラコール300だとすると水300を加えて600ml注入することになるのでしょうか?
大人での注入量は1回500ml程度で注入していますが,注入時に嘔気をもよおされた場合は300ml程度に減量しています.注入は50mlのプラスチックシリンジを使っていますので,量の調節は簡単ですよ.量を減らした場合は投与回数を増やして1日の必要量を満たすようにしています.
> 濃度が薄い為、体重が減ってしまうのではと心配しています.
前述の如く濃度は濃くできます.(http://www.fukiage-clinic.com/peg/ronbun/kokeika/k_jissai/k_jissai.htm) しかし量の調節については一度主治医の先生に御確認いただいた方が確実かと思います.
応援しますので頑張って下さい.
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:い〜たん 2003/09/04(thu) 13:06:27 太郎先生 ありがとうございました。
固形栄養の作り方を読んで ラコール100+水100が一番注入しやすい硬さなんだと思っていました。
もう一度勉強し直してみます〜。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:おサル先生 2003/09/04(thu) 17:51:26 [MAIL] い〜たんさん、こんにちは。おサル先生です。
1日ラコール1200mlということは、その約80%が水分ですから、すでにそれだけで960mlの水分が入っていることになります。主治医の先生はそれ以外に1日水分量1200〜1600mlが必要とおっしっゃておられるのでしょうか。何だか質問ばかりですみません。
あとは太朗先生のカキコをご参考にしてください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:い〜たん 2003/09/05(fri) 14:29:37 おサル先生ありがとうございました。
一日の必要な水分量はラコールも含めてです。言葉が足りずすいません。m(_ _)m
[No.641のレス] Re:固形栄養剤のカテーテルについて From:おサル先生 2003/09/06(sat) 11:12:13 [MAIL] い〜たんさん、こんにちは。了解です。
[No.656] 瘻孔がふさがりません。。。 From:7575 2003/09/04(thu) 23:04:16 こんばんは、7575です。
胃瘻からの滲出液が多く、減圧の目的で尿道用のウロパックをつなげて様子をみていた患者さんがいるのですが、漏れの多さにPEGカテーテルを抜去し経鼻胃管に変更となりました。しかし瘻孔の閉鎖が見られず、滲出液の漏れは依然として続いています。主治医は瘻孔部を3針ナートしたようですがこれでも間に合わず現在計5針のナートにて瘻孔の閉鎖を期待しているようですが漏れはかわらず、抜糸できずにいます。
瘻孔周囲は発赤を認め、スキンケアは1日3回程度の生食洗浄にて対応しています。経口摂取が不可能なので、IVHによる栄養管理にてTPは6.5g/dl前後で、栄養状態はまずまずなのでは?と思いますが、滲出液も減らずなかなか閉鎖しない瘻孔への対応が間違っているのではないかと心配です。
アドバイスをよろしくお願いいたします。
[No.656のレス] Re:瘻孔がふさがりません。。。 From:みっくん 2003/09/05(fri) 16:20:22 [MAIL] [HOME]多くの方は胃瘻カテーテルを抜去すると瘻孔はすぐに漏れない状態まで閉鎖しますが、ごくたまに抜去後数カ月経っても(完全静脈栄養にしているにも関わらず)閉鎖せず、漏れが続き治療に難渋する場合があります.縫合は私も試みましたがほとんど役に立ちませんでした.(漏れが続くか皮下組織に炎症が波及するばかりなので単純なナートは止めた方がよいと思います.)私の印象では経口摂取が回復して胃瘻を抜いた場合は閉鎖が良好ですが、漏れや皮膚トラブルのためにやむなく抜去した場合に閉鎖不良がみられやすいように感じています.
対応方法ですが、moemoe先生から教えていただきました.外科的に瘻孔切除をして無事閉鎖しました.今まで2名に実施しましたが何れも手術後は良好に閉鎖しました.手術は局所麻酔で行ってもらいました.私にとってこの方法の最大の難点は内科医である自分一人では実施しきれず、外科の医師に頼み込まなければならないことです.(局所麻酔で実施するにあたって院内の外科医とかなりの議論が必要でした.)主治医または造設医が外科医師の場合は自分で実施できるかと思います.moemoe先生、補足ありましたらお願いします.
[No.656のレス] Re:瘻孔がふさがりません。。。 From:7575 2003/09/05(fri) 23:14:15 みっくんさん、はじめまして。早速のお返事ありがとうございます(`▽`)!先日は他の質問へのおサル先生からの返事もいただき、大変嬉しく思います。
患者さんは意思疎通のない方なのですが、やはり一刻もはやく良い状態にもっていってあげられたらなと。。今後の主治医の方針を確認しつつ、お話してみようと思います。moemoe先生からのアドバイスもありましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
[No.654] 半消化態栄養剤の医薬品について From:YOSHI 2003/09/04(thu) 18:19:50 [MAIL] 半消化態栄養剤には、医薬品に分類されている物と食品に分類
されている物とがありますが、
[No.653] ラコールについて From:新人看護師 2003/09/04(thu) 17:03:52 [MAIL] ラコール注入後にNaClを注入してるのですが、それは、栄養補給のためですか?それとも他の意味で入れてるのですか教えてください。
[No.653のレス] Re:ラコールについて From:おサル先生 2003/09/04(thu) 17:55:40 [MAIL] 「新人看護師」さん、はじめまして。おサル先生と申します。たしか、ラコール400mlには、NaClが0.75gしか入っておらず(他の製品もだいたいそれくらいだと認識しています)、一日1200mlのラコールを使っても、NaClは2.25gしか体に入らないことになるので、追加しているのではないでしょうか。
(間違っていたら、どなたかご訂正ください)
今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.652] 空腸瘻からの固形栄養剤について From:魔子 2003/09/03(wed) 17:41:03 腸に直接カテーテルを入れている空腸瘻の方です。なぜかはよく解らないのですが、空腸瘻より口側に人工肛門を造設しており、消化液は全てそこから排出している方がおられます。
普通の濃厚流動食ではすごい下痢のため、現在はエレンタールを使用しています。かなり長い時間(500mlを5時間以上)かけて落としてはいるのですが、やはり水様の下痢便です。整腸剤はほとんど効果がありません。
こういう方でも、固形栄養剤にしていいのでしょうか?
小腸だからあまりたくさんの量を一気に注入と言うのは・・・とも思い、躊躇しています。アドバイスをお願いいたします。
[No.652のレス] Re:空腸瘻からの固形栄養剤について From:太朗 2003/09/03(wed) 18:55:05 [MAIL] [HOME]魔子 さん こんにちは 開業医の太朗です.
> 空腸瘻より口側に人工肛門を造設しており、消化液は全てそこから排出
う〜ん.どの様な病態でこうなったんでしょうか? 不勉強でよく理解できませんが,ストーマと空腸瘻部との間に何か狭窄部位があるのでしょうか?
> 小腸だからあまりたくさんの量を一気に注入と言うのは・・・とも思い、躊躇
実は内心,空腸瘻の方こそ固形化栄養剤がベストマッチなのではと,以前から考えています.小腸造影検査の時ですが,小腸に液体の造影剤を入れると,それはもうあれよあれよという間に大腸に到達してしまう場面に遭遇します.非生理的な栄養投与経路(=空腸瘻)で非生理的な栄養剤(=液体栄養剤)をいれれば,それに伴う弊害が出ても不思議でないと思います.ボクも空腸チューブ管理をするときは,持続注入ポンプを使用するか,緩徐な滴下でポンプと同じ効果が得られるよう気をつけていました.
もし固形過栄養が注入できれば・・・.
しかし残念ながら,空腸への注入に関しては魔子さんの疑問に答えられる資料も経験も持ち合わせていません.今後の課題と思います.どなたか経験のおありの方がみえればいいのですが. お役に立てずにすみません.
[No.650] PEGの抜去時の対応について From:松本あつ子 2003/09/01(mon) 17:16:27 [MAIL] お世話になります。私国立療養所で、専任リスクマネージャーをしてます。PEGの抜去時の対応について、教えてください。PEGが抜去したとき、即カテーテルか何かで対応しないと閉塞してしまう事例がありました。今からマニュアルを作成しょうと思っています。よろしくお願いいたします。
[No.650のレス] Re:PEGの抜去時の対応について From:みっくん 2003/09/01(mon) 21:35:58 [MAIL] [HOME] そのとおりです.胃瘻が抜けた際には数時間放置しただけで挿入不能になることもあります.胃瘻用のカテーテルがすぐに準備できなければ膀胱用でも経鼻チューブでも何でもよいので孔が塞がらないように対応して下さい.決して一晩待って翌日対応しようなんて思わない方がよいと思います.(抜けたその場で対応するのが一番安全で簡単です.)
[No.650のレス] Re:PEGの抜去時の対応について From:もっち 2003/09/02(tue) 18:31:27 [MAIL] 訪問看護師のもっちです。
当ステーションでは「胃瘻PEGハンドブック」蟹江治郎著 発行:医学書院 \2600 を参考にしてPEGマニュアルを作成しました。抜去時の対応については、PDN通信第3号「地域連携カンファレンス」の記事の中にものっていますので、参考になりますよ。
[No.651] ボタン型胃ろうの薬の注入方法について From:まる 2003/09/01(mon) 20:18:08 はじめまして、施設で働くナースです。入所者で今回チューブ型胃ろうからボタン型胃ろうに変わり注入容器のチューブと接続チューブが一本のため薬を注入する際にチューブの穴が小さいため、ピンク針を使う等しないと注入できません。各階、固定勤務のため夜勤の際に関わります。尚メーカーもわかりません。この現状での薬の注入方法をお教え下さい宜しくお願いします。
[No.651のレス] Re:ボタン型胃ろうの薬の注入方法について From:みっくん 2003/09/01(mon) 21:31:23 [MAIL] [HOME] まるさん、こんにちは.みっくんです.よろしく.
カキコを読んだ限りではどういう状態なのかちょっとイメージがわきません.私の知っている範囲では薬の注入時にピンク針(18G針ですよね)を使わないと注入できないような製品は存在していないように思います.ボタンのタイプ(バルーン注入口があるかないかとか色とか)だけでも教えていただけると少しわかるかも.デジカメで撮って私もしくはPDNへ送付いただいてもわかるかもしれません. お役にたてなくてすみません.