[No.490] はじめまして From:りんご 2003/04/13(sun) 21:26:27 大学病院で働く看護婦です。私は急性期病棟で働いていますが、植物状態の患者さんや常時レスを必要とする患者さんもいまして、経管栄養を行っていました。最初は経腸栄養剤を使用していましたが下痢がひどいため皆ミキサー食に変更しました。変更後はしっかり排便コントロールがつき、いろんな意味で利点を得ることができました。しかし、栄養面からみると不足面が多いと思います。そこで教えてください。病院における現状としてはミキサー食、経腸栄養剤、どちらを使用することが多いのですか?また、どちらのほうが本来好ましいのでしょうか?
[No.490のレス] Re:りんごさん、チョットいいですかぁ~? From:ばなな 2003/04/15(tue) 13:39:30 りんごさんこんにちは。バナナです(笑)。
カキコへのお答えではないのですが、質問していいですか?
1.「栄養面から見ると不足が」というのは、栄養アセスメントの結果、まだまだたんぱく質が十分足りていないとか、微量元素が不足しているとかいうことでしょうか?
2.「経腸栄養剤を使用していましたが下痢がひどいため皆ミキサー食に変更しました」ということですが、下痢の原因はなんだったのでしょうか?
3.「ミキサー食」というのは具体的にどのようなものを?
4.何故ミキサー食で排便コントロールがついたのですか?
5.「病院における現状として」というのは、医療者の立場からみたらこうだけど、病院として医療経済性も考えたときに、みなさんはどうされているのでしょうか?という風に置き換えて良いのでしょうか?
すみません。私は医療者でも介護者でもないド素人ですが、疑問に思ったのでつい、カキコしました。管理人様、つっかかってるような感じに受け取れたら、削除しちゃてください。ごめんなさい・・・。
[No.490のレス] Re:はじめまして From:栄養士 2003/04/16(wed) 03:17:23 りんごさん、ばななさんこんにちは 長期療養型の病院で栄養士をしているものです。
当院では圧倒的に濃厚流動食(経腸栄養剤)が多いです。理由としては
1、微量元素、ビタミンなどの栄養素がはじめから入っていること(問題点として濃厚流動食だけ投与してたらいいだろうと思うこと)。
2、長期療養型のため患者さまを絶食にできないこと(濃厚流動食を経管的に投与すれば特別治療食加算が得れますので)
3、ミキサー食を経管的に投与すると(特に経鼻的では)カテーテルが閉塞することが多いためで、また閉塞を防止しようとして太いカテーテルを使用するのは患者さまにとってかなり苦しいことになるためです
当院でも下痢に関しては大きな問題でこのHPでいろいろ勉強させてもらって下痢対策を行っています。投与速度、濃度、浸透圧、投与量、乳糖、食物繊維などとりあえず濃厚流動食の変更などで対応できることを行っています。
ミキサー食は食物繊維を多く提供できるので排便コントロールには適していると思いますが、どうしても調理過程でビタミンなどの溶出が起こってきます。たまにはV cresc α(三協製薬工業)などをあわせて提供できればいいと思います(栄養科からの提供か、ご家族の購入かは病院ごとの問題ですが)
[No.489] もうひとつ教えてください! From:フーミン 2003/04/12(sat) 22:52:09 [MAIL] おさる先生!今日は、遠く輪島まで来て頂きありがとうございました。先生のご講義は、私の頭の中を綺麗に整理してくださり感謝しております。ただひとつだけ、分からない事があります?バルーンの中の水ですが、どうして蒸留水でなければだめなのでしょうか?生食・または水道水は、ダメなんですか?教えて下さい。
[No.489のレス] Re:もうひとつ教えてください! From:つっつ- 2003/04/13(sun) 16:06:05 [MAIL] 看護師のつっつーです。
在宅の場面で、私たち病棟勤務の場合、蒸留水を注入と、
指導してましたが、抜けたから・・・ということで
家族の方が、注射器で水道水をいれて固定水に利用していたということが実際ありました。
私も知りたいです。
[No.489のレス] Re:もうひとつ教えてください! From:おサル先生 2003/04/14(mon) 18:47:07 [MAIL] フーミンさん、はじめまして。つっつーさん、こんにちは。おサル先生です。
フーミンさん、早速アクセスいただいて、誠にありがとうございます。また、当日は悪天候にもかかわらず、ご参加いただきありがとうございました。
ご質問の件に関しましては、過去ログNo.462をご覧ください。「陸の孤島の遭難者」先生と私も同じ意見です。
生食や水道水に含まれる電解質や不純物が析出し、バルーン水が抜けなくなると言われており、基本は「注射用蒸留水」を使用することになっています。
ただし、つっつーさんが指摘されておられますように、緊急時には水道水だって使います。
以上、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.489のレス] Re:もうひとつ教えてください! From:フーミン 2003/04/14(mon) 22:15:59 [MAIL] おさる先生!納得です。ありがとうございます。
今後もしっかり勉強して、信頼される訪問看護師を目指します。
[No.481] 初歩的な質問になってしまいます・・・ From:さばんな 2003/04/08(tue) 23:41:28 こんばんは。
在宅介護を生業としているさばんなです。
普段、脳性まひの方の24時間介護を主にしているもので・・・
胃瘻については、ほぼ知識が無いに等しいです・・・
呆れられる内容やもしれませんが、おしえてください。
三年前から週二回介護派遣している脊椎小脳変性症の方(全介助)についてです。 発病10年、ここ三年は特に入院も緊急性を伴う通院もなく過ごしてきましたが、三月末に発熱が二日続き病院に連れて行ったところ、 当初は“尿路感染の疑い”で入院。 ところが一週間後の昨日、“誤嚥性肺炎と思われる。今後繰り返す可能性があること、難病の特性により、誤嚥したものを取り除く困難性があることから” 胃瘻をすすめられた、との家族からの連絡がありました。
但し、その病院に毎週言語リハビリに通っていた関係で、担当言語療法士が様子をみてくれていたのですが、“判断が早いように感じる” というのが私との共通の認識でした。(素人の認識が何事か・・と思われるかもしれませんが)
まずお聞きしたいのは、レントゲンをとっておらず、その他の診断だけでも誤嚥性肺炎と断定できるものなのでしょうか・・・
確かにこのことは命に関わることではありますが、№476の陸の孤島の遭難者さんの書き込みをよむと・・・悩みます。
手術が決定してしまっており、さしせまっているもので・・なにより、家族と医師との確認でほぼ意思決定されてしまっているのをとめられず、どうしていいかわかりません。
[No.481のレス] Re:初歩的な質問になってしまいます・・・ From:みっくん 2003/04/09(wed) 22:05:39 [MAIL] こんばんは.さばんなさん.みっくんです.花粉症で頭が鈍ってます.(いつも??)
胃瘻造設の最適な時期については現在これといった適応基準がある訳ではないと思います.
私は経口摂取が低下し、嚥下障害があればその時点で胃瘻についての情報提供を説明書などを用いて一度は必ず行うように心掛けています.その上で実施するかどうか、また、いつ実施に踏み切るかは患者さまご本人やご家族の考え方を尊重したいと思います.ただ、個人的意見ですが、早めに造設して経口摂取訓練やリハビリテーションと組み合わせて(経口摂取と併用する方法で)使用した方が、ギリギリまで粘って最終手段として造設した場合より、患者さまのQOLの向上やQOLへの貢献程度は大きいと感じています(当然ですが).
リハビリ担当者の考え方も色々あろうかと思います.私は、歩けない方が杖や歩行器を使ったり車椅子を使ったりするように、胃瘻は食べにくくなってきた方にとっての栄養維持の補助具と考えています.
脊椎小脳変性症は変性疾患であり、病状の好転は厳しい疾患です.嚥下障害のリスクがあれば患者さまとご家族の希望があり、十分なインフォームドコンセントがあれば適応的には問題ないと考えます.
ちなみに、このご時世、病院に入院した方にレントゲンを取らずに聴診だけで肺炎と確定診断をくだす勇気は私にはありません.(往診であれば、病院にいきたくないという患者さまやご家族の意向があればそのような場合もあり得るかと思います.)お尋ねのケースの場合もおそらくレントゲン撮影はなされているのではないでしょうか.説明の時にそのことに触れそびれただけではないかと推測しております.疑問であればご家族が担当医か看護師に問い合わせるべきと考えます.
[No.481のレス] Re:ありがとうございます From:さばんな 2003/04/14(mon) 03:52:59 こんばんは、お礼が遅くなってしまいました・・
実はその後、半ば強引にご家族を説得し、直前まで担当医であった先生に一緒にご意見を伺いにいったのですが、みっくんさんとほぼまったく同じようなお話をいただきまして、なるほど、と思うことばかりでした。
レントゲンの件も確認とりなおしました。入院初日に撮ってはいたそうです。但し説明らしい説明はなく、更にご家族もほとんど“おまかせします”というスタイルで、素朴にわからないことも聞けなかったようです。
私たち在宅の介護者は、その方が入院してしまうと“制度が使えない”という壁に阻まれて、その期間中は“一緒にかかわる”ことができず、入院後、また新たに関わりを持ち直すことしかできませんでした。
ここ数年、その問題をとらえて事業所として100パーセント赤字で入院期間中、すこしずつ介護に入らせていただくとか、模索しているところです。
もうすでにこの方について、今まで受け入れてくれていたデイサービスの事業所から胃瘻があることを理由にことわられています。 私たちヘルパーも、制度へるぱーとしては、胃瘻にかかわることはできないことになっています。
実際その方にとっていい方向にむかうはずの胃瘻造設も、介護保険制度をフィルターにとおして覗いてみると、“生きにくく”なってしまう・・・
偏った意見ですが、医療サイドの方はどうとらえていらっしゃるのでしょうか・・・
これはもし問題になるようであれば削除していただいてかまいませんが、
吸引や胃瘻にかかわること、”暗黙の了解”でヘルパーが行うばあい、訪問看護師さんから必ずアドバイスを受け、連携をとらねばなりません。(中には看護師→家族→ヘルパーのラインでつながることもありますが、あまりいい形にはなりません)
看護師さんからみて、“家族・介護者”が陥りやすい“医療行為”にまつわる問題とはどのようなことでしょうか?
[No.486] 初めまして From:ゆき 2003/04/11(fri) 23:32:39 看護師2年目になりたてのものです。さっそく、質問なのですが何らかの理由で胃ろうを自分で抜いてしまった場合ドクターコールをするのはもちろんのこと、ドクターが来る前に看護として行えることはありますでしょうか?最近のレスを読み返しましたが同じような質問が見当たらず書き込みしました。よろしくお願いします。」
[No.486のレス] Re:初めまして From:太朗 2003/04/12(sat) 11:39:53 [MAIL] [HOME] ゆきさんこんにちは 太朗といいます.
チューブが不意に抜けてしまった場合(=事故抜去),放置すると瘻孔が狭くなり,チューブの再挿入ができなくなるという問題があります.そのため事故抜去を発見したら速やかにチューブを再挿入する必要があります.本来ならば抜けてしまったチューブを入れるのが望ましいですが,バンパー型胃瘻チューブだと看護師さんの場合,すぐ同じものを入れ替えるというわけにもいかないかもしれません.その場合は暫定的に尿道用のチューブをとりあえず入れておき,少なくとも瘻孔の閉鎖を避けるという方法もあります.
しかし事故抜去の時は瘻孔部が炎症を起こし浮腫んでいるときがあります.この様なときは通常の再挿入に比較して挿入が困難な場合があります.その様な場合,無理して再挿入をする腹腔内へチューブを誤挿入してしまう危険があります.■■決して無理をしないしない様に御願いします.■■
[No.486のレス] Re:初めまして From:ゆき 2003/04/13(sun) 11:56:54 太朗さん、親切にレスしていただきありがとうございました。まず、看護として行えることは穴がふさがないように対処することなのですね。今後の参考にさせていただきます。
[No.485] いつのまにか77777 From:おサル先生 2003/04/10(thu) 18:25:45 [MAIL] 皆さん、こんにちは。
いつのまにか77777アクセスが過ぎているではありませんか。その王冠は誰の手に?
あっ、ちなみにおサルは狙っていたわけではありませんから‥
[No.485のレス] (^-^)Re:いつのまにか77777(^-^) From:平成の一休さん 2003/04/10(thu) 23:21:44 [MAIL] [HOME]”おサル先生”こんばんわ~ご無沙汰しております「平成の一休さん」です。私も「77777」を気にかけていたのですがこの所「内職が忙しく」ころっと忘れていましたところ、あんら~ま~何時の間にか「77777」はクリヤーされていました。でも目出度いことですね、嬉しいっす。次は100000アクセスが目標ですね。多いに盛り上げて1日も早く到達することを祈っております。(^o^)/~~さいなら~合掌三拝。
[No.485のレス] Re:いつのまにか77777 From:おサル先生 2003/04/11(fri) 00:58:06 [MAIL] 平成の一休さん、こんばんわ! そうですね、目指せ100000アクセスですね。それにしても、一休さん。テレビや映画でご活躍のご様子、お元気そうで何よりです。「内職」というより「外職」ですね(意味不明ですみません)。今後ともよろしくお願いいたします。
[No.482] 胃瘻にまつわる言葉の疑問 (ゴミスレ) From:太朗 2003/04/09(wed) 10:50:32 [MAIL] [HOME]みなさんこんにちは 開業医の太朗です.
他のレスで出したPEGに関連した用語についての疑問をまとめてみました.
●PEG(percutaneous endoscopic gastrostomy):経皮内視鏡的胃瘻造設
イントロディーサー法ならば「経皮的」と思いますが,プッシュ法プル法は「経口的」じゃないのかな??
●PEJ(percutaneous endoscopic jejunostomy):内視鏡的空腸瘻造設
胃亜全摘症例でやむなく空腸に瘻孔を作るときはありますが,胃瘻を経由して空腸にチューブを挿管した場合もナゼ空腸瘻??
●JETPEG(jejunal tube through the PEG):経胃瘻的空腸チューブ
開腹手術で作った胃瘻や,胃瘻の術式が解らない胃瘻の時はどうなるのかな? jejunal tube through the gastrostomyじゃダメなのかな??
●胃瘻チューブか胃瘻カテーテルか
胃瘻で使う栄養管の呼び方ですが,海外文献では「チューブ」と表現するときが多いけど,和文成書やレセプト上は「カテーテル」が多い様です.家族の方にはチュ-ブの方が解りやすい様に思いますが,医療従事者(胃瘻従事者)にチューブというとチューブ型(ボタンでないもの)と理解されてしまうことが多いような・・・.
ホント英語って難しいですね.
[No.480] 空腸瘻と固形化? From:やんさん 2003/04/07(mon) 21:46:54 こんばんは、看護師のやんさんです。
いつもすいません。寒天の亡者、太郎先生に質問があります。
訪問前に胃瘻から、嘔吐を繰り返し、空腸瘻、そしてまたもどしHPNへ移っていった患者様なのですが、現在空腸瘻はほとんど注入していません。今は在宅にて訪問診療中なのですが、PDNの関係のかたから、固形化の話をきき、やってみたいというのです。腸の動きがあまりよくないようなのですが、空腸瘻のままで胃のほうから固形化したものは大丈夫なのでしょうか?空腸瘻からは詰まりそうでむりと思うのですが・・・。よろしくお願いします。
[No.480のレス] Re:空腸瘻と固形化? From:太朗 2003/04/08(tue) 13:05:57 [MAIL] [HOME]やんさんこんにちは 寒天の亡者です.
「空腸瘻のままで胃のほうから固形化したものは大丈夫なのでしょうか?空腸瘻からは詰まりそうでむりと思うのですが・・・。」→ということは,ダブルルーメンの空腸チューブが入ってるということでしょうか? もしそうならば,管腔が細くなるので固形化栄養剤の投与は難しいと思います.ただシングルルーメンの空腸チューブに変えれば固形化栄養剤の投与は可能です.あとこの症例ですが,せっかく空腸栄養チューブが入っているのなら,24時間持続注入ポンプを試してみても良いかもしれません.
ところで慣用されている「空腸瘻」や「PEJ」って言葉,少し疑問です.空腸瘻って空腸に瘻孔があることで,胃瘻を経由して空腸にチューブを挿管した場合に「空腸瘻」と呼ぶのは変な気がします.(やんさんは悪くありません,念のため) 皆さんどうでしょうか? ちょっとこだわりスギかな?
[No.480のレス] Re:空腸瘻と固形化? From:もっち 2003/04/08(tue) 17:53:06 [MAIL] 太朗先生、もっちです。
「経胃瘻的空腸カテーテル留置」っていうのはどうですか?
私も、空腸瘻というと空腸に直接瘻孔を作っている感じがします。
[No.480のレス] Re:空腸瘻と固形化? From:もっち 2003/04/08(tue) 17:58:32 [MAIL] もっちです。
PTEGが頚部食道瘻なので、「胃部空腸瘻」というのも考えてみました。変でしょうか?
[No.480のレス] Re:空腸瘻と固形化? From:陸の孤島の遭難者 2003/04/08(tue) 18:21:09 PEJ(percutaneous endoscopic jejunostomy)のことで、これは、直接空腸に瘻孔を作ることです。
経胃瘻的腸瘻はJETPEG(jejunal tube through the PEG)と略されています。
混同されているのは確かですが、このような区別が一般的なようです。
[No.480のレス] Re:空腸瘻と固形化? From:やんさん 2003/04/08(tue) 21:51:10 太郎先生、お返事ありがとうございます。
紹介状にはPEGJとあり、注入口が胃用、空腸用、バルーン用にわかれています。ダブルルーメンですよね。病院の医師には薬も空腸瘻の方はむりといわれてました。カンテンクックにするなら、せっかくだから私も24時間での空腸瘻からの投与をすすめたのですが、それは家族にメリットがないようなのです。つながれる時間を少なくしたいようなのです。
ただ、かなり腸の動きが悪く、HPNからも促進するものを投与していても戻っているので、シングルルーメンは減圧できないので無理かもしれません。現状で胃用のところからは無理ですか?
そういえば私、空腸瘻と書きましたが、本には経胃瘻的空腸瘻とありますね。たしかTGJ tube(Transgastrostomal jejunal tube,経胃瘻的空腸栄養チューブ)でしたよね。
[No.480のレス] Re:空腸瘻と固形化? From:太朗 2003/04/09(wed) 08:38:16 [MAIL] [HOME]やんさんこんにちは 話がそれて申し訳ありませんでした.
陸の孤島の遭難者さん 何時もためになるお話,ありがとうございます.
参考にならないかもしれませんが,経鼻胃管栄養が嘔吐でうまく行かず,経鼻空腸挿管+24時間持続投与で管理していた方が,胃瘻+固形化栄養を行い嘔吐もなく経腸栄養管理が可能になった方を1例経験しています.(エビデンスにほど遠い体験談でスミマセン)
[No.479] 漏れについて From:瀬尾 2003/04/05(sat) 16:57:49 [MAIL] [HOME]胃ろうを施術して3年になります。いろんなタイプを試して頂きましたが、日常的にしゃっくりが出ます。腹圧が高くなるからでしょうか、交換して2ヶ月もすれば漏れがはじまります。皮膚が胃酸で爛れることがあります。4ヶ月後でないと交換できません。方法は無いでしょうか?
[No.479のレス] Re:漏れについて From:おサル先生 2003/04/07(mon) 23:41:32 [MAIL] 瀬尾さん、はじめまして。おサル先生と申します。
漏れは、「胃ろうカテーテルと胃ろうの穴のすきま」から漏れるのでしょうか?それとも、「ボタン型の逆流防止弁が故障して漏れる」のでしょうか?そのどちらかによって対応方法がまったく異なります。ちなみに、「胃ろうカテーテルと胃ろうの穴のすきまから漏れる」のであれば、栄養剤の粘度増強や太朗先生の推奨する栄養剤の固形化はなかなか良い対応策かと存じます。
以上、ご参考になれば幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
[No.472] はじめました!固形化 From:のはら 2003/03/30(sun) 23:47:36 [MAIL] PDN談話室の皆さん、こんばんは、精神科の栄養士をしている
のはらといいます。
いつも興味津々でお話をうかがっています。
私の勤務している病院でも、ついに流動食の固形化を1名ですが
はじめました。先月、心筋梗塞(ちいさな)をおこした患者さんで、以前より栄養剤を3時間かけておとしていましたが、その間の血圧の低下がいちじるしく心配ということで、固形化を試してみることになりました。
はじめてまだ4日ですが、トラブルもなく血圧も安定しています。500mlを10分ちょっとで、シリンジにて注入しています。本人さんは注入後200mlくらいでは、わからないようですが400mlをすぎてくると、おなかいっぱいになったと感じるようです。と、いうことは忘れられてるらしい空腹感がもどり、摂食訓練に移行しやすくなったりして・・・とも思たっりしてます。
固形化っていいですよね。看護師さんも、半信半疑ですがこの患者さんの様態が良く、なにより短時間で本人が楽にすむということならと真剣です。
胃ろうチューブの洗浄ですが、普段は白湯でフラッシングのみで、一日おきに先端部分だけをブラシで行ってると看護師さんガ
言っていたので、大滝病院さんのことを話したら、早速、酢水を使用することになりました。
この方法でも先端部のブラシ洗浄は必要だとは思いますが、大滝病院さんはどのくらいの頻度でブラシ洗浄を行っているのでしょうか?ご存知のかたがいたら、ぜひ、教えてください。よろしくお願いします。
あと、固形化でのフラッシング用に私は、水の寒天を作りました。これを、30~50ml通すとすごくきれいになります。その後
圧で水寒天を押し込んでしまってから、酢水停留です。洗った気がします。
塩を入れるときは、塩水寒天?薬はどうなのでしょう?今は、どちらも看護師さんが、流動食に投与直前に混ぜてあげたり、水に溶いてあげたりしています。固形化の場合は、どうがよいのかな?と、気になっています。
[No.472のレス] Re:はじめました!固形化 From:太朗 2003/04/01(tue) 22:20:07 [MAIL] [HOME]のはらさんこんばんは 寒天の亡者です.
経腸栄養剤固形化チャレンジ御苦労様です.のはらさんから「固形化経腸栄養剤の投与で空腹感がもどり・・・」と御指摘がありましたが,ボク自身,空腹感というより満腹感が得られることにより患者さんが喜んでくれないかと期待しています.
固形化経腸栄養剤の注入後のフラッシュについてですが,ボクの場合はチューブを「しごく」事によるチューブ内容の除去を行っています.(むかし駄菓子屋でチューブに入った寒天のお菓子をしごいて出して食べませんでしたか?)
水の寒天お話は面白いですね.ボクも固形化経腸栄養剤は1ml=1Kcalの「栄養寒天」とカロリーオフの「水寒天」の2種類を用意して,患者さんに合わせて組み合わせを行い投与してはどうかと考えています.
固形化経腸栄養剤の投与が患者さんにとって有益なことかどうか,ボクも本当のところは解りません.でも皆さんの経験を積み重ねていけば,必ず結論が出るものと期待しています.もしよろしければ,気が向いたときにその後の経過も教えて下さい.固形化経腸栄養剤が順調にいっている施設の多くは“栄養士さんが乗り気になっている”施設です.のはらさんも是非頑張って下さい.
[No.472のレス] Re:はじめました!固形化 From:のはら 2003/04/03(thu) 12:43:36 [MAIL] 太郎先生、励ましのお返事ありがとうございます!
がんばっていろいろとやってみます!
チューブは、しごきも加えるともっときれいになりました。
(むかし、食べてたのを思い出しましたよ。)
うれしいです。
きのう、患者さんの便を、デジカメで撮りました。
看護師さんは、びっくりして笑っていましたが、快く協力してくれました。
この患者さんは、血圧が心配で固形化を始めたわけですが、
いろんな、トラブルによって胃ろうを断念し、腸を使えるのに
TPNに戻ってしまう方たちが今までに何人かいました。
また、自己抜去するかた、体動の激しい方は抑制しています。
少しでも患者さんが楽に安全に過ごせることができるように
流動食の固形化をその方法のひとつとしてがんばります。
[No.472のレス] 薬も固形化で注入、大成功!! From:もっち 2003/04/05(sat) 19:10:51 [MAIL] こんばんわ、訪問看護師のもっちです。
のはらさんの「塩を入れるときは、塩水寒天?薬はどうなのでしょう?今は、どちらも看護師さんが、流動食に投与直前に混ぜてあげたり、水に溶いてあげたりしています。固形化の場合は、どうがよいのかな?と、気になっています。」というカキコを見て、薬の量が多くて・水に溶けにくい粉薬もあり、カテーテルの詰りで度々時間外に緊急訪問する(昼間は娘さんが介護するが、夜は80歳の妻が介護しているため、夕食前に薬を注入するとカテが詰ってしまい、経腸栄養剤が落ちていかなくなる為)PEJの利用者さんに、薬も固形化すればスムーズに注入できるのではと思い、まずはステーションで実験してみました。この利用者さんのPEJは24Frなので、それよりも細い14Frネラトンカテーテルに10ccシリンジを準備。コップにアイソトニックゼリー(嚥下障害の方がよく水分補給に利用している、ポカリスエットがゼリーになったようなもの。本当は柔らかめの水寒天を作りたかったのですが時間の関係上省略)を大さじ1杯ほど搾り出し、そこに便秘の某職員常用の酸化マグネシウムをかなり多めに入れ、薬がゼリーに適度に混ざっている程度に適当に2~3回かき混ぜただけにしてシリンジで吸引。シリンジを14Frネラトンカテーテルに接続し、この薬ゼリーを注入(コップへ)。綺麗に詰ることなくスムーズに注入でき、その後水でフラッシュすればカテーテルは薬がこびりついている事もなく綺麗でした。実際に薬が詰って困っている利用者さんのお宅で同様にして薬ゼリーを注入したところ、80歳の奥様でも簡単にスムーズに注入でき、カテーテルの詰りで緊急訪問に呼び出される事が無くなりました。嚥下障害の方や子供が薬を飲むときにゼリーで包んで薬を飲みやすくすることを考えれば、同じ原理なのかなと思います。硬さはやはり杏仁豆腐程度が注入しやすいですね。
[No.400] 長文御免! 寒天の亡者による経腸栄養剤固形化計画総集編 From:太朗 2003/01/08(wed) 21:38:07 [MAIL] [HOME]過去に紹介した「経腸栄養剤固形化計画①~④」を集めてみました.
長文!大変失礼します.
[No.357] 経腸栄養剤固形化計画①:寒天あれこれ 投稿者:太朗 投稿日:2002/11/28(thu) 12:08:42
伊那食品工業さんの御協力で,様々な寒天を作ってみましたので御報告します.
①介護食用ソフト寒天(http://www.kantenpp.co.jp/products/prd0003.php?pno=00002&no=00202)
ポットのお湯(80℃)で溶ける寒天で,嚥下訓練で使われる軟らかい寒天です.実際調理してみると固形化を保つぎりぎりの硬さで,嚥下訓練には適していますが,経管栄養剤としては軟らかすぎました.
②介護食用ソフト寒天
この製品は①と同様に嚥下訓練用で,やはりポットのお湯で溶ける製品です.硬さはゼリーぐらいかな? 少し粘り気があるところも,ゼリーに似ているように感じました.この製品も①と同様に経管栄養剤としては少し軟らかいように思いました.
③手づくりぱぱ寒天(http://www.kantenpp.co.jp/products/prd0003.php?pno=00002&no=00204)
この製品は硬さは普通の寒天でありながら,ポットのお湯でも溶けることを特徴としています.どういうものか解りませんが,厚生労働省許可保健機能食品にもなっているものだそうです.調理してみると,確かにポットのお湯でも作れ,しかもしっかり寒天してます.寒天特有のこりこり感とすべすべ感もあり,形態的には①②よりもいい感じです.ネックがあるとすれば寒天クックよりやや高価なところでしょうか?(ぱぱ寒天=19円/g 寒天クック=12.5円/g)
④総括
今回はポットのお湯で手軽に作れる寒天のラインナップについて御紹介しました.胃瘻で使う場合において,この3品で比較するなら「手づくりぱぱ寒天」がベストです.従来ある「寒天クック」との使い分けですが,ポットのお湯で簡単に作りたいと思うのなら「手づくりぱぱ寒天」,お鍋を使って作る手間に抵抗を感じない人や,病院のように大量に調理する場合は「寒天クック」かナーという感じがしています.
[No.360] 経腸栄養剤固形化計画②:ポットのお湯で作る固形化栄養剤 投稿者:太朗 投稿日:2002/11/29(fri) 08:28:46
経腸栄養剤を患者さんの状態に合わせて希釈を行い,ポットのお湯で簡単に作る方法の実体験談を御紹介します.
【手順】
①20ml程度の冷水と「ぱぱ寒天」2gを混合し撹拌,寒天を水になじませる
②上記寒天水にポットのお湯300mlを入れかき混ぜる
③人肌に暖めたラコール300mlに②の寒天溶液を混合し撹拌
④冷所で保存し凝固させる
この方法で丁度良い硬さに調理することが出来ました.ちなみに「ぱぱ寒天」のパッケージにある作り方では,水分2gに対し300mlの水で溶解とあります.実際この濃度で水を固形化させたら,あんみつ程度の硬さで,チョット固い印象がありました.また熱したラコール原液300mlと「ぱぱ寒天」2gを混合し凝固させたところ,こちらもしっかり固まりました.乳成分が多いと凝固がしにくいのではと考えていたボクの考えが間違いだったと思います.この場をお借りして謝罪いたします.
[No.364] 経腸栄養剤固形化計画③:粉末寒天をうまく溶かすコツ 投稿者:太朗 投稿日:2002/12/02(mon) 10:15:06
固形化計画①ではポットのお湯で溶かせる寒天を紹介しました。しかし実際はポットのお湯に粉末寒天を入れると、ダマが出来てしまい溶解に難渋をします。ダマは粉末寒天が溶解し始めた状態で、ゼリー状に固まってしまう状態です。そのためその対策として、まず冷水(水道水)に粉末寒天を加えて粉末が溶解しない状態で撹拌し、水になじんだところで湯をつぎ足せばうまく溶解できる事に気づきました。ただ冷水の量が多いと、その後にお湯をつぎ足しても温度が上がらないので、1g当たり10ml程度が良いのではないかと思います。水になじました粉末寒天にお湯を注ぐと、一見サッと溶解するように見えますが、目を凝らしてみるとしっかり粉末が残っているので、1分程度はしつこく撹拌して充分効果が発揮できるようにしましょう。
[No.380] 経腸栄養固形化計画④:固形化経腸栄養剤の注入容器 投稿者:太朗 投稿日:2002/12/16(mon) 17:38:57
固形化経腸栄養剤の投与を行う際のネックの一つに,投与方法の問題があります.注入容器の問題です.固形化経腸栄養剤の投与方法が,このHP内「ワンポイントアドバイス」やボクの老年医学会誌症例発表で紹介されていますが,注入容器はプラスティックディスポシリンジ(いわゆるカテーテルチップ)を使用しています.カテーテルチップを使用する際,身近にある器具ですし用量もわかりやすいという利点はありますが,投与を受ける方が多くなると,冷蔵庫の中がシリンジだらけになってしまい,取り違えの問題も発生します.
ちょっと前になりますが,HEQ研究会の演題で鶴岡共立病院からの発表があり,そこでは100円均一ショップで購入した容器を使用とあり,あちらこちらと探していましたが,やっと探し当てましたので御紹介します.(結構苦労しました!) とりあえず2つ紹介します.いずれも胃瘻チューブへ直接接続ができます.何か他に良いものをご存じの方は是非教えて下さい!
容器①
商品名:液体容器300ml 液体容器200ml
用量:300ml,200ml
形状;円筒形
製造元:貿易雑貨株式会社
電話番号:06-6754-0357
HP:なし
主な販売先:100円均一ショップ
一口紹介:円筒形なので冷蔵庫に収まりやすく,計量目盛りもあり便利です.フタの色が何種類もあり,患者さんの識別にも有効かもしれません.
容器②
商品名:ドレッシングポット(大)
用量:360ml
形状;洋ナス状
製造元:イノマタ化学工業株式会社
電話番号:072-237-1351
HP:http://www.h3.dion.ne.jp/~inomata/
主な販売先:100円均一ショップ
一口紹介:マヨネーズの容器のような先細り形状です.固形化栄養剤の注入にはこの形状の方が良いかもしれませんが,計量のマークはついていません.こちらもいろいろな色があるようです.
[No.400のレス] 経腸栄養剤固形化計画⑤:寒天クックの業務用包装を発見 From:太朗 2003/01/31(fri) 17:09:40 [MAIL] [HOME] 粉末寒天際大手である伊那食品工業さんの名古屋支店に行って来ました.店内には各種寒天製品の陳列があり,寒天製品の試食もできました.同社の製品ラインナップは把握しているつもりでしたが,今まで知らなかった業務用包装があったので,御紹介します.
かんてんクック4gスティック8本入り:430円(1本53.75円)
かんてんクック4gスティック18本入り:950円(1本52.78円)
かんてんクック4gスティック20本入り:1050円(1本52.5円)
かんてんクック4gスティック100本入り:4500円(1本45円)
(ちなみに)
手作りパパ寒天2gスティック10本入り:380円(2本76円)
「手作りパパ寒天」は調理が簡単ですが,毎日使うなら「寒天クック」かな?
[No.400のレス] Re:長文御免! 寒天の亡者による経腸栄養剤固形化計画総集編 From:もっち 2003/02/01(sat) 16:48:41 [MAIL] 太朗先生こんにちは、訪問看護師のもっちです。
業務用はスーパーなどでは売っていないですよね?伊那食品工業さんに注文すれば送っていただけるのでしょうか?
[No.400のレス] Re:長文御免! 寒天の亡者による経腸栄養剤固形化計画総集編 From:まりる 2003/02/03(mon) 01:26:56 [MAIL] [HOME]太朗先生、先日はアドバイスありがとうございました。
こういう風にまとめていただくととても見やすくわかりやすいです。
もっちさん
伊那食品工業さんはずいぶん前から電話などによる通販をされていますよ。
私は知り合いから「かんてんパパ」と言うおやつにもなる色々なフレーバーのゼリーをもらって、美味しかったので取り寄せた事があります。
今になって、娘の栄養摂取の必需品になることはその頃は想像もしていませんでしたが・・・
最近では大きいスーパーや東急ハンズなどで見かけますが、業務用などは直接取り寄せた方が早いように思います。
[No.400のレス] Re:長文御免! 寒天の亡者による経腸栄養剤固形化計画総集編 From:もっち 2003/02/03(mon) 12:45:11 [MAIL] まりるさん、もっちです。
ご回答ありがとうございます。
[No.400のレス] Re:長文御免! 寒天の亡者による経腸栄養剤固形化計画総集編 From:かんてんぱぱ 2003/02/05(wed) 14:37:23 [MAIL] [HOME]こんにちは。はじめまして。
粉末寒天のメーカー、「かんてんぱぱ」の伊那食品工業と申します。
経腸栄養剤を寒天で固形化されるということで、
太朗先生が弊社の「かんてんクック」をはじめ
色々な寒天製品をご紹介くださったご縁で、
このサイトにお邪魔しました。
「かんてんクック」の購入方法について
お問い合わせがあったとの事でしたので、
ご案内させていただきます。
「かんてんクック」は、通信販売でお求めいただけます。
通信販売では、「4g×18袋入」と、「4g×100袋入」の
2つのタイプを販売しております。
ご注文は、
お電話なら フリーダイヤル 0120-321-621
FAXなら フリーダイヤルFAX 0120-321-677
また、かんてんぱぱのホームページhttp://www.kantenpp.co.jp
のオンラインショップからもご注文いただく事ができます。
寒天製品のパンフレットもご用意しておりますので、
お電話、メールなどでお気軽にお申し付けください。
また、寒天についてのご質問のお気軽にどうぞ。
よろしくお願い申し上げます。
[No.400のレス] Re:長文御免! 寒天の亡者による経腸栄養剤固形化計画総集編 From:太朗 2003/02/07(fri) 19:19:37 [MAIL] [HOME]かんてんぱぱさん 御回答ありがとうございました. 今後とも御指導のほどよろしくお願いしますね.
[No.400のレス] 経腸栄養固形化計画⑥:注入容器における 注射器vsドレッシングポット From:太朗 2003/03/29(sat) 11:44:44 [MAIL] [HOME] 固形化栄養剤の投与で問題は周知の通り「調理の手間」と「専用の注入容器がない」点です.専用の容器に関しては前述にドレッシングポットの御紹介をさせていただきました.多くの施設や在宅では,ドレッシングポットが歓迎されていますが,ボクの出入りをしている老人保健施設では,最近ドレッシングポットを止め注射器に変えるという判断が現場で成されました.この変更をみて「いろいろな意見があるんだナー」と感慨深く感じ,改めて各々の違いを挙げてみることにしました.
● 注射器を利用した注入の利点
・注入時のさほど力を要さない
・比較的固い固形化剤も注入可能
・医療機関での入手が可能(買いに行かなくてもいい)
・濃度の濃いものと薄いものの組み合わせでカロリー調節ができる
● 注射器を利用した注入の欠点
・かさばる(冷蔵庫が占拠される)
・高価
・投与者の取り違えをおこしやすい
○ ドレッシングポットを利用した注入の利点
・かさばらない
・安価
・耐用性が高い(注射器のようにシリンジが動きにくくなるなどの問題がない)
○ ドレッシングポットを利用した注入の欠点
・注入時比較的力が要る
・栄養剤を硬めにすると注入しにくくなる
・100円ショップまで買いに行かなくてはいけない
(誰が買いに行くかの問題で,もめた病院もある・・・)
[No.400のレス] Re:長文御免! 寒天の亡者による経腸栄養剤固形化計画総集編 From:平成の一休さん 2003/03/29(sat) 12:40:34 [MAIL] [HOME]情熱の人”もっちさん”こんにちわ~「平成の一休さん」です。太朗先生のご推薦の「寒天パパ」シリーズは大変な好評です。”まりるさん”のコメントにありますようにバライティーに富んだ商品が一杯あります。私の場合は「パンフレット」を伊那食品工業株式会社の担当者:田中様から送付して頂き自分(若者向き!!!)の好みに合わせて選定して注文致しました。パンフレットにはHPよりももっと詳しく案内してありますので患者・家族の皆様のご希望に添って限りなく好みに合った商品確認出来るメリットがありますのでご推薦いたします。でわでわ~(mToT)/~~~サラバジャzzz合掌三拝。
[No.400のレス] Re:長文御免! 寒天の亡者による経腸栄養剤固形化計画総集編 From:わかば 2003/04/04(fri) 08:22:46 注入の際の器具ですが、ドレッシングポットもいろいろ試してみましたが力の入れ加減が難しく、今はタッパーなどで作った寒天をカテーテルチップで吸って注入しています。注射器で作ると経費がかかってしまうので、、、
皆さん、ドレッシングポット難しくないですか?
[No.400のレス] 人それぞれかな と From:太朗 2003/04/05(sat) 14:35:51 [MAIL] [HOME]わかばさんこんにちは 寒天の亡者です.
ボクが観させてもらっている方で,若葉さんのようにタッパーで作った寒天をカテーテルチップで吸引し,注入している方がみえます.その方(というか介護者)は,わかばさんの様にドレッシングポットをあきらめた方です.この方法の場合寒天を吸引する手間がありますが,冷蔵庫の中は整然とします.いろいろな方法があって良いのではないでしょうか?
補)ドレッシングポットからシリンジへ吸引する方法もありかも
[No.400のレス] 訂正! From:太朗 2003/04/05(sat) 14:37:18 [MAIL] [HOME]↑「観させて」でなく「診させて」でした.大変失礼しました.
[No.478] 下痢対策 ことごとく失敗(T-T) From:ももかずた 2003/04/04(fri) 23:07:16 特養の看護師です。
下痢がずーーーーーぅっと続いている入所者がいます。
現在7名のイロウの入所者がいますが、メーカーはここ数年同じで「MA-8 1.5」をつかっています。
濃いいからいけないのかと思い同じものの1.0にしてみたり、乳糖の入ってないものにしたり栄養士と相談していろいろ試してみたのですがかわりません。
注入速度をかなり遅くしたり 繊維も毎食事入れ始めましたが改善見られず、固形化にふみこむことになりました。
最初に手間の少ないとろみアップを使って効果を見ることにしました。1週間やってみましたがまったく変化なし。
効果が上がらないのなら・・・と結局数日前より下痢止めを使い始めました。
ここ2ヶ月の苦労が身にならなかったのでちょっとへこんでます。
下痢止めで止まればそれで解決でしょうか。原因はなんだったんでしょう。
どう考えたらいいのかわからず スッキリしません。
とほほ。。
[No.478のレス] Re:下痢対策 ことごとく失敗(T-T) From:もっち 2003/04/05(sat) 11:21:07 [MAIL] ももかずたさんこんにちは、訪問看護師のもっちです。
是非、簡易検索機能(この掲示板の一番上にあります)をご利用され、「下痢」と入れて検索してみてください。過去にさまざまなアドバイスが飛び交っております。非常に参考になりますよ。
[No.467] 内臓逆位の方の胃瘻(PEG)造設について From:悩める消化器科医 2003/03/24(mon) 10:28:13 さて今回、内臓逆位+ファロー4徴の患者さんの胃瘻(PEG)造設を依頼されました。ファロー4徴によるうっ血のため肝脾の著明腫大を認め、しかも内臓 逆位のため胃が腹部右下方に著明に圧排されており、PEG挿入部位は恐らく右側腹部(右腎の腹側)になると思われます。穿刺ルートに大腸などが介在し、不可能であれば外科に依頼しようと考えておりますが、この位置からの通常のPEG造設は可能でしょうか?また造設後、PEGがうまく固定されますでしょ うか?御教示頂ければ幸いです。
[No.467のレス] Re:内臓逆位の方の胃瘻(PEG)造設について From:konkon 2003/03/24(mon) 12:42:57 こんにちは。外科医のkonkonです。
胃と腹壁の間に他の臓器がなければ基本的に胃ろうは可能だと考えます。当院では開腹手術された患者さんに胃ろうを行うときにはCTであらかじめ評価をおこなうこともしています。また、実際に胃ろうを作る際には、内視鏡で胃をぱんぱんにした状態で透視を行い、大腸などがかぶってないかを確認します。もし、大腸がかぶってる場合は体位変換で可能になることもあります。
どうしても穿刺ができないときは開腹でおこなうか、PTEGの適応になるとかんがえます。
[No.467のレス] Re:内臓逆位の方の胃瘻(PEG)造設について From:徳弘直紀 2003/04/05(sat) 10:28:35 [MAIL] to konkon Dr.
先日、内視鏡より胃内に脱気水を注入しながら、体外から超音波にて安全な穿刺ルートを確認して何とかPEG造設に成功しました。やはり刺入部はかなり右側腹部寄りになってしまいましたが、造設後特にトラブルもなく経過は良好です。当初内視鏡的造設は諦めかけていましたが、先生のアドバイスのおかげだと私はもちろん患者さんの御家族も大変感謝しております。御教示頂き本当に有難うございました。
[No.477] 便秘ぎみですが、固形化は向かないのでしょうか? From:ぴょんちゃん 2003/04/04(fri) 16:47:28 またまた、お邪魔します。ぴょんちゃんです。
固形にしてみたいと、看護士に相談したところ「今は便秘ぎみで、流したら排便する状態なので、固形にしたら便が出にくくなるから向きませんね」と言われました。
しかし、胃ろうを造設し流し始めて3日頃より発熱しはじめました。CTを撮ったところ、肺にかげがあるようでそれが悪さしているようだとのことでした。と、いうことは誤嚥性肺炎ではと素人の私は思いました。今はセファメジンを投与しているので、だんだん熱は下がってきているようです。落とす速度を緩めるなどをしないとまずいですよね。以前「落とす速度は?」と尋ねたところ「あまり神経質にならなくていいですよ」と言われました。あれぇ?
栄養士に栄養指導を受けたいと申し出ても、栄養剤ですからたいじょうぶですよと、家族の気持ちを察してくれません。
以前のレスにもありましたが、「PEGを造設したら医者の仕事は終わり」っていう感じがしてなりません。便秘ぎみなら、食物繊維をとってみましょうか?こんなアドバイスがほしいところです。主治医が、リハビリ科なので無理なのでしょうか?
こんな状態なので度々お邪魔することになるとおもいますので、よろしくお願いします。
最後になりましたが、太朗先生、お返事ありがとうございました。
[No.477のレス] Re:便秘ぎみですが、固形化は向かないのでしょうか? From:おサル先生 2003/04/04(fri) 18:26:43 [MAIL] ぴょんちゃんさん、はじめまして。おサル先生と申します。
かんてんの栄養剤固形化は、誤嚥性肺炎の予防にも、便通コントロールにも良い感触を得ています。私もおすすめします。
>「PEGを造設したら医者の仕事は終わり」
そうならないように私たちはがんばりたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.475] 消化態栄養剤と半消化態栄養剤の違いについて From:ぴょんちゃん 2003/04/03(thu) 01:06:58 初めまして。
1週間程前に父が胃ろうを造り、間もなく退院します。このHPを拝見し「消化態栄養剤」と「半消化態栄養剤」という2つの栄養剤があることを知りました。何が違うのでしょうか?
固形にしてみたいのですが、どちらでも可能なのでしょうか?教えて下さい。
座っていると「痛い」らしいのですが、だんだん痛みは薄らいでいくのでしょうか?
[No.475のレス] Re:消化態栄養剤と半消化態栄養剤の違いについて From:太朗 2003/04/04(fri) 14:55:44 [MAIL] [HOME]ぴょんちゃんさんこんにちは 開業医の太朗といいます.
消化吸収という言葉を聞かれたことがあります.食べ物は体に吸収するとき一端分解され(消化),体に取り込める成分になってから体に入ってくるのです(吸収).この体に吸収される状態に分解した状態(消化された状態)にどの程度なっているかにより,半消化体~とか完全消化体~いう名前がつくのです.
勿論どちらでも固形化は可能です.
[No.474] PEGボタン型のシャフトについて From:やんさん 2003/04/01(tue) 21:27:39 こんばんは。看護師のやんさんです。
今、私の勤めるところではいろいろな病院から紹介があり、シャフトの長さがやたら長いことや、短いこともあります。自宅での交換時うちでは、シャフトの長さ設定はいままでボタン型バンパータイプが主流だったためシャフトの長さの種類も少なく、少し余裕のあるように目安できていました。
でも今度からボタン型バルーンタイプが主流となり、シャフトの長さの選択幅が広がりました。業者さんには、専用メジャーを使用して座位やベットアップ(実際になる場合)と仰臥位で測定し平均か長いほうを選択することと言われました。そうするつもりなんですが、2mmくらいの余裕でよいというのですが、どうでしょうか?座位時の具合もみるのでいいのでしょうか。現在は1cm前後の余裕を設けるように努めています。
[No.474のレス] Re:PEGボタン型のシャフトについて From:太朗 2003/04/03(thu) 12:23:07 [MAIL] [HOME]やんさんこんにちは 開業医の太朗といいます.
●専用メジャ-について
正直なところメジャーって使ったことありません.胃壁腹壁間距離は胃瘻チューブについている目盛りを読めばわかりますし,たとえ目盛りが見えなくても,チューブを抜去するときに体表面のところをマジックなんかでマーキングしてチューブを抜去し,胃内固定板方の距離を測定しても解ります.ボクが患者さんなら,チューブの交換は短時間で痛くなくサッサッと終わらしてもらいたいと思います.ので,患者さんにもそうしています.
●ボタンの長さについて
ボクは体外固定板が1cm程度浮くようにしています.この距離なら坐位でもチューブがきつくなることはありませんし,ちょっとチューブが出ていた方が接続するときにチューブがつまめて楽だからです.
皆さんは,どうしているのかな?
[No.474のレス] Re:PEGボタン型のシャフトについて From:やんさん 2003/04/03(thu) 21:43:18 太郎先生こんばんは。返信ありがとうございます。
実際のところ、私も患者様の負担のことを考えるとやはり素早い交換が望ましいと思います。太郎先生の方法だとたしかにコストもかからず負担も少ないのかもしれません。でも現在CMIのボタン型バルーンタイプはシャフトの長さが細かいので、少し心配です。できるだけ患者様にあったものをとも思いますが、大きな病院ではないので在庫を抱えるのはあまりうれしくありません。また交換して短かったり長い時は早めの交換したほうがスキントラブルのことを考えるといいのかなと思いますが、コストが・・・
いままで1cm程度の上下ゆるく動く感じでやってきたのですが、あまり長いと空腹時に胃壁にあたったようにも思いますがそのへんはいかがでしょうか?
[No.473] 「PDN通信」購読者の皆様へ From:PDN 2003/03/31(mon) 18:14:46 「PDN通信」3号(4月1日発行)10ページ、Webセミナー2で、この談話室の内容を紹介しておりますが、もっちさんからの書きこみに、もっちさんご自身から次のような訂正のご連絡が届きました。
「H15年4月からの介護報酬改正の説明会があり、800ページ以上にもおよぶ改正前後の比較表が載っている資料を頂いたので、読みこんでいて気がつきました。
老企第58号「特定診療費の算定に関する留意事項について」の中で「経口での摂取が困難な患者への特別食は、基本食事サービス費の特別食加算の場合と異なり、別食に含まれる」とありますので、「PEGからの経管栄養に関しては、介護保険上は特定療養費の特別食という扱いになり、基本食事サービス費1920円/日(常勤管理栄養士が配置されている場合は2120円/日)+介護栄養指導178単位×10円=1780円/月と思います。」
のくだりの、老企第58号「特定診療費の算定に関する留意事項について」ですが、これは、介護栄養指導が取れるかどうかについての留意事項だったのと、
「経口での摂取が困難な患者への特別食」は経管栄養ではなく、嚥下困難な方が食べる特別な流動食(ミキサー食等)という意味のようです。したがって、PEGからの経管栄養に関しては、{基本食事サービス費(常勤管理栄養士が配置されている場合)2120円/日+特別食加算350円/日}×日数+介護栄養指導178単位×10円
となります。ゴメンナサイ。」
…とのことです。
編集部の勉強不足をお詫び申し上げますと共に、みなさまにおかれましては、それぞれご確認いただけますようお願い申し上げます。
[No.460] 胃ろうチューブの洗浄 From:うさこ 2003/03/18(tue) 23:02:31 [MAIL] 教えてください!
胃ろうチューブ、洗浄ってしたほうがよいのですか?
もしもするとしたら頻度はどれくらいでしょうか?
それからチューブの中は、ブラシであらった方がいいのですか?
なにかの記事で、酢をチューブに入れると良い?と聞きました。ご存知の方がいましたら教えてください。
[No.460のレス] Re:胃ろうチューブの洗浄 From:太朗 2003/03/21(fri) 21:16:15 [MAIL] [HOME]うさこさん こんばんは 開業医の太朗と言います.
胃瘻チューブは栄養剤注入後10倍で薄めた酢を注入して汚染を防いでいます.効果は結構なもので結果的に胃瘻チューブの洗浄は行っていません.希釈酢酸水は注入した後にチューブを折ってから注射器を外してフタをして,チューブの中から流れ出さないようにするのがコツです.
[No.460のレス] Re:胃ろうチューブの洗浄 From:moemoe 2003/03/24(mon) 08:11:24 ● 胃瘻チューブの洗浄
太郎さんの方法が一般的です。
● PDNから提案
患者さんのご家族からブラシのアドバイスがありました。ブラシは使いやすいそうです。さっそくPDNでブラシを造り、PDNブラシというネーミングで販売することにしました。ご期待下さい。
[No.460のレス] Re:太郎さん From:うさこ 2003/03/28(fri) 00:52:23 [MAIL] お返事ありがとうございました。
早速試して見ます!
[No.436] 流動食固形化 From:ヒロえもん 2003/02/17(mon) 11:40:35 太郎先生、おサル先生、皆様、こんにちは。やっと3日間の連休を勝ち取り談話室に復活のヒロえもんです。
さて、流動食固形化の準備が整い本日より実験?を開始しました。固形具合、使用感、下痢などの体調変化を身をもって試し(^_^;)いずれ報告します。流動食を快適かつ安全に摂れるように貢献できればとの思いです。では(^^)/~~~
[No.436のレス] Re:流動食固形化 From:おサル先生 2003/02/19(wed) 12:09:39 [MAIL] ヒロエもんさん、こんにちは。おサル先生です。
かんてん固形化は、介護者の方には大変好評です。
直接ご自身でなさる方の体験をお聞きするのは初めてなので、是非よろしくお願い申し上げます。きっと、皆さん、耳がダンボになって、ヒロエもんさんのご報告をお待ちしているものと思います。
[No.436のレス] 難問 From:ヒロえもん 2003/03/25(tue) 11:27:44 皆さん、こんにちは。
訳あって流動食(ここでは今まで報告されていない種類の流動食)固形化から撤退します。
[No.436のレス] Re:流動食固形化 From:太朗 2003/03/25(tue) 16:55:04 [MAIL] [HOME]ヒロえもんさん こんにちは 太朗です.
↑アラ残念です.
[No.436のレス] Re:難問 From:おサル先生 2003/03/27(thu) 00:55:50 [MAIL] ヒロえもんさん、こんにちは。おサル先生です。
かげながら応援しておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.464] PEGに関するピア・カウンセリング&セカンドオピニオン From:もっち 2003/03/22(sat) 19:44:40 [MAIL] 皆さんこんばんわ、訪問看護師のもっちです。
朝から、仕事で12時間近くブッ続けでパソコンを叩いてケアプランの見直しをしていたので、吐き気がしそうです。(@o@)
それはさて置いて、パーキンソン病の利用者さんのことでご相談があります。
30代でパーキンソン病を発症し、現在65歳。パーキンソンYahr分類ステージ4、生活機能障害3度で、薬が効いているときは短距離のつかまり歩行が可能ですが、動けない時は全く動けません。(どちらかと言うとほとんど寝たきりに近くなってきています)嚥下障害・上肢の不随運動等で、調子が良い時で食事に1時間半~2時間。調子が悪いと3時間以上かかります。1日中食事をしているような状態ですが、トロミやキザミなどの嚥下食は嫌いで、普通食を摂取しています。薬も上手く飲めず、薬効に変動があり、幻覚症状もあり、奥様の介護負担も相当なものです。夏になると脱水症状となったり、褥瘡ができたりした事もあり、体力のあるうちにPEGを造設したらどうかと、主治医にも勧められていますが、本人はPEGにするなら死んだほうがましだと拒否しています。訪問看護にお邪魔する時も、時々それとなくPEGとは何か、利点欠点等織り交ぜてお話するのですが… 奥様はPEGを造設した方がよいのではないかと思っていらっしゃるのですが、同じ病気の方でPEGを造設した方を見たことも・聞いたこともないし、実際どのようなものかもわからず不安なご様子。本日、「おなかに小さな口」の本をお貸しして読んでいただくことにしました。次回はPDNの体験記をプリントアウトして読んでいただこうかと思っています。ビデオのないお家なので、ビデオを見ていただけないのが残念です。
PEGメイト(特に同じ病気)の方から、実際のお話を聞くことができたら、色々な意味で参考になるのではないかと思うのですが、なかなか難しいですよね~
また、PEGの大家といわれる先生とお話して(セカンドオピニオン)、色々なお話が聞ければとも思うのですが、外出も困難ですし、在宅主治医は内科医(専門は呼吸器)で、専門医は神経内科、PEGについては、訪問看護師のほうが知識があるかも・・・という状況です。
私達訪問看護師は、PEGを造設すれば、栄養・水分補給と内服の確実な投与ができ、状態が安定するのではと思っています。もちろん、食べる楽しみがなくなるわけではないので、何時間かけてでもご本人の気がすむまでお食事をしていただけるし、1日1食しか食べられない時でもPEGから栄養・水分補給ができるし、何より奥様の負担がかなり軽減されます。(大学病院受診の日は、朝4時起きで朝食の介助をするのですよ!)
どなたか、よいお知恵をお持ちの方、教えてください。
ご本人のお気持ちも、奥様のお気持ちもわかりますので、果たしてPEGを造設することを勧めることが、本当によいのかも悩んでおります。
進行性の難病とは辛いものですね。
[No.464のレス] Re:PEGに関するピア・カウンセリング&セカンドオピニオン(^o^) From:平成の一休さん 2003/03/22(sat) 23:43:57 [MAIL] [HOME]”もっちさん”こんばんわ~いつもいつも「気合の篭った」気迫に圧倒されております。訪問看護師さんのお仕事って言葉では言い合わせられない位の困難が待ち受けておりますよね。本当にご苦労様です。さて、ピア・カウンセリグに使用出来そうな資料を本日只今送信致しましたので利用可能であればご利用なさって下さい。(^o^)/~~さいなら~合掌三拝
[No.464のレス] Re:PEGに関するピア・カウンセリング&セカンドオピニオン From:PDN 2003/03/23(sun) 09:15:36 以前、パーキンソン患者(弟)のご家族(姉)から、PEGについてのご相談がありました。それは大学病院の主治医から、「やがて病状が進行して嚥下が出来なくなった場合の心構えとして、経鼻チューブかPEGかの選択肢を提示された」ので、PEGを詳しく知りたいというご相談でした。
PDNではPEGの手技、ケア、栄養投与などがわかるビデオをご覧戴きました。胃ろうについての知識のない方でしたが、よく理解できたと喜ばれました。その後の病気の進行状態や栄養摂取の方法などはお聞きしてしておりませんので、答えにならなくて申し訳ございませんが、その大学病院はパーキンソンでは権威のある専門医がおられ、そこでPEGが選択肢になっているという事実を教えられた次第です。
病気の個別性を判断し、その患者さんにとってベストの医療を選択し、患者さん・ご家族に提案していただくのは主治医の責務と思います。PDNではいろいろな資料もご用意しますので、まずは主治医のお考えをお聞かせいただきたいと存じます。
[No.464のレス] Re:PEGに関するピア・カウンセリング&セカンドオピニオン From:moemoe 2003/03/23(sun) 15:57:08 ● 一番大切なのは本人の意思
意思表示ができる方にとって最も優先されるべきことは、医学的にどうかではなく、本人の意思です。
● では、本症例はPEGを嫌がっているのだからPEGの適応ではないのか?
患者さんが、PEGを理解しているか否かが最も問題です。おそらく、PEGに関しては心情的に受け入れられないのでしょう。PEGが本人にどれだけの恩恵を齎すかは考えていないのではないでしょうか。
● 私は、こう説明しています
PEGは確かに変なところに穴があきます。しかも、口を経由しないで栄養が入リます。でも、患者さんが意思表示できる場合は、仮にほとんどPEGからの栄養補充であっても、自分の意思で栄養をしているのです。PEGは自分の第二の口であると説明します。あくまで本人の意思が反映される栄養だと強調します。
● PEGの効用
本症例は、医学的には100%PEGの適応です。薬や水分の補充だけでもかなり状況が変わるのではないでしょうか。また、奥様の負担を考えると、治療選択に奥様の希望も考慮すべきです。家族も、在宅長期管理には無視できません。
● では、どうしたらよいのか?
一度PEGを試みることをお薦めします。使ってみていやなら抜いてしまえばよいのです。
● でも、一度PEGといってもどうしたらこのごんじゃ患者にどう説得したらよいのか?
これが問題です。ビデオがなければPCにCDでお見せしたら如何でしょうか?CDはPDNで考えます。患者ボランテアもよいのかも知れませんが、家に行ったりするのを嫌がるかも知れません。
[No.464のレス] Re:PEGに関するピア・カウンセリング&セカンドオピニオン From:もっち 2003/03/24(mon) 18:34:05 [MAIL] 皆様、丁寧なアドバイスありがとうございました。
PEGの事、ビデオ等の映像で見ていただくと理解がしやすいのだと思いますが、高齢者世帯にはビデオの無いお宅が多く、ビデオデッキを持ち運ぶのは大変です(私達は、自転車で訪問看護をしていますので、利用者宅につく前に壊れてしまいそうです)。ノートパソコンならリュックに入れていけば何とかなりそうですが… PDNで、CD・DVDなどの映像ソフトを作成していただく事は可能でしょうか?もし可能ならとても嬉しいです。
[No.464のレス] Re:PEGに関するピア・カウンセリング&セカンドオピニオン From:PDN 2003/03/26(wed) 21:28:38 ビデオの素材があればCD/DVDに変換することは難しいことではありません。しかしこれまでそのような要望がなかったため、PDNでは、ビデオ素材をCD/DVDへの変換はできておりません。
とは云っても、IT時代、インターネットで動画を送るのがあたりまえの時代になってきました。ご希望に応えたいと思います。少し時間を下さい。
[No.471] (^o^)かんてんパパ届きました(^o^) From:平成の一休さん 2003/03/25(tue) 23:49:21 [MAIL] [HOME]o(^-^)oワクワク・・皆さん~こんばんわ~「平成の一休さん」でっす~。表記のように【かんてんパパ】注文した分が宅急便にて届きました。今回は①「マンゴプリンの素」②「とろける杏仁」③「かんてんクック」④「ココナッツミルクの素」・・の4種類を購入致しました。商品の選定にあたっては厳選に厳選した結果【若い子風】に絞って注文しました。私もやっと30歳になりもう若者は卒業しなくては念いましたが←【嘘つけ、年を2倍もサバ読むな!】←☆(゜o(○=(゜ο゜)oバコ~ン!!・・う~んバレタカ~・・と言うことで終わりま~す。これから先はかんてんパパ作りで主婦業を自認する【チョンボ一休】は忙しくなりそうヨ~/では~サラバジャ^合掌三拝。
[No.470] チューブの管理 From:いっけ 2003/03/24(mon) 21:54:21 こんばんは訪問看護師のいっけです。
今回は、意識レベルが低いケースで無意識にチューブをひっぱてしまうため、ガーゼのハンカチで包んで腹帯で覆っている方のチューブ管理についての相談です。
腹帯は、体交・ギャジアップ等でいつも胸の方にずれてしまっています。これからの季節暑くもなってくるので、何か良いチューブ管理の方法はないでしょうか?
チューブ・バルーンタイプを使用しているので、ボタンタイプに変更する方がよいのでしょうか?
話は変わりますが、最近うちのステーションの利用者さんにもPEGの方が増えて来ています。ここで相談した事なども皆に伝えて、学習班?のような活動も始まりました。これからもよろしくお願いします。
[No.470のレス] Re:チューブの管理 From:もっち 2003/03/25(tue) 05:08:46 [MAIL] いっけさん、おはようございます、訪問看護師のもっちです。
クリエートメディック(株)の製品で、「PEGポケット」と言う胃瘻用腹帯をご存知ですか?腹帯にPEGチューブを通す穴があいていて、防水加工のポケットがついています。このポケットにPEGチューブを収納し、腹帯を体に巻いてマジックテープで止めます。栄養投与を行なう場合には腹帯をゆるめてPEGチューブをポケットから取り出して行ないます。無意識にチューブを引っ張ってしまう方にはポケットの向きを下向きにして(寝たきりの人ならよいが、起きられる人には使えない手ですが…)使用すると、手が入らないので良いようです。素材は肌着と同じ柔らかい素材ですので、汗も吸い取り肌触りも良好です。但しあまり体動の激しい方は、腹帯がズレてチューブが引っ張られる可能性がある為、使えない場合もあります。それと、PEG造設直後、瘻孔形成期間中はチューブ状態確認がしずらいので、トラブルの発見が遅れる場合がありますので、使用しないほうがよいです。資料請求すると、パンフレット等スグ送ってくれると思います。クリエートメディック株式会社TEL045-943-3929FAX045-941-1484です。
次回、この方のPEG交換時には、ボタンタイプの検討もした方がよいかもしれませんね。
[No.470のレス] 絶対に自己抜去できない方法!? From:陸の孤島の遭難者 2003/03/25(tue) 12:42:29 はじめまして、陸の孤島でPEG作成してます。
自己抜去をする患者さんはどんなことをしても抜いてしまわれますよね。抑制している患者さんが、ちょっと目を話した隙にNGtubeを抜いてしまうように・・・・
私たちは、ツナギの介護服を使っています。
ツナギはいいですよ。絶対に手はお腹に入りませんからね。
もし、どうしても対処できない場合には試して下さい。
[No.470のレス] Re:チューブの管理 From:いっけ 2003/03/25(tue) 14:10:51 ありがとうございます。さっそくPEGポケットの資料取り寄せてみます。ボタンタイプについても主治医と相談してみます。今回のケースはバルーンカテーテルも留置しているのでつなぎは難しそうです。別のケースでつなぎを使用したこともありますが、ちょっと購入してもらうのに高いのですすめにくいお宅もありますよね。介護関係の商品はどうしてこんなにするの?と思うことも・・・いろいろ工夫してみたいと思います。
[No.455] 頸部食道瘻 From:やす 2003/03/13(thu) 01:58:06 [MAIL] 初めて投稿します。管理栄養士をしていますやすと申します。
嚥下障害や摂食障害の患者様に対するアプローチを、特に最近重要と思っておりますが、わからないことが多く悩んでいます。どなたかご存知の方いらっしゃれば教えていただきたいと思い投稿しました。
①頸部食道瘻を内視鏡的に可能と聞いたことがあるのですが、情報が無い為、どなたかご存知の方情報提供願えませんでしょうか?
②Mチュ-プなど詰り安いとの問いあわせが多く、繊維の少ない物にとの要望が高いのですが、経腸栄養のチューブのつまりの原因とその対策があれば文献も含めてご指導願えれば幸いです。
③食塩の添加による浸透圧の変化及び蛋白質凝固の可能性は無いのでしょうか?
一般的なところもよくわかりません(恥ずかしいのですが)よろしくお願いいたします
[No.455のレス] Re:頸部食道瘻 From:みっくん 2003/03/13(thu) 08:06:22 [MAIL] ①頸部食道瘻を内視鏡的にというのは、おそらくPTEGのことが伝わる際に間違って伝わったのではないでしょうか?
PTEGだとすれば、内視鏡は普通は使用しません.エコーを使って経皮的に行います.詳しくは、この欄上の簡易検索からPTEG(経皮経食道胃管挿入術)で検索して下さい.(手抜きかな??)
③食塩の添加による浸透圧の変化及び蛋白質凝固の可能性は?について
食塩は当院では流動食ではなく白湯か薬と一緒に投与しています.(でも流動食に入れても料理にだけで塩を入れるのと一緒でかまわないのかなと思っていました.違うのでしょうか?どなたか教えて下さい.)
みっくんでした.
[No.455のレス] 追加です From:みっくん 2003/03/13(thu) 08:09:49 [MAIL] すみません.追加です.PTEGは全角でなく半角で検索していただくと造設方法もコメントされています.
[No.455のレス] Re:頸部食道瘻 From:はな 2003/03/13(thu) 16:57:48 塩分添加は多すぎると栄養剤は凝固します。時々利尿剤つかってるのに、低Naで栄養剤に塩分入れてほしいとかオーダーがきたりします。基本的には栄養剤の塩分量を加味して所要量を超えるような場合はお断りしています。栄養剤に入れても消化管を通してどれだけ吸収されるか不明ですし・・・輸液で管理できませんかとお願いすることもあります。
浸透圧は変わると思いますけどそこは勉強不足でわかりません。ただ、栄養剤に添加してあんまりNa濃度が高くなると水を引き込んで下痢しやすくなるような・・・と思っていますがどうでしょうか?
以前私も疑問に思ってメーカーさんに問い合わせたら、塩分を添加したりするんですかーーーって驚かれて、あんまりよくわからないかんじでしたね。やっぱり消化管にはいるものはアイソトニックがいいと思えば塩分添加の意味は実はないのかもしれませんね。
[No.455のレス] Re:頸部食道瘻 From:やす 2003/03/15(sat) 00:18:25 [MAIL] みっくん先生・はなさんありがとうございました。
現在、勤めている病院では、経管栄養に対しての認識が低く、食事と捕らえていないのでは?と思うこともしばしばです。
90床の小さな病院ですが、STを3人抱えていることもあり、嚥下障害や栄養状態の維持及びUPを管理栄養士も含めて、遅ればせながら、力を入れなければと感じている今日この頃です。
濃厚流動食に食塩を添加すると、なかなか解けずつまりの原因になったり、フラッシングなどの手技により、つまらないように工夫するのが一番なのかなぁと思いつつ??の部分で手技の部分までお願いできないのも現状としてあります。
PTEGを検討されている患者様に、もう少し検討の時間がほしいと感じていても、リスクや手技が解らないので、ベストチョイスなのだろうなぁ?と感じてしまいます。
まだまだ勉強不足で、大変勉強になりました。ありがとうございました。
[No.455のレス] ・・・・・!? From:陸の孤島の遭難者 2003/03/15(sat) 23:48:23 またまた、登場してしまいました。
経管栄養の基本的な考え方に関しての問題ではないでしょうか?
Naは追加するのは、簡単ですが、排出させるのは非常に困難な電解質です。そのため、一般的に経腸栄養剤は少しNaを控えめにしてあります。メーカーが認識していないのは、少し問題があるようですね。
まず、栄養剤はほとんどのものが、高張になってしまいます。そのため、栄養剤への食塩添加は良くないでしょう。当然、解けにくいですしね。
栄養剤注入の基本として、水分補給も栄養剤注入後に微温湯等を行ないます。そのときに、Na補充の必要があれば、追加すると良いと考えられます。等張(アイソトニック)にしたいなら0.9%程度にすればいいのです。もともと、水は低張ですから・・・
ちなみに、1日の塩分必要量と経腸栄養剤のNa濃度を計算すると、簡単に追加が必要かが判断できます。
蛇足ですが、低Naの原因が塩分不足であると考えるのは、とても危険ですよ。まず、他の原因を除外して下さい。急に心不全悪化なんてことが起こると大変ですよ。
[No.455のレス] Re:頸部食道瘻 From:はな 2003/03/16(sun) 18:20:10 [MAIL] 陸の孤島の遭難者さん、レスどうもです。
本当に低ナトの原因を理解してからにしてよねって思う時あるんですよー。病院でたいていたくさん塩分添加して欲しいというオーダーのときはその他の理由で低ナトの時が多いんです。先生方のほうでは栄養剤にいれればいいって認識なのかしらと思ったりして・・・・
在宅で長期に栄養剤を使っている時はやはり不足してくる方もいらっしゃるのではと思いますがどうでしょうか?
栄養剤がNa低めなのは分離凝固の関係で技術的に多くいれられないからだとメーカーさんに教えていただきました。最近でてきている栄養剤には少しずつ増えてきているようですよ。
それにしてもいつも的確なアドバイスで感服デース。
[No.455のレス] ありがとうございます From:やす 2003/03/24(mon) 20:50:10 [MAIL] 陸の孤島の遭難者さん、はなさん、勉強になります。
低Naの原因・・・そうですよね。考えておりませんでした。
今日、Drと話してみた所、前の病院の指示そのままで、再検討せずに、数ヶ月~数年たっている患者様もいるとの事・・・
実は、Naclが何gのオーダーが出ているかは、薬剤師さんに指示だしがあっており、管理栄養士に連絡がないのも事実、まだまだ信用もないのでしょう。でも皆さんのご意見大変勉強になりました。がんばります。
[No.461] タイトルなし From:おおタッチ 2003/03/19(wed) 16:44:22 とても久しぶりです。以前胃ろう造設後5日で抜去した子どもの母です。結局、栄養状態が悪くて抜去して傷口を縫ってもくっつかず絶食が続き、点滴も普通の血管では詰まってしまい・・・。もうこれまでか!と覚悟を決め、抜糸後また胃ろうチューブを入れました。ラコールや滲出液が多少漏れても栄養を入れる必要があるため続けたところ、快方に向かいやっとのことで退院できました。多少肉芽があるので、ユーパスタを塗っていましたが、現在の訪問看護医師は、リンデロンをべたべたに塗ってます。ここがお聞きしたいところです。いいのでしょうか?一応2週間を目安に塗ると言われましたが・・・?
あと、ろうこうの周りが1センチほどぐるっとピンク色というか赤色なんです。このままでいいのでしょうか?
今は、チューブの回りにガーゼを巻きつけてます。ろうこうにはぴったりとくっつかず、乾燥させる意味ではいいのかな?
10の目盛位のところでテープ止めするから、チューブが胃の中へいっぱい入り込むことも無いですが・・・。
チューブはバルーン型で16を使っています。
よろしくお願いします。
[No.461のレス] Re:タイトルなし From:moemoe 2003/03/24(mon) 08:22:29 状況(疾患名、年齢、疾患の進行度、PEGのキット名など)が解らないので、あくまで一般論ということで聞いてください。
● 不良肉芽の処置
リンデロンでは不良肉芽は治りません。但し、周囲の炎症に使うことはあります。
● 胃瘻周囲の発赤
これも文面だけからでは評価できませんが、おそらく胃液の漏れによる炎症と推測されます。まず、漏れた胃液を水で洗い流すことをおすすめします。
[No.462] 胃ろう固定水について From:調べています 2003/03/21(fri) 14:38:31 [MAIL] はじめまして
愛知県の特養で看護師をやっております。
利用者の方で胃ろうを造設された方がいます。
医師から胃ろうの固定水を水道水で交換するようにと指示がありました。胃ろうの固定水は蒸留水ではなくて水道水でもよいのでしょうか?聞いたことがありません。
よろしくお願いします。
[No.462のレス] ボクも実は水道水使ってます. From:太朗 2003/03/21(fri) 21:20:46 [MAIL] [HOME] こんばんは 開業医の太朗と言います.
僕も実は水道水を使っています.最も1週間に一度は,水の量の確認をかねて水の交換を行っていますが・・・.でも少数派の意見と思います.皆さんどうでしょうか?
[No.462のレス] Re:胃ろう固定水について From:陸の孤島の遭難者 2003/03/22(sat) 20:56:13 はじめまして、陸の孤島で遭難中の医者です。
おそらく、バルーンを製造しているメーカーさんに尋ねてみればわかると思いますが、医療用のバルーンは全て蒸留水を使うことになっていると思いますよ。
水道水でも、色んな不純物が入っており、析出物のため閉塞し、バルーンの固定水が抜けないことがないとはいえない・・・・からだ!
まるで、ダカラのコマーシャルみたいですが、実際に水道水で閉塞したことはありませんが、昔の膀胱用ゴムバルーンではよく閉塞し抜けなくなった経験があります。
やはり、問題になることを考えれば、添付文書にあるように蒸留水を用いるほうが無難ではありませんでしょうか?
やはり、抜けなくなった時の責任問題も発生しますし、基本に忠実が一番かと、思います。
[No.463] お尋ねします。 From:サスケ 2003/03/21(fri) 23:45:43 [MAIL] こんばんは、
老人保健施設で 栄養士として働いています。
お尋ねですが、胃ろうや腸ろうの患者様の、生化学データーについてお伺いです。
NaやK値の異常に気をつけることはもちろんですが、その他どんな検査項目に目を向けたらよいのでしょうか?
教えてください。
[No.463のレス] Re:お尋ねします。 From:みっくん 2003/03/22(sat) 07:17:57 [MAIL] お早うございます.
私が注意しているのは、電解質の他には、血糖値です.(すごく上がっていることがあります)BUNも上昇することが多いようですが、クレアチニンはあまり変わりません.また、栄養状態の指標としてリンパ球分画や、タンパク、アルブミン、コレステロール、コリンエステラーゼ、をチェックしています.貧血と肝機能のチェックも一緒にやってます.
他にはビタミンや微量元素、RTP(ラピッドターンオーバープロテイン)なども測りたいところですが、こちらは保険の関係もあり必要時のみの検査にしています.
みっくんでした.(ps今から名古屋に行ってきます.)
[No.459] 栄養剤の点滴と胃ろうについて From:教えてください? 2003/03/15(sat) 23:27:37 [MAIL] 85歳の母が、脳梗塞で先週入院しました。現在、左半身麻痺で点滴を受けています。先生から、点滴より胃に穴を開けて
栄養を注入するほうが良いといわれましたが、正しい方法で
しょうか。ちなみに母は、倒れる前から、食事は、茶碗半分くらいしか食欲はありませんでした。手術したほうがよいのか、今のまま点滴のほうがよいのか、私は、いまさら大して
良くならないのなら、手術しないで、点滴のままのほうがよいようにおもうのですが?
[No.459のレス] Re:栄養剤の点滴と胃ろうについて From:ヒロえもん 2003/03/16(sun) 11:31:53 あなたが言っている点滴とは何ですか?IVH?単なる水分補給の点滴?後者のことならば「水だけを飲んで生きなさい」と言っているのと同じです。
倒れる前から食欲がなかったのは他に病気があってのことですか?それとも生まれつき小食体質?
とにかく口から摂取できる栄養が不足していると主治医が判断して胃ろうを勧めているのだとおもいます。
私は嚥下障害で胃ろうを使っています。胃ろう造設検討時に医師から「胃に穴を開ける」と聞かされたときには不安で一杯でしたが、栄養状態の改善とケアの簡単さに感激しています。主治医の説明をよく聞き、分からないところはとことん質問して(ここでも優秀な人たちが相談にのってくれます)胃ろう造設決定にお母様の意思を尊重することが大切です。
[No.459のレス] ここは日本ですが・・・・ From:陸の孤島の遭難者 2003/03/16(sun) 20:06:25 脳梗塞で入院直後に、いきなり胃瘻の話を聞かされて、さぞ驚きのこととお察しいたします。
主治医の先生とご相談なさるのが、最良の方法であることは異論のないところですが、同じように胃瘻造設をしているものとして、早期胃瘻作成の必要性について説明させてください。
まず、脳梗塞がどのような状態であるかは不明ですが、胃瘻を勧められていることから推察すると、嚥下障害はあるようですね。勿論、脳梗塞でも徐々に麻痺が改善する場合があります。脳卒中患者の早期胃瘻作成は、安全な経腸栄養ルートを確保することにより、静脈よりの栄養より確実に栄養状態がよくなります。それが、しいては改善し、経口摂食が可能なまで改善する可能性を増加させ、入院期間を短縮することができます。
欧米では、脳卒中により嚥下障害が考えられた場合には、まず、胃瘻作成します。当院でも、ハワイで脳卒中になった男性が胃瘻よりの栄養のまま、発症3週間後に転院してきたことがありました。非常に栄養状態もよく、転院時には嚥下食を経口摂食可能となっておりました。その後、経口栄養が確立し、胃瘻を抜去し退院されました。この様な例は多くはありませんが、欧米では胃瘻は特別な処置ではないようです。
ここ日本では、胃瘻はまだまだ市民権を得ていないようです。
胃瘻をもっと一般の方々にも、よく知ってもらい、その必要性、安全性、危険性も含めて認知されるように、この場があると考えております。
患者さんご本人の意向もあると思われますが、家族の方々も主治医に十分な説明を受けた後、判断していただければ幸です。
[No.459のレス] Re:栄養剤の点滴と胃ろうについて From:教えてください? 2003/03/16(sun) 23:04:29 [MAIL] 早速、返事を頂き、感謝しています。胃ろう手術の必要性は、理解しました。ついでに教えてください。
手術の危険性は、どの程度あるのでしょうか?
また、手術後、注入する栄養剤は、1ヶ月で、いくらくらいの費用がかかるものでしょうか?
[No.459のレス] Re:栄養剤の点滴と胃ろうについて From:おサル先生 2003/03/17(mon) 13:19:38 [MAIL] 「教えてください?」さん、はじめまして。おサル先生と申します。ヒロエもんさん、お久しぶりです。
「陸の孤島の遭難者」先生、いつも臨床医としての力量を感じさせる素晴らしいご回答、敬服して拝見しております。
さて、ご質問の件ですが、栄養剤の費用は、保険の利く栄養剤を使用すれば1割負担の方で、栄養剤だけで月5000~6000円くらいになると思います(1日1200kcalとして)。えーっと、4000円くらいかもしれません。
ただし、在宅であれば、保険の通らない栄養剤を使用すると、全額自己負担となり、月30000から40000円になろうかと存じます。
施設へ入られる場合は、給食費の取り扱いになると思います。
胃ろう造設術自体の合併症の頻度をご紹介するよりも、お母さまの全身状態が内視鏡手術に耐えられる状態でいらっしゃるかどうかが、より問題ですので、この点については担当医の先生が一番わかっていらっしゃると思います。担当医の先生とご相談いただければ幸いです。
その上で、先生の説明でわかりにくいことなどを改めてご相談いただけると、より具体的なアドバイスを差し上げられると存じます。
施設に入る上でのデメリットがあるか否かもご関心がある点かと存じますが、これについては、地域差があります。
石川県のようにPEGがかなり普及している地域があれば、まったく認知されていない地域もあると聞き及んでいます。お住まいの地域の医療関係者の方に「相談室」上で呼びかけていただけると、「地域のPEG普及度」を把握する上でお役に立てるのではないでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。
[No.456] チューブ型からボタン型への交換について From:えびぴも 2003/03/14(fri) 12:14:44 [MAIL] 特別養護老人ホームの生活相談員をしています。
教えていただきたいことがあります。お願いします。80歳の男性の方ですが、レベルダウンで1ヶ月ほど前に入院、入院後4日目に、誤嚥性肺炎をおこされ、2週間ほど前に胃ろう造設となりました。チューブ型のタイプでの造設なのですが、この方は認知症状もあり、抜管、管をいじるなどの行為が予想され、できればボタン型がよかったなぁと思っているところです。
①造設したばかりの胃ろうの交換は可能でしょうか
②チューブ型の設置の仕方もボタン型とほぼ同様なのでしょうか
③チューブ型のメリットはあるのでしょうか
④ボタン型の設置は胃ろうの造設が可能な病院ならどこでもしてもらえるものでしょうか
あまりにも何も知らなくてすいません。よろしくお願いします。
[No.456のレス] Re:チューブ型からボタン型への交換について From:つっつーと申します。 2003/03/15(sat) 17:52:11 ①について・・・
当院は、造設は、チューブタイプで、ボタンへの交換は、
造ってから3週間後に行っています。
2週間で、一般的には大丈夫と言われてますが・・・念のためということで。
ところで、この方は、チューブタイプでも、胃の中は、バルーンタイプですかね?
バンパータイプもありますけど・・・
すみません。ふと、どっちかな?と思ったもので。
③について・・・
私の考えで言うと・・・ボタンタイプだと、接続(栄養チューブ)の接続が、高齢のご家族で、大変だからとの理由で、
チューブタイプを継続利用の方がいます。
ただし、事前に、ボタンとチューブタイプと、接続方法を
実際に行ってもらって決めましたけど。
事故抜去可能性があるならば・・・ボタンタイプを医師に
おすすめしてたりも。。。
④に関しては・・・看護師なのでわかりませんが
Drからのアドバイスお待ちください。
お役に立てたかわかりませんが・・・すみません。
私も、まだまだ未熟なもので。。。
[No.456のレス] Re:チューブ型からボタン型への交換について From:太朗 2003/03/15(sat) 20:24:33 [MAIL] [HOME]えびびもさん,つっつーさんこんばんは 太朗です.
①造設したばかりの胃ろうの交換は可能でしょうか
↓
胃瘻造設により胃と腹壁の密着を行い,瘻孔が完成したら出来上がりというわけですが,その瘻孔がチューブ交換による物理的不可に耐えるまでには3-6ヶ月かかるとポンスキー先生の本に書いてあります.勿論ボクも同意見です.今のチューブ,気に入らないかもしれませんが,できればその期間我慢を頂けないでしょうか? 脆弱な瘻孔の状態でチューブ交換を行うと,先端が腹腔内に入ってしまう場合もあります.
②チューブ型の設置の仕方もボタン型とほぼ同様なのでしょうか
↓
チューブの設置方法はチューブの長さ(ボタン型vsチューブ型)ではなく,胃内固定板の形状(バルーン型vsバンパー型)によって変わると思います.
③チューブ型のメリットはあるのでしょうか
↓
つっつーさんの御指摘にあったようにチューブ型の場合は「介護者」は楽のようです.(意外なことでしたが悪性腫瘍の減圧胃瘻の場合で,御本人がキットを選択する場合もチューブ型の方が人気がありました.) 胃瘻造設をした1ヶ月以内は,体外固定板による固定の強さをマメに変えることもあり,そのようなときもチューブ型が便利と思います.ボクが造設キットの選択を任された時は,初回造設時はチューブ型,その後は家族や介護者に決めてもらっています.
④ボタン型の設置は胃ろうの造設が可能な病院ならどこでもしてもらえるものでしょうか
↓
技術的には可能と思いますが,ボタン型チューブを完全否定している先生なら無理なのかな?
ところで皆さんの名前,本当にユニークですね.
[No.456のレス] Re:チューブ型からボタン型への交換について From:えびぴも 2003/03/17(mon) 07:50:54 [MAIL] ありがとうございました。更にご本人様の状態確認をしつつ、主治医の先生とご相談させていただこうと思います。
本当に勉強不足。更にお勉強をしなくては・・・と思いました。
ありがとうございました。
ちなみに「えびぴも」はリングネームなんですよ。ほんとうは「えびぴもどらごん」。